2014年12月26日金曜日

今年の出来事

今年も残すところあと僅かとなりました。
今年,蔵本分館では色々な出来事がありました。

来年も利用者の皆様のお役に立てる図書館であるよう,職員一同努力してまいります。
引き続きご支援,ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。


<年末年始のお知らせ>
図書館は来年1月5日(月)の8時30分まで休館します。
休館中の利用については,以下のとおりです。
  • 時間外特別利用を申請している方は8:30~24:00まで利用できます。
  • 暖房は入りません。
  • グループ学習室,ミーティングルームは利用できません。


※下の写真は,保健学科の学生さんからお申し込みを受けて24日に行った文献検索講習会の様子です。
図書館ではこのように,希望に応じた講習会を随時受付しております。
来年もどうぞお気軽にお申込みください
 

(KY)

2014年12月25日木曜日

冬季休業期間の開館時間情報

いよいよ年末年始ということで,今日の蔵本分館は17:00に閉館します。 グループ学習室などの利用も制限されます。詳しくはこちらの表をご覧ください。↓
休館日でも,時間外特別利用を申請済みの方は毎日8:30-24:00までご利用いただけます。
新たに申請したい方(学内の方に限る)は,12/25~12/26の8:30-17:00に受け付けていますので,お早めにカウンターまでお越しください。

また,すでに何件か問合わせがあったのですが,休館日は暖房が入りません

追い込みで勉強に集中したい方もいるかと思いますが,暖房のない館内はかなり冷え込みます。厚着をする,または,どこか暖かい場所で勉強するなどして,どうか風邪をひかないようにしてくださいね。

2014年12月24日水曜日

「エボラ出血熱・SFTS・デング熱」を知る(「実験医学」Vol33.No.1より)

今や世界中の人がその名を知る,エボラ出血熱。
日本では報道が少なくなってきましたが,今も西アフリカを中心に犠牲者が増え続けている現状をご存知でしょうか。


今日入荷した「実験医学」(Vol33.No.1)には,特別記事「エボラ出血熱・SFTS・デング熱」が掲載されており,ウイルスなどの目に見えない病原体の自然界における流れ,すなわち『病原体フロー』についての考察が書かれています。
具体的に取り上げているウイルスは記事名のとおりで,エボラ出血熱の他,日本で過去2年間に流行した重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とデング熱です。どれも近年よく耳にする言葉なので,ウイルスにあまり詳しくない方にも関心を持って読んでいただけるのではないでしょうか。
興味がある方は,1階新着雑誌コーナーでご覧いただけますので是非お立ち寄りください。




また,実は年明け1/7からのテーマ展示では「ウイルス」を開催予定です。
ウイルス全般の基礎知識から,インフルエンザなどの感染症対策,近年の動向などに関する図書を展示します。こちらにも是非足をお運びください。お待ちしています!

ご意見への回答(24時間開館について)

<ご意見>
24時間開館しましょう。
他大学はそうしてます。
ちなみに常三島は院生だけです。
また,21時に退出しなくてよくないですか?
(12月17日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。

24時間開館につきましては、今までにもご要望がありましたが、
現在の状況として、時間外特別利用の利用者数から、光熱費等の費用対効果の面や
安全性確保の面から,難しいと判断しております。

また,時間外特別利用のサービスは、申請に対し許可された人が利用できるサービスです。

寒い中皆さんの勉強を中断させるのは図書館としても大変心苦しいのですが, 許可された方のみ
が利用していただくためには閉館時の退館が必要となります。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

(KY)

2014年12月22日月曜日

はじめてのMendeley(26) 日本語の引用スタイルSIST02が追加されました

Elsevier社の2014年12月のニュースレターに,「Mendeleyが日本語引用スタイルSIST02に対応」という記事が掲載されていました。
エルゼビア・ニュースレター: 大学・政府機関向け 2014年12月号

確かに,スタイルで「SIST02 (Japanese) 」が選べるようになっています。

しかし,2015年前半のバージョンアップまでは,環境ファイルをマニュアルで書き換える,という手順が必要なのだそうです。
Elsevier社の下記のWebページに手順が掲載されています。
Mendeley: 引用スタイル((2015.3.9追記)現在は環境ファイルの書き換えが不要なため,記述が削除されています)

(2015.3.9追記)
環境ファイルの書き換えは,2015.2にリリースされたバージョン1.13.4で不要になりました。
こちらの記事もご参考ください。
はじめてのMendeley(29) 【日本語の引用スタイルSIST02】環境ファイルの書き換えが不要になりました
 
今日は取り急ぎお知らせまで。
詳しくはまたいずれお伝えできればと思います。

次の記事:はじめてのMendeley(27) Mendeleyのアプリが便利になりました

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

(KY)

2014年12月19日金曜日

Altmetric Top 100-2014

"Altmetrics"って ご存知ですか?
「知らない」という方も,電子ジャーナルのWebページを見たりする時に,ドーナツ型のイラストが入っているアイコンだったり,棒グラフのような形で出てくるのを見たことはあるかもしれません。
たとえばこんな感じです。
http://www.journals.elsevier.com/journal-of-experimental-social-psychology/altmetric-articles/

「情報管理 」55巻9号(2012年)に掲載されている坂東 慶太 さんの論文「Altmetricsの可能性 ソーシャルメディアを活用した研究評価指標」によると,「altmetrics(「alternative」と「metrics」を組み合わせた造語)とは,ソーシャルメディアを活用して研究成果のインパクトを「論文レベル」でリアルタイムに計量化する,新たな研究評価指標である」とのことです。

インパクトファクターが雑誌レベルで評価される指標であるのに対し, Altmetricsは論文レベルの指標ということになります。また,ツイッターやブログ,Mendeleyなどのソーシャルメディアの反応を調べているところが新しい点です。

このAltmetricsを分析するツールの1つを提供している,Altmetric.comのサイトに2014年版の”Altmetric Top 100”が掲載されました。
http://www.altmetric.com/top100/2014/

ソーシャルメディアでの反応が大きかった論文ばかりです。
興味のある方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

http://www.altmetric.com/top100/2014/より

(KY)

2014年12月18日木曜日

今日から使える!データベース・ウェブツール(実験医学増刊)

最近入荷された2014年12月10日発行の「実験医学」増刊号(32巻20号)では「今日から使える!データベース・ウェブツール 達人になるための実践ガイド100」と題した特集が組まれています。

ゲノム,遺伝子など生命科学系のデータベースや解析ツールなどの紹介がたくさん載っています。
それらの情報を探すツールの一つとして,このブログでも何度かご紹介した「統合TV」も第1章「データベースを探す/情報を探す」の中で紹介されています。

そして,第8章「文献を調べる/整理する」では,おなじみのPubMedやMendeleyも紹介されています。

PubMedの項目は3ページなのですが,いつも講習会で説明しているMeSHや検索語の自動マッピング機能の説明,”Search details”欄で検索式を確認することなどが「どのような点が良いのか」という理由と共に分かりやすい文章で書かれていて非常に参考になりました。
Advanced Searchも普段はあまり説明しないのですが,雑誌名の検索を例に挙げて便利さを解説してくれていて,なるほどと思いました。

PubMedを知っている方も知らない方も,「こんな使い方があるんだ」「そういう仕組みなのか」と新しい発見があるのではないでしょうか。

1階新着雑誌コーナーにありますので,どうぞご利用ください!

(KY)

第2回「TOKUDAI川柳」入賞作品発表!

平成26年度徳島大学読書週間行事として行われました,第2回 TOKUDAI川柳の入賞作品が発表されました!!
「TOKUDAI川柳」入賞作品発表

応募総数65点の中から,最優秀賞1点,優秀賞3点,入選8点が選考されております。
蔵本地区からも多数の応募をいただきました。
ありがとうございました。

さっそく館内に掲示したところ,足を止めて見ている方々が続出!
関心の高さが伺えます。


ポスターと同じ内容をカウンターでも配布しております。入賞作品や,選考委員会委員長の石川先生(総合科学部教授)が書かれた気持ちのこもったコメントをじっくり読みたい方は,どうぞお持ち帰りください。
入賞作品は館内のデジタルサイネージでも流れる予定ですので,チェックしてみてくださいね。

(KY)

昨日の「いずみ号」

きのう、今年最後のいずみ号(移動図書館)が、冷たい風が吹き荒れる中、本を届けにやって来てくれました。

小雪が舞っていましたが、蔵本キャンパスの学生さんや蔵本地区周辺の一般の方が、返却と貸出に訪れていました。

次は新年1月16日(金)14:30~15:00にやってきます。

「いずみ号冬だより」には、常三島キャンパスの巡回案内ポスターやいずみ号のプロフィールが紹介されています。





2014年12月17日水曜日

はじめてのMendeley(25) 好みの引用文献スタイルを見つけるには(2)

前回のはじめてのMendeley(24) 好みの引用文献スタイルを見つけるには(1) では,Visual CSL Editorというサービスで自分が必要としている引用文献と参考文献のスタイルを見つける,という方法を試してみました。

あらかじめ引用文献と参考文献のサンプルが例示されるので, 自分の使いたいスタイルにピッタリ合っていたらそのままSearchボタンでスタイル名を検索できるのですが,「なんだか違う」場合は例示されている部分を書き換えないといけません。

ちょっと実際にやってみましょう。


上の図は,あらかじめ入っているサンプルです。赤で囲った部分のBibliographyを書き換えてみます。
<変えたところ>
  • 著者名が”筆頭から7人...最終著者名”となっているのを”筆頭著者名 et al.”にする
  • 雑誌名が斜体になっているのを通常の書体に戻す

書き換えが終わったら,Searchボタンをクリックします。
下の”3. And we'll show you the closest matches.”のセクションに,スタイルの一覧が条件に近い順に表示されます。
完全に一致したものがあると下の画面のように「Perfect match!!」と出てくるので,「よかった(^^)」とにっこりしながらWordに戻ってこのスタイルを指定したらいい,ということになります。


ちょっと違っていても,置換などで対応できるレベルだったらそれを使う,という手もアリかと思いますが,どうにも我慢できない違いのものしか見つからなかった場合は,いよいよ自分でスタイルを編集する,ということになります。

次回は少し難しいかも?頑張りましょう!

(2016.3.18追記:この続きは「次の記事」ではなく「はじめてのMendeley(30) Visual CSL Editorで引用スタイルを編集 」をご覧ください。
また,「はじめてのMendeley(35) Mendeley CSL Editor利用ガイドのご紹介」もご参照ください。)

次の記事:はじめてのMendeley(26) 日本語の引用スタイルSIST02が追加されました

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

(KY) 

「淡雪」と「沫雪」

今朝の徳島市内は,うっすらと雪が積もりました。
ちょっと外に出ただけでも身が縮まる寒さです。 
でもよく見ると,草にかかった雪は早くも溶け始めていました。
こういうのを「淡雪」(【あわゆき / あはゆき】積もることなく、すぐ解けてしまうはかない雪)というのかな,とぼんやり思いましたが,淡雪は春の季語なので不適当でしょうか…。
同じ読み方で「沫雪 / 泡雪」は冬の季語と捉えられることもあるようですが,こちらは「泡のように消えやすい、やわらかな雪」という意味で,何となく私の伝えたいニュアンスと違う気もします。

表現って難しいですね…。

2014年12月16日火曜日

全国大学ビブリオバトル2014

館内にポスター掲示していました全国大学ビブリオバトルが、12月14日(日)に京都で開催されました。
下記URLから本戦出場本一覧を覗いてみるとさすがに各ブロックを勝ち抜いてきただけあって読みたくなるような本ばかりです。徳島大学の学生さんも出場されています。

(全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦のURLはこちら↓)
http://zenkoku14.bibliobattle.jp/records2014/book-honsen

ビブリオバトルは、自分が面白いと思った本をバトラーが他の人にお薦めするのですが、5分間のプレゼン発表をして、その後ディスカッションして、参加者が1番読みたい本に投票するというものです。
読書、プレゼン力、他の人と本をたのしむことを共有できるなど、とても良いことだと注目されています。

館内には、注意書きばかりでなく、このようなイベント案内も掲示していますので、ぜひ立ち止まってみてください。                             
k


足立昭夫先生にご寄贈いただきました

微生物病原学分野教授の足立昭夫先生が,ご自身が研究代表を務められた研究報告書「厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 抗ウイルス宿主因子を基盤とする新規抗HIV戦略の開発・確立に向けた系統的研究 」をご寄贈くださりました。

実は,年明け1/7からの第33回テーマ展示は,足立先生に監修いただいて「ウイルス」関連図書を展示する予定です。本書もその際に改めて展示しますが,現在は1階ロビーの新着図書コーナーに置いていますので,ぜひご覧ください。


2014年12月15日月曜日

防災訓練を実施しました

本日,蔵本地区で総合防災訓練が行われるのに伴い,図書館でも訓練が行われました。
大きな地震が発生し約1時間後に1メートル~2メートルの津波浸水が想定される,という訓練でした。

職員が1階の利用者の皆さんを2階へ避難させる避難誘導訓練や初期消火訓練,負傷者救助訓練などが行われました。
協力して下さった利用者の皆様,ありがとうございました。


(KY)

2014年12月12日金曜日

アプリの反響(iNST mobile) その2

よく図書館を利用している栄養学科の学生さんと「今回のアプリ面白いですね」という話になりました。”iNST mobile”を見てくれたそうです。

どんなところがいいね!と思いましたか?と聞くと,「メモ書きみたいなのでよかったら書きましょうか」とのありがたいお言葉。お願いすると,あっという間に書いてくれました。さすがは実際に勉強している学生さんです!
お忙しいところご協力いただき,ありがとうございました。

さっそく紹介させていただきます。

(良いor便利だと思った点)
  • 処方内容を食事,経腸栄養,輸液,その他(手入力)から選べ,食事と経腸栄養などとの組み合わせができること
  • 食事は,主食がパンや軟飯を選択できること,また,摂取割合を設定できること
  • その他(手入力)から,間食の摂取についても追加できること
  • 処方履歴を保存し,管理できること(コメントも可能)
  • 経腸栄養や輸液の際に必要な情報があること
「実際に使ってみないと不便な点は,なかなか分からないと思うので,ぜひダウンロードして使ってみたいと思います。」

 とのことでした。
皆さんもぜひお試しください。



(KY)

ご意見への回答(時間外特別利用への切替時に一旦退館することについて)

<ご意見>
閉館時に一度退館し,時間外特別利用のために再び入館する必要性に疑問を感じています。
(12月11日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
時間外特別利用は,あらかじめ申請して許可された人が利用できるサービスです。

開館時間中は時間外特別利用の登録をされていない利用者の方も入館しているため,一旦全員退出していただき,時間外入口から入館していただくことで,時間外特別利用者の確認とさせていただいております。
また、この間を利用して,時間外特別利用を行わない部屋の消灯や施錠を行っております。

勉強を中断して退出する形となるため,学習の面からみると非効率になってしまいますが,施設の防犯管理上必要なことですのでご理解ご協力をお願いいたします。

(KY)

ご意見への回答(iMacについて)

<ご意見>
図書館にiMacを設置してほしいです。
(12月4日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
蔵本地区の皆様は,研究室等でMacを使われることが多いということもあり,Macについてのご意見は,カウンターでも度々お聞きしております。

ご意見を参考にして,次回パソコンを導入する際には,Macも視野に入れ検討したいと思います。

(KY)

2014年12月11日木曜日

はじめてのMendeley(24) 好みの引用文献スタイルを見つけるには(1)

前回の「はじめてのMendeley(23)引用文献のスタイルを変えてみよう」では,Styleプルダウンリストから投稿する雑誌を選んで引用のスタイルを変える,という方法にチャレンジしました。

もし,自分の投稿したい雑誌が選択肢になかったら,どうしましょう?
いくつか方法があると思いますが,今回は「同じスタイルを採用している雑誌を探す」というやり方を試してみようと思います。

(1)Styleプルダウンリスト→ More Styles...をクリックまでは,前回と同じです。


(2)前回は一覧から雑誌を選びましたが,右クリックでメニューを表示させ「Edit Style」を選びます。
(3)別ウインドウでVisual CSL Editorというサービスが開きます。Mendeleyのアカウントを入力するよう求められますので,入力し,スタートです!

(4)このサービスは,スタイルを自分好みに編集することもできますので,最初は編集画面が開きます。その機能はいずれご紹介するとして,今回は「Search by Example」タブをクリックします。

(5)左側に,サンプルの参考文献データが表示されます。
サンプルは1つだけでなく,「Previous」「Next」ボタンで切り替えることができます。
今回は下の画面のように
  • 雑誌論文
  • 著者が3人以上いる
というサンプルで,スタイルを探してみたいと思います。

(6)右側に,引用文献と参考文献リストのサンプルが入っています。


自分の使いたいスタイルがこれでピッタリでしたら,そのままSearchボタンをクリックです。
「ちょっと違うんだよな・・・」という時は,変えてみないといけないですね。

長くなってきたので,続きは次回で!

次の記事: はじめてのMendeley(25) 好みの引用文献スタイルを見つけるには(2)

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

(KY)

2014年12月10日水曜日

クリスマスツリー点灯

クリスマスまであと2週間になりましたが,蔵本分館にもやっとクリスマスツリーを飾りました。
最後に大きな鈴を飾るのは室長にお願いしました。
どこに飾ろうか,あれこれ悩んでおられました。


 一瞬点灯させたものの,節電のため24日まで点灯バージョンは見られません…。
でも,入館時にツリーが目に入るだけで ちょっとテンションが上がりますね♪

冬季貸出期間延長

「冬季貸出期間延長」が始まりました♪
今日から12/26(金)までに図書を借りると,返却日がすべて2015年1/15(木)になります。
レポートや課題に忙しいこの時期,延長手続きなしで長期間借りられるのは便利ですね。
ただし,貸出対象は学部生・大学院生のみです。教職員ならびに学外の方は通常通り2週間の貸出になりますのでご了承ください。

ちなみに!

長期間借りているうちに,図書がどこに行ったかわからなくなるケースが時々あります。
紛失した場合は弁償をお願いすることになってしまうので,大掃除や帰省などで行方不明にならないよう,しっかり管理してくださいね。


「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」学生さんからの感想 その2

 11月15日(土)に行われました「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」に参加した,医学部医学科5年 森本佳奈さんから感想を寄せていただきましたのでご紹介します。EBMについて参加する前に考えていたこと,参加して新たに思ったことなど,率直な気持ちを書いていただきました。
ありがとうございました。

今回「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」に参加させて頂きました。参加者は学部学生や大学院学生が多かったです。臨床実習や研究室で、EBMとは何なのか?と疑問に思った方が多いのではないかと思いました。

今回は出生前診断に関する論文を通して、EBMに基づいた論文の読み方をグループディスカッションを通して学習しました。本来予習で論文を読んでくるべきだったのですが、私は殆ど手付かずだったので班員の方々にご迷惑をかけたように思います。でも医学部以外の方と、こうした倫理的問題についてディスカッションできたのはとても貴重な機会でした。EBMとは感情抜きにして筋道立てて考えることだと思っていましたが、対象となる患者さんや論文を読む個人によっては随分考え方が変わるものだなと思いました。

一番最後に一人ずつ感想を言い合ったのですが、結局EBMとは何なのか?という答えがますます分らなくなった人が多いように思います。
私の考えなのですが、Narrative Based Medicineという、対話を通して患者さん個人と向き合う医療という考えがあります。今回のEBMの概念はこのNBMを包含しているように思えたので、論理的なEBM、個人的、対人的なNBMと分けた方が理解がしやすいのではないかと思いました。

関連記事:
「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」を開催しました
「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」学生さんからの感想

(KY)

2014年12月9日火曜日

PubMedのシソーラス(MeSH)2015年版が採用されました

蔵本地区の皆さんにはおなじみのデータベースPubMed,PubMedのことは知っていても,MeSHというシソーラスのことは,意識していない方も多いかもしれません。

シソーラスとは,簡単に言うとキーワードの辞書のことです。
PubMedではシソーラスに載っている単語を使って論文のキーワードが登録されています。
もし、シソーラスがなかったら、肺がんについての論文を検索するためには
  • 「lung Cancer」
  • 「lung Neoplasm」
  • 「lung Tumors」
  • 「Pulmonary Neoplasms」
などなど,考えつく限りの様々なキーワードを入れて検索しないと、検索もれが多くなってしまいます。
それを防ぐために、上のどのような単語が論文名や抄録に使われていても「lung Neoplasms」という単語がキーワードとして登録されていて、検索ボックスに「lung Cancer」など思いつくキーワードを何か1つ入れて検索するだけで「lung Neoplasms」がキーワードの論文すべてがヒットするようなしくみになっています。

このMeSHは毎年更新されており,つい先日2015年版を採用したとのお知らせが,提供元の米国国立医学図書館のWebページに掲載されました。
MeSH 2015 — Implications for LocatorPlus, NLM Catalog, and the NLM Classification (2014/12/5)

変更点は
What's New for 2015 MeSH
から確認できます。新しく310の定義語(Descriptors)が追加されるなど,色々な変更があったようですので,興味のある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

(KY)

Let's Discuss in English!

今年4月に、はじまりましたラーニング・コモンズイベントも回を重ね、12月19日(金)に第8回を開催します。

今回も、国際センターの坂田浩先生をアドバイザーにお招きして楽しいお話を準備していますので、ぜひご参加ください。

留学相談だけでなく、英会話をたのしみたい方もお待ちしております。


2014年12月8日月曜日

徳島大学病院チャンネルって?「徳島大学病院」第52回医科栄養学について

テーマ展示「NST」も6日目を迎えています。
コーナーを見てくれている人を見かけるたび,また図書が貸出されているのを見るたびに嬉しくなります。
一人でも多くの方が,これをきっかけにNSTの知識を深めてくれたらと思います。

ところで,You Tube上の「徳島大学病院チャンネル」をご存知ですか?

徳島大学病院の先生方が講師となって,特定のテーマについて解説される番組「いきいきらいふ カラダもココロも健康に」(ケーブルテレビ徳島)が視聴できるチャンネルです。徳島大学病院のホームページにもリンクが貼ってあります。

テーマ展示を監修してくださった濵田康弘先生も,第52回「医科栄養学科について」でお話されています。栄養学科の学生さんが医療現場と連携して学べる環境など,全国の国立大学の医学部で唯一栄養学科がある本学ならではのメリットが紹介されているので,栄養学科に進学を考えている高校生のみなさんにも是非見ていただきたい番組です。

中盤では,今回のテーマ「NST」についてもスライドを使いながら触れています。
「NSTとは,チーム医療の栄養版である」という表現がシンプルかつ明快です。NSTをよく知らない学生さんもイメージが湧きやすいのではないでしょうか。


第52回「医科栄養学科について」を視聴したい方は,下記のリンクからどうぞ。
「徳島大学病院」第52回医科栄養学について 

「いきいきらいふ カラダもココロも健康に」は,他にも糖尿病,乳がん,摂食障害など,動画で見られる情報が盛りだくさんです。 ぜひご覧ください。

2014年12月5日金曜日

新着図書のご案内

新着図書34冊が入りましたのでお知らせします。
今回はR言語や統計解析関連図書が多く,より深いところではゲノム・プロテオーム・メタボローム解析の図書も入ってきています。

図書リスト一覧


2014年12月4日木曜日

アプリの反響(iNST mobile)

第32回テーマ展示「NST」では,3つのアプリを交互に紹介しています。
初日の昨日「iNST mobile」を紹介していると,さっそく学生さん達が「これはいい」「計算してくれるんだ」などと言いながら試してくれていました。
 
嬉しくなって声をかけてみました。医学科の6年生だそうです。
「どこがいいですか?」と訊くと,「輸液とか一覧から選べますよね。便利でいいです」とのこと。

写真を撮った後も,「ほら,ここで患者情報を入力するんじゃない?」「使える」「いいね」と色々試してくれて,ダウンロードしようと言いながら,勉強のためか,また2階へと上がって行きました。

お忙しいところご協力いただき,ありがとうございました。
残りの2種類もこれから紹介していきますので,また試してくださいね。

関連記事:
アプリでStudy!「iNST mobile」
アプリでStudy!「NST Assist」
アプリでStudy!「MNA」(Mini Nutritional Assessment)

(KY)

ブックハンティングの図書が入荷しました

久米書店のブックハンティングで、選んでいただいた図書が入荷しました。
1階ロビーで展示しています。



選んだ方のコメントも一緒に展示しています。
早速、参加者の方が図書を借りられました。
学生のみなさんが選んだ図書、ぜひご覧になってください。



展示中の図書リストはこちらから
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2014年12月3日水曜日

パソコンのメンテナンスについて

本日12月3日(水)と明日4日(木),情報センターの定期メンテナンス等により21時以降館内のパソコンが利用できない時間帯があります。時間外特別利用を予定されている方はご注意ください。

<12月3日(水)>
21:00-22:00
・パソコンの利用不可
22:30-22:50
・学外との通信停止 (インターネット接続,学外からのメール停止等)

<12月4日(木)>
21:00-22:00
・パソコンの利用不可
・メールシステム(@tokushima-u.ac.jp)の学外からの利用不可(学内からは利用可)
・教育用WEB システム(教務システム,i-collabo,Chatter, 図書システム等)の利用不可

詳しくは情報センターのホームページ
http://www.tokushima-u.ac.jp/ait/
をご確認ください。


新着図書<吉本勝彦先生推薦「猫的感覚: 動物行動学が教えるネコの心理」「ねこの秘密」>

昨日ご紹介した,吉本勝彦先生のご推薦図書3冊が全て揃いました!

今日届いたのは
「猫的感覚: 動物行動学が教えるネコの心理」(ジョン・ブラッド / 早川書房)
「ねこの秘密」(山根明弘 / 文藝春秋)
です。

きたろうくんとマロンちゃんの写真がやはり人を惹きつけるようで(詳しくは12/2のブログをご覧ください),立ち止まって見る方や 手にとる方を早くも数人見かけました。

可愛らしい表紙ですが,3冊ともに著者は動物学者で,行動学や心理学など真面目で深い内容ばかりです。ねこの秘密,知りたくありませんか?

アプリでStudy!「MNA」(Mini Nutritional Assessment)

最後にご紹介するアプリは,無料の簡易栄養評価アプリ 「MNA」です。(iPhone,i Padに対応した無料アプリです。ただし価格は記事掲載当時のものです。購入時に必ず各自でご確認ください。)

高齢者向けの「簡易」アプリとあって,とにかく操作がシンプルです。
回答項目もギュッと6つに絞り込んであり,わずか3分前後で評価結果が出ます。

まずは紺色のバーをタッチして,姓名を入力し,次へ進みます。
そして過去3ヶ月間の栄養摂取の状態や運動量など,6つの質問に答えます。
すると…もう結果が出ます。
この場合,スコアが6点と低いので,ステータスが栄養不良になってしまいました…。
下部のRecommendation for interventionを押すと,必要なケアがずらりと表示されました。

 これで終了です。Continueを押すと,新規患者の入力等に戻ります。

特別専門的な機能はありませんが,栄養状態についての問診票代わりになります。
こんなアプリもあるんだな,という感覚で,使ってみてはいかがでしょうか。

連日ご紹介してきた3つのアプリは,今日から交互に展示されます。
ちなみに今日展示しているアプリは「iNST mobile」ですが…ぜひ全て試してもらえたらと思います。

第32回テーマ展示「NST」

今日から第32回テーマ展示「NST」が始まりました。
今回は疾患治療栄養学分野特任教授で栄養部部長の濵田康弘先生に監修していただきました。
濵田先生,ご協力ありがとうございました。


NST(nutrition support team:栄養サポートチーム)とは,患者さんを栄養面からサポートする,職種の壁を越えたチーム医療のことです。
最先端の治療を受けて,効果の高い薬を服用しても,身体に必要な栄養が摂れなければ元気になれません。各症状・状態に合った栄養を最適な形で摂取できるようサポートする。それはあらゆる患者さんに有効な医療です。
そしてその医療を,管理栄養士だけでなく,医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師などが一体になって実施するのがNSTです。

日本でのNSTの歴史は浅く,全科型NSTが日本に初めて設立されたのは,わずか16年前のことです。そのためNST関連図書は,出版年が新しいものが多く揃っています。

また蔵本キャンパスは,NSTに必要な全ての職種の人材養成機関が揃っている貴重なキャンパスです。栄養学科の学生さんはもちろん,「NST」という単語がピンと来ない他学部他学科の学生さんにも是非読んでもらいたいと思います。医歯薬学部それぞれの学生さんが,専攻分野の学習と栄養管理を関連付けて考えることが,更なるNST発展につながるのではないでしょうか。

年明け1/6まで展示する予定なので,ぜひお時間のある時にお立ち寄りください!
展示図書一覧はこちら

またiPadでは,3つの無料アプリを交互にご紹介しています。
①「iNST mobile」…NPO法人 岡山医師研修支援機構が開発した栄養設計補助アプリ。必要エネルギー量,投与エネルギー量,電解質量などを簡単に計算できます。
②「NST Assist」…NSTに関わる医療従事者向けの栄養計算アプリ。グラフが見やすく,またオリジナルの成分で栄養剤を登録するのに便利です。
③「MNA」…高齢者向けの簡易栄養評価アプリ。操作・画面がシンプルでわかりやすいのがポイント。わずか数分で栄養評価結果が得られます。
テーマ展示コーナーでお試しいただけますので,どうぞ気軽に触ってみてくださいね。

今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてください!

災害対策用無線機配備



御嶽山や阿蘇山の噴火、白馬村の地震発生と心配なことがおこっていますが、本日、災害対策用簡易無線機とエレベーターの鍵が届きました。

訓練に参加して、少しでも防災に準備していきたいと思います。

K

2014年12月2日火曜日

My Recommendations No.36,37,38 「ねこの秘密」「猫的感覚: 動物行動学が教えるネコの心理」「ネコ学入門: 猫言語・幼猫体験・尿スプレー」

附属図書館副館長で分子薬理学分野教授の吉本勝彦先生が,ご推薦図書「ねこの秘密」(山根明弘 / 文藝春秋)の書評を書いてくださりました。吉本先生,ありがとうございました。

さっそくご紹介します。

イヌを飼って十数年になるが、ネコを飼っているのはこの2年である。家に帰るとイヌは玄関に迎えにくるが、ネコは知らん顔で、どうもイヌとネコとは人間への関わり方が違うと感じていた時に出会った本である。イヌは飼い主を群れのリーダーとみなし、家庭内での空気を読み取りながら、それに合わせた行動ができるが、ネコは人間を仲間として意識したり、従属することはないというのが定説のようである。
 著者(現在は北九州市立自然史・歴史博物館の学芸員)が九州大学理学部の大学院生時代に行った福岡県の相の島での7年間のノラネコに関するフィールドワークをもとに、「ネコの秘密」を書いた本である。島にすむ200匹のノラネコ全部を個体識別し、名前をつけて観察・追跡した。ネコの体重を測定する工夫や発情期の観察はおもしろい。若いメスより出産・育児経験の豊富なメスのほうがもてること、発情メスをめぐりオスたちが輪を形成して求愛すること、メスがダッシュして発情の輪から離れてグループ外の遠征オスとも交尾すること、ノラネコは子ネコ5匹を産んで、1年生きのびるのは1匹のみ、それも平均寿命は3~5年(飼いネコの3分の1)という厳しい環境に置かれていることなど、ネコの生態が観察結果をもとに描かれている。
 この他、1万年に及ぶネコと人間との歴史、ネコの「しなやかさ」、「優美さ」、「美しさ」など我々がネコに感じる魅力は獲物を瞬殺するために進化した結果の副産物であること、ハンティング時、爆発的な瞬発力を発揮する反面、持続力に欠けるのは白筋が多いという理由によること、15センチより近いものはよく見えず、赤色は見えないこと、ヒトでは聞き取れない高い音を聞けること、甘みには敏感でないこと、イヌと異なり前足を横方向に自由に動かせる運動能力があり、ネコパンチをくり出したり木に抱きついて登れること、イヌと比べて食餌のタンパク質要求量の高いことなど、新たに知り得た事項が多い。このように、本書においては、動物学、生態学や遺伝学の見地から「ネコの生き方」が科学的に解き明かされている。
 最近、「猫的感覚: 動物行動学が教えるネコの心理」(ジョン ブラッドショー著、早川書房)や「ネコ学入門: 猫言語・幼猫体験・尿スプレー」(クレア ベサント著、築地書館)も出版されている。ネコの秘密に迫りたい人には、合わせて読んでみることを勧める。




書評内で紹介されている2冊も含め注文中でしたが,今日「ネコ学入門: 猫言語・幼猫体験・尿スプレー」が入荷されたので一足先に展示を始めました。
ネコに興味がある方必見です!
展示コーナーでは,吉本先生が飼っておられる,きたろうくん(茶色)とマロンちゃん(白色)の写真も見られます。可愛い猫ちゃんの写真で癒されたい方,ぜひ見に来てくださいね。




アプリでStudy!「NST Assist」

NST関連アプリの2つめは, 「iNST mobile」と同じくNSTに関わる医療従事者向けの栄養計算アプリ「NST Assist」です。iPadのみ対応しています。記事掲載時点では無料ですが,購入時には必ず各自でご確認ください。

昨日ご紹介した「iNST mobile」と比較すると,違いはこんな感じです。
(良い点)
・グラフが3種類あり,またグラフの増減を見ながら数量を変更できるため,視覚的にわかりやすい。
・オリジナルの栄養剤や品目を細かく成分指定しながら作成できる。
・複数の患者の記録を残せる。
(悪い点)
・電解質の情報がないため,輸液が組めない。
・登録済みの食事や経腸栄養剤の種類が少ない→自分で新規登録しなくてはならない。

それではアプリを使ってみましょう。
まずは基本的な患者情報を登録します。
 複数の患者情報を管理できるので,新規登録したいときは,緑の枠で囲ったところをクリックし,+を押します。次は赤枠のボタンから詳細入力に進みます。

各項目をクリックすれば,数値をスクロール等で入力することができます。
このページが完全に埋まっていないと次に進めません。
また,最初に書きましたが,このアプリではオリジナルの栄養剤等のデータが細かい成分まで指定して作れます。
画面下部の「Nutrient」を押せば作成画面が出てきます。

さて,詳細情報の入力が終わったら,右上の「NST Plan」ボタンで下のような画面が出ます。
ここでは登録済みの品目が表示されるので,処方したい品目をクリックして数量を指定していきます。
このとき,数をスクロールすると下のグラフが連動するので,目標値にどれくらい近づいたのかが一目でわかります。
グラフのスムーズな動きが個人的にはおすすめポイントです。


ぜひ試してみてくださいね。

2014年12月1日月曜日

アプリでStudy!「iNST mobile」

12/3から始まるテーマ展示「NST」では,無料アプリを3つ紹介予定ですが,それに先駆けて今日から1つずつブログで詳しくご紹介していこうと思います。
今日ご紹介するのは,NPO法人 岡山医師研修支援機構が開発した栄養設計補助アプリ「iNST mobile」です。 iPad,iPhoneに対応しています。(価格は記事掲載当時のものです。購入時に必ず各自でご確認ください。)

日常診療の栄養管理における必要エネルギー量,投与エネルギー量,電解質量などを簡単に計算できるアプリです。

さっそく使ってみましょう。
まずは患者情報の入力です。
 身長体重や活動係数などを入力すると,標準体重BEEなどを計算してくれます(推定必要エネルギー量の計算にはハリスベネディクトの式が使われています)。その結果をもとに,目標エネルギー量を決定・入力します。ちなみにiマーク を押すと,参考数値が参照できます。

目標エネルギー量が決まったら,下部オレンジ色で囲った「処方入力」に進みます。


上部に,目標エネルギー量と処方されたエネルギー量を比較できるグラフが出ます。
ここに「処方追加」ボタンでメニューを追加していきます。ここでは輸液を選択した場合の画面を紹介しています。
確定ボタンを押せば,画面下部に追加されると同時に,上の比較グラフにも反映されます。
ここで裏ワザを1つ。
品名をクリックしながら指を横にスライドさせると,確定済の処方数量を修正できる画面に飛びます。知らないと見つけにくい画面なので,ぜひ覚えておいてくださいね。

では最後に,「詳細情報」を見てみましょう。

ここでは,三大栄養素の量,NPC/N,電解質の量が見られます。
グレーの表にある「水分量」の計算基準など,詳しい解説は最初の「患者情報」画面の上部「iNST mobileの使い方」ボタンから確認できます。こちらも読んだ上でぜひ試してみてください。

実際の診療では,電子カルテがあるので計算する場面があまりないかもしれませんが,栄養管理を勉強している方の学習サポートツールとして,またNSTを知るための体験ツールとして,ぜひ使ってみてほしいと思います。

2014年11月28日金曜日

文芸コーナーの本を入れ替えました(12月分)

毎月図書館では「蔵本文芸コーナー」の図書を25冊入れ替えて展示しています。
ちょっぴり早いですが、12月分の文芸コーナーの入れ替え図書を展示しました。

 
今回も様々なジャンルから図書を選んでいます。
ぜひご覧になってください。

 
   
 
H

テーマ展示「睡眠のメカニズムと病気」に新しい本が追加されました

大好評開催中の第31回テーマ展示「睡眠のメカニズムと病気」に,新しい本が入りました。

11月12日の記事 「テーマ展示に新しい本が入りました」にて,新着図書のご紹介をした際に「洋書がもう1冊入荷予定」と書きましたが,ついに入荷いたしました! さっそく展示しています。
「Psychodynamic neurology : dreams, consciousness, and virtual reality/Allan Hobson」(請求記号491.371||Ho)

なかなかインパクトのある表紙です。
どうぞご利用ください!

(KY)

2014年11月27日木曜日

「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」学生さんからの感想

11月15日(土)に行われました「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」に参加した,薬学部薬学科4年 伊藤智平さんから感想を寄せていただきましたのでご紹介します。参加した動機や苦労したこと,良かったことを率直に綴ってくれています。
ありがとうございました。

EBMとは何か、今回のワークショップには講義では何度も耳にするEBMへの理解を深めたくて参加した。
ざっくりと説明するとEBMとは、臨床の現場で起こっている問題の明確化を行い、その問題に関連する臨床論文を見つけ、その論文を批判的に吟味し、患者の状況などを加味したうえで適応の可否を決定・実施し、最後に一連の作業を振り返り問題点や改善策を整理し、次に生かすという手順になる。
言うは易しであるが、実際に行うとなるとまず何が問題となっているかという所でつまずき、関連論文を探すところで呆然となり、論文を吟味するための英語能力の不足を改めて知ることとなり、検査前オッズや尤度比といった用語をみて、過去にすれ違い今は遥か彼方に行ってしまった知識を嘆くことになる。
しかし、参加してよかった事もふたつある。ひとつは、自分の足りない実力でもなんとか食らいつけそうなEBM実践のコツのようなものを学ぶことができたこと。ふたつ目は他学部の生徒や教員と同じテーブルで話し合うことができたことである。徳島大学は同じ敷地内に医歯薬学部があるのに4年間在学して他学部と交流したのはこれまで1度しかなく良い刺激となった。
このワークショップが開催されたのは今回が初めてとのことであるが、多学部連携の機会として、また来年には知識万全・英語堪能となっているはずの自身のリベンジの場として、来年も開催されることを期待している。

関連記事:
「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」を開催しました
「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」学生さんからの感想 その2
(KY)

「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」を開催しました

蔵本分館では、去る11月15日(土)に倉敷中央病院救命救急センター長の福岡敏雄先生を講師としてお迎えし,「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」を開催しました。

5時間を越えるワークショップでしたが, 医・歯・薬の各学部から学部学生や院生の方,HBSや病院の先生方と幅広い分野から33名が参加していただきました。

福岡先生の講義では,EBMのイメージや治療の目的について参加者の方とのやり取りを交えながら,EBMには何が必要か,より妥当な意思決定を行うために自ら調べ判断するにはどのような手順を踏めばよいのか,楽しく,かつ熱くお話いただきました。


また,図書館職員による情報入手のポイントについての講義と検索実習も行われました。 単にデータベースの使い方を説明するのではなく,EBMのステップを踏まえて効率的に情報を入手するポイントを解説する,という新しい試みとなりました。

午後からのグループワークでは,症例シナリオをもとに論文の質をチェックポイントに沿って吟味し,患者さんに適応できるかを考えるという課題にグループで取りくみました。
全国各地から来てくださった経験豊富なチューターの方々のご協力もあり,非常に白熱したディスカッションが見られました。各グループの発表も参加者全員が熱心に聞き入り,それぞれが自分たちの結論と照らし合わせ,考えているようでした。


最後に,福岡先生が「今感じている気持ちを大切にしてほしいので,感想を言ってもらって終わりにしましょう」と話され,一人ずつ感想を述べました。
皆さんこのワークショップで得たものや新たな迷いについて率直に話されており,よい振り返りの時間となりました。また,多くの方が「他の学部の人とディスカッションできてよかった」と話し,蔵本キャンパス全体をサービス対象としている附属図書館の利点を活かしたワークショップとなったのではないかと思います。
参加者の皆様,お疲れ様でした。
そして,福岡先生,チューターの皆様,ありがとうございました。

なお,このワークショップは,学長裁量経費(平成26年度パイロット事業支援プログラム・教育改革支援事業)によるもので,エビデンスに基づいた医療を実践することの重要性を学び,より質の高い医療情報を取り扱える人材の育成を支援するため,附属図書館が企画・主催し,HBS医療教育開発センター,医学部・歯学部・薬学部の各教務委員会,病院キャリア形成支援センター等関係部局の協力により行われました。
ご協力いただきました皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。

関連記事:「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」学生さんからの感想
(KY)

2014年11月26日水曜日

落葉


連休は天気に恵まれ,紅葉狩りに出かけた方もいるのではないでしょうか。
図書館前の木もオレンジや黄色に彩られて見応えがあったのですが,ここ2日は冷たい風に吹かれ,一面落ち葉になってしまいました。
落ち葉色に染まった地面を見ると,これはこれで温かみがあって素敵だなと思ったり,でもやっぱり寂しいなと思ったり。

いよいよ冬ですね…。

2014年11月25日火曜日

SciFinder講習会を行いました

蔵本分館では,11月20日(木)に化学情報協会から講師をお招きしてSciFinder講習会を行いました。
当日参加の方も含め,基礎編・応用編あわせてのべ40名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

ご存知のとおり,SciFinderは生化学・化学・薬学・医学・工学などの幅広い化学分野について世界最大級の情報量を利用できるデータベースです。

職員KYが図書館で働き始めた約20年前には,Chemical Abstractsという冊子体が普通に使われていました。化学の知識があるわけでもなく,代行検索の時などは本当に困りました。
CA on CDというCD-ROMの時代を経て今のSciFinderがあるわけですが,化学物質の構造を作図して検索できるようになった時の衝撃は,今でも忘れることができません。

しかし,昔も今も変わらないのは,物質の検索に強みを発揮するということ。
これは一般的なサーチエンジンとはもちろん,PubMedなど蔵本地区の皆さんがおなじみのデータベースともまた違った特徴です。
物質検索が必要な方は,ぜひSciFinderをご利用ください。

※SciFinderの利用にあたっては,ユーザー登録が必要です。
図書館ホームページ内,SciFinderの解説ページ にユーザー登録へのリンクがありますので,登録後ご利用ください。
(KY)

2014年11月21日金曜日

IFRって

本日のラーニング・コモンズイベントは、急遽場所をグループ学習室に移動して行いました。

オマー先生の話はとてもたのしく、シャイだった参加者も後半には、英語をもっと話したくなったようです。

フリーディスカッションのテーマは、2つ

ひとつは’Shall education be free?’、日本の教育費の自己負担率の話から医療費の自己負担率、高齢化社会など蔵本キャンパスの学生さんらしい、いろいろな意見がでてきました。

もうひとつのテーマは、‘International Friendship Room’ 
(私がちょっとお邪魔して写真を撮らせていただいたときの会話はこんな感じでした。)

「英会話のインプットを受験勉強でやってきたけど、アウトプットをこれからはやろうよ。歯科英語の授業ではこんなロールプレイをしているんだよ」

「どうして日本では、日本人の友達同士で英語で話しているとかっこいいと思わずにクレイジーて思われちゃうかもって心配するのだろう。」

「クレイジーっていうより、私は失敗するのが恥ずかしいです。」

そんな学生さんの回答(もちろん英語です)に、オマー先生は、ご自分が日本語を学習していたときのミステイクをお話しされ、それを聞いてみんなで笑っていました。

オマー先生も「この失敗のおかげで、エレベータでおりるフロアを聞くときは、なんさいですか?でなくて なんかいですか?」っていうことをしっかり覚えることができたんだよ。って笑いながら話されていました。

その後も楽しいディスカッションは続いたようです。

イベント終了後、友達同士で「今度いっしょにIFR(International Frendship Room)に行こう」と参加した学生さんが相談していました。

歯学部のインターナショナル フレンドシップ ルームは、11月18日の徳島新聞夕刊でも紹介されています。
(BIGPADも使いました)
K