2016年7月29日金曜日

「あなたの街の熱中症予防」アプリのサービス提供終了について

蔵本分館1階テーマ展示コーナにあるiPadでは,毎回テーマにちなんだアプリをご紹介しています。
アプリの表示画面を,大型ディスプレイのBIGPADで大きくご覧になれるように展示していますので,興味を持って見てくださる方も多くいらっしゃいます。

今回のテーマ展示「夏の健康管理」では,「あなたの街の熱中症予防」というアプリをご紹介していたのですが…。

このアプリ,7月28日(木)午後3時をもって,サービスの提供が終了していまいました。

アプリで使用している気象データの提供元の会社が,データ配信を行えなくなることが判明したためです。
これに伴い,第45回テーマ展示「花粉症・アレルギー」でご紹介した,「あなたの街の花粉情報」も同様に利用できなくなります。

詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/160727_01_m.html

アプリをダウンロードしてご利用いただいていたみなさん,ご迷惑をおかけし,大変申し訳ございませんでした。


sm

花便り(10) 分館花壇のマリーゴールド

分館の花壇にマリーゴールドと小さなひまわりが咲きました。
特にマリーゴールドは鮮やかに咲いています。


こんなにじっくり見たのは初めてですが、濃い黄色、橙色、朱色に
惹きつけられます。
理由もなく、なんとなく選んだマリーゴールドですが、見るたびに
愛着がわいてきました。
図書館に来られたら足を止めて、一度見てください。

いろいろ調べると聖母マリアの黄金の花の意味でマリアを称える
花として受け継がれてきた歴史があるとのことです。
原産国はメキシコです。

きれいな色ですが、贈り物にはむかない花だそうです。
勝手に決められたら花も迷惑ですね。

m

2016年7月28日木曜日

BIG PADのこんな使い方(ホワイトボード機能で試験勉強)

「BIG PADのこんな使い方」では,グループ学習でBIG PADを使っている学生さんたちにインタビューしています。

今日は医学科1年生のグループがホワイトボード機能を使って熱心に勉強しているところにおじゃましました。

見ていると職員KYには全く理解できない文字が次々と書かれ,他の皆さんからも口々に答え(?)や意見が出されていきます。
彼らは今日はじめてBIG PADを使ったはずなのですが,操作も早い!
色の使い分けなどはあっと言う間です。

聞いてみると明日の生化学の試験勉強なのだそうです。
大事な時におじゃましてすみません・・・でも快く協力していただき,ありがとうございました。
試験頑張ってください!!

(KY)

ご意見への回答(食事できる場所)

<ご意見>
食事できる場所を増やしてほしい。一人で食事しにくいので,個席を作ってほしいです。
(7月22日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。

食事をすると,どうしても匂いがしますし,ゴミもでます。また,食事をしたときの机の汚れなどが資料についてしまうと,カビや汚損の原因になります。そのため,一般的に図書館では,飲食を禁止しているところが多いのです。

しかし,蔵本分館では,長時間図書館に滞在して勉強をする方が多いので,そういった方の時間節約&リフレッシュの意味も込めて,館内に飲食スペースを設けています。ただ,図書館全体がそれほど広くないので,これ以上の拡充は難しい状況です。

レイアウト変更などの工夫で対応できるかもしれませんが,学習スペースとの兼ね合いもありますので,今後の検討とさせていただきます。

個席については,とりあえず,リフレッシュコーナー付近に,小さいイスと机を置いてみました。
希望されているイメージとは違うかも知れませんが,よろしければお使いください。




(sasa)


ご意見への回答(冷水器)

<ご意見>
冷水器がほしいです。
(7月22~25日 同意見ほか 2通)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
冷水器の設置について検討してみましたが,設置費用の他,ランニングコスト(水道代,電気代)など,導入に当たっては解決しなくてはいけない問題がたくさんあります。

熱中症対策として冷水器を設置できるのが望ましいとは思いますが,すぐに対応するのは難しい状況です。

学習時の水分補給については,密閉できる容器(ペットボトル,水筒)であれば持ち込みOK(詳しくはこちら)としていますので,当面はそちらで対応いただきますようお願いします。



(sasa)

ご意見への回答(ゴミ箱)

<ご意見>
2階にも「燃える」ゴミ箱が欲しいです。
(7月25日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
こういったご意見は,これまでにも何回か寄せられています。

過去の回答はこちら

同じ回答になってしまいますが,ゴミ箱の設置により,かえってゴミがあふれてしまう状況になったことがあり,見た目にも衛生的にも問題がありますので,今後設置する予定はありません。

せめてもの対策として,学習時に出る消しゴムのかすなどを捨てられるよう,2階のご意見箱を設置している机に消しゴムかす入れとミニほうき・ちりとりセットを置いております。どうぞご利用ください。

ご不便をおかけしますが,ご了承ください。

(sasa)

2016年7月27日水曜日

My Recommendations No.78「免疫が挑むがんと難病 : 現代免疫物語beyond」

附属図書館長の吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,もう1冊図書をおすすめいただいておりましたので,ご紹介します。
『免疫が挑むがんと難病 : 現代免疫物語beyond 』
(岸本忠三, 中嶋彰著 / 講談社) 


お寄せいただいた書評がこちらです。↓

「医科免疫学」(1976年初版、菊地浩吉等共著、南江堂:B5サイズで赤色の表紙であったことを記憶している)が、40年前の学生時代の免疫学の教科書であった。菊地浩吉先生は、免疫によるがん細胞破壊が、Tリンパ球を主とする多種の免疫細胞およびサイトカインによって起こることを示した病理学者であるが、これまでのサイトカイン療法、抗腫瘍モノクローナル抗体、がんワクチン、抗腫瘍リンパ球を用いた養子免疫療法などのがん免疫療法は、腫瘍を縮小させる効果は期待できなかった。
ところが、免疫のブレーキを解除する抗CTLA-4抗体、抗PD-1/PD-L1抗体などの免疫療法は進行がんに対しても効果があることが明らかになり、がん治療のパラダイムシフトを起こすまでになった。
  本書では、稲葉カヨ先生とノーベル生理学・医学賞受賞者であるラルフ・スタインマン先生による「樹状細胞が抗原提示細胞であることの証明・樹状細胞ワクチン」、坂口志文先生による「論文が長く無視されたにもかかわらず、地道に約30年もの歳月をかけて、免疫の暴走を防ぐブレーキ役である制御性T細胞の発見」、上田龍三先生による「制御性T細胞制御薬である抗CCR4抗体による成人T細胞白血病の治療」、本庶佑先生・湊長博先生による「免疫チェックポイント分子であるPD−1の発見と抗体医療への応用」、「キメラ抗原受容体遺伝子導入T細胞による白血病治療とその副作用であるサイトカイン・ストームの抗IL−6受容体抗体(岸本忠三先生が開発)による制御」など、日本人研究者による免疫学研究の成果が紹介されている。登場している研究者から、次のノーベル賞受賞者がでても不思議ではないほどのすばらしい成果である。
 本書は、わかりやすい図や解説のコラムの挿入などにより、医療系の学生や他領域の研究者にとって理解しやすい点のみならず、まさに免疫学研究の最前線を実感できるお勧めの本である。

免疫研究の最前線を分かりやすく,しかも楽しみながら読めるのはブルーバックスならでは,ですよね。
蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示していますので,ぜひご覧ください!



sm

2016年7月26日火曜日

文芸コーナーの図書を更新しました。

梅雨も明け,夏本番になりました。
少し早いですが,夏休み前に文芸コーナーの図書を更新しました。
夏は長期貸出期間がありますので,ゆっくりとお楽しみください。

今回初めて担当したのですが,文芸コーナーの図書は,本館にある本の中から選ぶものですから,膨大な冊数がありますし,どれも過去の学生さんや教職員が選んだ本ですのでどれがいいかなぁと悩みます。
 
そこで,ランダムな順位を振って,上から順に選んでいくという方法を試みました。出来上がったリストがこちらです。

文芸コーナー入れ替え図書リスト


改めて眺めると,生き物の本をけっこう選んでました。
  • 菌類のふしぎ : 形とはたらきの驚異の多様性
  • 日本の淡水魚258 : ポケット図鑑
  • 世界で一番美しい猫の図鑑
  • どんぶり金魚の楽しみ方 : 世界でいちばん身近な金魚の飼育法

図鑑というのは写真を見ているだけでも,あっというまに時間が過ぎますね。
一番のおすすめは,どんぶり金魚の楽しみ方です。
金魚はとてもデリケートな生き物なので,一人暮らしやアウトドアな学生さんにはなかなか飼えない生き物かもしれませんが,どんぶりですずしげにぷくぷくしている金魚の写真を見ているだけで癒されること間違いなしです。
文芸コーナーは蔵本図書館2階,中央閲覧室入ってすぐ,左側の書架です。
ぜひご覧になってください。
 
T

My Recommendations No.77「コーヒーが冷めないうちに」

附属図書館長で,分子薬理学分野教授,吉本勝彦先生が下記図書をご推薦くださいました。
吉本先生,ありがとうございます。

『コーヒーが冷めないうちに』
(川口俊和 / サンマーク出版)


では早速、お寄せくださったコメントをご紹介します。

あなたは、友人、恋人、家族に、本当の思いを伝えられなかった経験はありませんか。
この物語では、喫茶店を舞台にした愛や後悔に関する4つのタイム・スリップが描かれています。
ある喫茶店の特定の席に座ると、注がれたコーヒーが冷めてしまうだけの時間、望んだ時点に戻れるという設定です。「過去に戻ってどんな努力をしても現実はなにも変わらない」というルールがありますが、タイムスリップした人たちは思いを伝えることによって、その後の心の持ち方が変化したようです。
あなただったら、過去に戻って誰と会い、どんな思いを伝えたいですか?

装丁もとても素敵な1冊となっていますので,ぜひ手に取ってご覧くださいね。
夏休みには忙しい日常を忘れてこんな物語を読んでみませんか?

蔵本分館では,7月22日(金) から8月19日(金)までの間,学部生および大学院生の方を対象に,夏季長期貸出を実施しています。
期間中に借りた図書は返却日が9月2日(金)になりますので,実験やレポートで忙しい皆さんもゆっくり読書できると思います。
ぜひご活用くださいね!

sm

2016年7月25日月曜日

「診療ガイドライン利用者のためのGRADEワークショップ」を開催します

診療ガイドラインを患者さんにどう使えばよいのか困ったことや,診療ガイドラインの記載が本当に正しいのか疑問に感じたことはありませんか?

この度,多数の診療ガイドライン作成に関わっておられる,南郷 栄秀先生(東京北医療センター総合診療科医長)を講師にお招きし,診療ガイドラインの作成に用いられるGRADE system評価に用いられるAGREEⅡという2つの国際的な基準について実習を交えてご講義いただきます。

実際にこれらの基準を用いて診療ガイドラインの信頼性を評価し,症例シナリオへの適用を体験しながら,診療ガイドラインの上手な使い方を学ぶことができる内容ですので,ぜひご参加ください!
  • 日  時:平成28年8月28日(日) 13:00-16:30 
  • 場  所:徳島大学蔵本キャンパス 附属図書館蔵本分館
  • 講  師:南郷 栄秀先生 (東京北医療センター 総合診療科 医長)
  • 対 象 者:徳島県内の地域医療に従事する医師および医療関係者など
  • 募集人員:20名程度 
  • 参 加 費:無料 
  • 締 切 日:8月22日(月)※定員に達し次第締め切ります。

主催:徳島大学病院 徳島県地域医療支援センター
共催:徳島大学附属図書館 蔵本分館

※お申込は図書館ホームページの申込フォームからお願いします。
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/news/news16/2016072001.html



(KY)

2016年7月22日金曜日

夏季長期貸出が始まりました

本日から,夏季長期貸出を行っています。
蔵本分館については,以下の内容で実施しています。

  • 貸出日 2016年7月22日(金) ~ 2016年8月19日(金)
  • 返却日 2016年9月2日(金)
 ※本館とは日程が異なりますのでご注意下さい。詳しくは図書館ホームページ「夏季長期貸出のお知らせ」をご覧ください。

夏休み中にゆっくり読んでみたい図書も、レポートなどの課題に必要な図書も、延長手続きなしで長期間借りられます。
ぜひご利用下さい!

(KY)

2016年7月21日木曜日

ご意見への回答(ホッチキス)

<ご意見>
多くの枚数をとめられるホッチキスを設置して欲しいです。
(7月20日 同意見ほか一通)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
分厚い資料を止められるようなホッチキスは,なかなか個人では購入しないと思うので,備え付けておきたいところです。

ですが。
実は今,利用者用に置いてあったホッチキスが持ち出されてしまい,返却されておらず困っています。
以前にも持ち出されたので「持ち出し禁止」と書いてあったにもかかわらず・・・。

こういう状況で,さらに新しいものを買うのは難しい,というのが正直なところです。

事務室内では大型のホッチキスを持っていますので,必要な時にカウンターにお申し出いただければ,お貸しすることは可能です。

なお,利用状況をみていると,サークルの資料のようなものを作成しており,かなり長時間ホッチキスを使用している ケースが見受けられます。図書館で,そういう資料を作るのはちょっと違うのではないかな,と思います。勉強の場所もふさぎますし,ホッチキスも独占してしまいますよね。

ご意見くださった方はそういう使い方はされないと思いますが,設置ではなく,カウンター周辺での一時的な利用,ということでご了承ください。

(sasa)

ご意見への回答(グループ学習室等の予約解除について)

<ご意見>
ミーティングルーム・グループ学習室を予約しているのに来ない人がいるのでもったいないです。何か対策を考えてください。30分ごとに予約が入るので15分以上来なければ一時保留にして他の人に使わせるなど。

(7月19日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
ミーティングルーム,グループ学習室の予約については,「利用者が予約した時刻から30分経過しても現れないときは,利用予約を取り消すことができる」というルールで運用しています。
職員も気を付けていますが,気が付かないときもありますので,誰も使ってないような時はお申し出ください。解除して,ご利用いただけるようにします。

(sasa)


2016年7月20日水曜日

館長と地域・産官学担当理事が対談を行いました

徳島大学附属図書館では,メールマガジン「すだち」を発行しています。

昨日発行された138号に,”館長対談シリーズ「共に創る図書館」”第3回が掲載されました。
吉本館長と吉田地域・産官学担当理事との対談です。

http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/m-mag/files/138/taidan03.pdf


地域における大学図書館について,生涯学習と図書館について,また,企業から大学図書館に対するニーズについて,本学の現状と図書館にどんなことを期待するか,理事と館長の思いが語られています。
私(職員KY)は恥ずかしながらあまり企業の方のニーズについて意識することがなかったので, 新鮮な驚きをもって読ませていただきました。

また,館長が「蔵本分館では医学の専門書が充実していますので,例えば患者さんが「がん」に関することを調べたいと思った時などにも,ぜひ気軽に来ていただきたい」と述べているように,一般の方も利用できるということをもっと発信して,少しでも「敷居の高さ」を解消できるよう働きかけていきたいですね。

次はどんな対談になるのでしょう・・・?
気になる方はぜひメルマガ「すだち」に読者登録をお願いします。

本学の教職員・学生はもちろん,他大学等の組織,個人など制限はありません。
皆様の登録をお待ちしています。
登録はこちらからどうぞ!

(KY)

2016年7月19日火曜日

図書館利用者アンケートにご協力ください(2016/7/15~2016/7/22)

蔵本分館では、図書館に対する評価やご意見をお聞きして,今後のサービスの充実・改善に役立てるため,アンケート調査を実施しています。



館内のアンケート配布期間は,2016/7/15~2016/7/22となっています。
勉強中のところお声掛けしてお邪魔してしまうかも知れませんが,どうぞご協力ください。


館内配付のアンケート用紙は,1階または2階の回収BOXで回収しています。

1階は, 退館ゲート横にあります

2階は,ホールのOPACの隣です。

また,インターネットを使ったアンケート調査も実施しています。
内容は同じですので,参加しやすい方法で参加いただければと思います。

なお,インターネットからの回答は,2016/7/29まで受け付けます。 

アンケート回答はこちらから↓



より多くのご意見をいただき,サービス改善につなげたいと思いますので,よろしくお願いします。



「病気がみえる」シリーズの入荷について

先週,ご意見と回答を掲載したばかりですが,「病気がみえるシリーズ」が本日入荷しましたので,さっそく図書館2階の生命科学図書室へ配架しております。
なるべくたくさんの学生がご利用いただけるよう貸出不可としております。
この度は,ご意見をありがとうございました。






2016年7月15日金曜日

ブックハンティングの図書が入荷しました



6月に開催した久米書店でのブックハンティングで学生さんが選んだ図書が入荷しました。
精鋭のブックハンターさんたちが選んだ,珠玉の53冊です。
1Fロビーで本日から展示しています。
参加者のコメントも一緒に展示していますので,ぜひご覧になってください。




展示中の図書リストはこちらからご確認ください。

次回は秋ごろを予定しています。
今回は様子見だった方,希望の本を図書館に置くためのとってもシンプルで便利な企画ですから,ぜひ参加してみてください。

T


【ちなみに】

2016年7月14日木曜日

ご意見への回答(無線LAN)

<ご意見>
館内無線LANが弱すぎるように感じる。北学習室で無線LAN(tokushima-uWLAN)を利用したくてもあまりにも電波が弱く,ほぼ利用できない。

<回答>
ご意見ありがとうございます。ご不便をおかけして申し訳ありません。
実は,蔵本分館では,高速で安定的な無線環境を提供するため,大学設置のものとは別に,独自の無線LANを設置しています。カウンターでの申込みが必要ですが,簡単な手続きでご利用いただけるようになります。
お手数ですが,カウンターまでお尋ねいただきますようお願いします。

(sasa)

ご意見への回答(「病気がみえる」シリーズの1部貸出について)

<ご意見>
「病気がみえる」シリーズを,各分野1冊だけでいいので貸出禁にしてください。
実習で患者さんの疾患について調べたいのに全て貸出されて困っています。

(7月10日 同意見ほか1通)

<回答>
ご意見ありがとうございます。ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。
このシリーズは大変人気があり,このご意見をいただいた後,書架を見に行ったら,一つの分野を除いて全て貸出中になっておりました。

ちょうど今,新しく購入する図書を選書しているところですので,急ぎ購入し,貸出禁止図書として利用していただけるようにしたいと思います。

また,各学部の先生方にも選書をお願いしているのですが,そちらからも「病気がみえる」シリーズの希望が出ています。できるだけ複数冊揃えて,多くの方に使っていただけるようにしたいと思いますので,今しばらくお待ちいただけますようお願いします。

(sasa)

ご意見への回答(廊下の空調について)

<ご意見>
廊下もクーラーつけて欲しい

 (7月9日 このほか「暑い」と一言だけ書かれたご意見も1通いただきました)

<回答>

ご意見ありがとうございます。
廊下,というのが,グループ学習室とミーティングルームの間の廊下なのか,2階ホールのあたりなのかがわからなかったので,一番暑い「グループ学習室とミーティングルームの間の廊下」について回答します。

ここは,実は冷房を入れておりません。グループ学習室・ミーティングルームに入るまでの短い廊下であり,長くとどまる場所でないため,ここの冷房を切ることで,全体の節電を図っています。
ご了承いただきますようお願いします。

また,「暑い」というご意見について。
最近,カウンターに「暑い」という申し出が増えてきて,現場に行くのですが,私たちが行って確認すると,さほど暑くない時がしばしばあります。

他の場所が涼しいので,図書館も同じように涼しくしてほしい,という要望かと思います。

私たちも,快適に過ごしてほしいとは思っていますが,長時間滞在する図書館があまり空調を効かせていると,かえって体調を崩すケースもあるかと思います。冷房が「夏バテ」の原因の一つとなることはよく知られていると思います。(※1,2)
また,冷房習慣が,熱中症予防に効果的な「暑熱順化」を進みにくくしているという報告もあります。(※3)

節電対策,ということもありますが,夏場の室内設定温度28度は長い夏を乗り切るための適正な設定かと思いますので,ご理解いただきますようお願います。

なお,ご自身の体質により,冷房への感度も個人差があります。
実際に,同じ状況で「寒い」とカウンターに来られた方もいます。
全ての人にちょうど良い温度に設定するというのは難しいので,ご自身の体質を考慮して,対処していただけると助かります。

「なかなか涼しくしてもらえない・・・」とお思いかもしれませんが,室内温度が28度以上になっているようでしたら,空調機の温度設定を調節いたしますので,お手数ですがご連絡くださいますようお願いします。


※1 横田修一,佐伯悦彦「【夏場の救急傷病 初期対応とケア】 概説と事例、初期対応とケア 冷   房による体調不良」 臨床看護. 38巻7号,999-1002,2012
※2 佐々木博一「【夏場の救急傷病 初期対応とケア】 概説と事例、初期対応とケア 夏バテ」     臨床看護. 38巻7号,1017-1020,2012
    「臨床看護」は,図書館にあります。

※3 田中英登「熱中症予防のための暑熱順化の意義」 発汗学. 20巻2号,88-91, 2013
    「メディカルオンライン」で読めます。

(sasa)

2016年7月13日水曜日

PubMedで主題検索はできますか?(2)自動用語マッピング

前回の記事「PubMedで主題検索はできますか?(1)主題検索の仕組み」では,

”検索ボックスに「lung cancer」など思いつくキーワードを何か1つ入れて検索するだけで「Lung Neoplasms」がキーワードの文献すべてがヒットするような仕組みになっています”

とご説明しました。
この仕組みを,PubMedでは「自動用語マッピング」と呼んでいます。
名前からは実際どのように働いているのか想像しにくいですね。ちょっと見てみましょう。

検索ボックスに「lung cancer」と入力してSearchボタンをクリックすると,検索結果が一覧で表示されますね。
この時,実は画面右下の方に「Search Details」というメニューがあって,どのような検索が行われたかを表示してくれています(下の画像をご参照ください)。


 「lung cancer」としか入力していないのに,色々な検索が行われていることが分かります。
検索内容を箇条書きにしてみると,
  1. 「lung neoplasms」がキーワードの文献
  2. 「lung」と「neoplasms」という単語が離れていてもいいのでタイトルや抄録など、どこかに出てくる文献
  3. 「lung neoplasms」がフレーズでどこかに出てくる文献
  4. 「lung」と「cancer」という単語が離れていてもいいのでどこかに出てくる文献
  5. 「lung cancer」がフレーズでどこかに出てくる文献
のOR検索(どれか1つでも当てはまったらOK),ということになります。
このように,入力したキーワードを自動的に変換して検索してくれるのが「自動用語マッピング」です。
自分の思いついたキーワードで,網羅的に検索してくれるのが便利なところです。
一方,「ちょっと必要ないかな~」という検索もされるのが,不便なところともいえます。
また,「自動」なので,自分の意図しない変換が起こる場合もあります。 

たとえば先日,職員KYは「セルフストレッチング」について調べたいと思い,何も考えずに「self stretching」と入力して検索しました。
検索結果は1000件あまり,結構あるな~と思いながら検索結果を眺めていましたが,全然関係ない文献が,かなりの頻度で混ざっています。
 「Search Details」を見てみると,「self」の部分がキーワード「ego」(「自我」ですかね)に変換されていました。そうじゃなくて,自分でストレッチすることなんだけど・・・・

これは入力したキーワードが悪かっただけかもしれないのですが,意外とこういうことは起こります。
検索結果に「どうして?」と疑問が起こった時は,まずは「Search Details」を確認してみるのはいかがでしょうか。
(KY)

2016年7月12日火曜日

新着図書ご案内

七夕も終わり,もう1年の半分が過ぎてしまいました。
新着図書のコーナーについては,一度にたくさん図書が入荷するタイミングがなく,3月から変化がありませんでしたので,ずっと気になっていたのですが,やっと,新着図書コーナーを更新することができました。

図書館1Fに,写真のように配架いたしました。
少しではありますが,ぜひお手に取ってご覧ください。

新着図書リストはこちらでご覧いただけます。






T

2016年7月11日月曜日

明日(7/12)マルチメディアルームを授業で使用します

明日7月12日(火)8:30~10:45の間,2階マルチメディアルームを授業で使用します。
この時間帯にパソコンの利用を希望される方は,1階ラーニング・コモンズをご利用ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

(KY)

2016年7月8日金曜日

「知の見取り図」Webサイトとリアル展示

みなさんは,「知の見取り図」というサイトをご存知でしょうか。

「知の見取り図」とは,「学びたいことがあるのに,学び方がわからなくて困っている人たちを助ける」ことを目的として動き出したプロジェクトです。

「知の見取り図」のサイトはこちら

その道を本気で学んでいる人たちが,「この5冊くらいを読めば,後は好きに学んでいけるよ」と思う本,その分野における基礎的で重要な本を「本棚」として紹介しているWEBサービスです。

読む順番も含めて紹介されているので, スムーズに学びを進めることができます。

色んなことを学ぶ学生が集う図書館にはピッタリなサービス,ということで図書館のリンク集に追加したのですが,とっても目立たない感じ・・・。



このままでは残念すぎるので,「知の見取り図」をWebから現実世界に出現させてみました。
名付けて 「リアル知の見取り図」 !(そのまんま)




実は,このサービスを始めたのは,「トビタテ!留学JAPAN」の一期生で,徳島大学の学生もかかわっています。せっかくなので,まずは,その学生さんの本棚を展示してみました。





ミニ展示「医療小説特集」はじめました

皆さんはどんな小説がお好きですか?
ミステリー,SF,ファンタジー,恋愛小説など色々なジャンルの小説がある中で,2016年5月に第5回日本医療小説大賞(日本医師会主催)が発表され,「小説新潮」2016年6月号で特集されるなど「医療小説」が話題になっております。

これにちなみまして,蔵本分館では1階ホールにてミニ展示「医療小説特集」を始めました。
第5回日本医療小説大賞の受賞作・候補作および蔵本分館で所蔵する医療小説を集めています。

小説が少ない印象のある蔵本分館ですが,探してみると見つかるもので,全54冊の展示となっております。
梅雨時の気分転換にいかがでしょうか。
ぜひご利用ください。


ミニ展示「医療小説特集」 展示図書リスト

(KY)

Web of Science/EndNote Basic/JCR+ESI:Impact Factor講習会を行いました

先週6月30日(木)に,ユサコ株式会社から専門講師をお招きして,Web of Science/EndNote Basic/JCR+ESI:Impact Factorの講習会を行いました。

17名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。



2時間半という長丁場だったのですが,皆さん非常に真剣に実習に取り組んでおられました。
文献検索はもちろん,研究トレンドや動向の分析も可能という多彩な機能を十分に体感できた講習会だったのでないかと思います。

ところで,EndNote Basicの講習でWordに参考文献を挿入する際,すでにEndNoteデスクトップ版をお持ちの方から「デスクトップ版のタブしか出ないのですが」とのお問い合わせがありました。
(デスクトップ版にはウェブアカウントが付いていますので,ご自分のパソコンが使えない環境でも文献情報の同期や共有ができて便利ですね。)

製品版とウェブアカウント,両方持っていてもタブはどちらか1つが出ます。
切り替えたい時は,Preferenceメニューから
"Application"タブで切り替えできますので,お試しください。

(KY)

ご意見への回答(扇風機,空調について)

<ご意見>
せんぷうきを独占しないでほしい!もしくはせんぷうきの台数を増やしてほしい!もしくは冷房の温度を下げて欲しい!

 (7月1日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。

扇風機の独占は困りますね・・・図書館としても,できるだけ省エネをしながら,なおかつ皆さんに少しでも快適に過ごしていただきたいとの思いで扇風機を置いていますので,非常に残念に思います。
公共の場では,自分の事だけでなく周りの事も考え,気を配ることが必要です。大学生という年齢で,注意しなくてはわからない,というのも悲しいことです。

しかし,ぼやいても仕方がありませんので,しっかり注意もしていきます。ただ,職員は常に巡回できるわけではありませんので,お困りのことがありましたら,カウンターにお申し出ください。 すぐに対応します。

さて,空調については,最近,このようなポスターを作成して,館内に掲示しました。


徳島大学では「徳島大学環境保全活動実施プログラム」を実施しており,冷房の設定温度は28度となっています。
全学的に節電に取り組んでおりますので,利用者の皆様も服装を工夫する等,省電力・エコについても,ご理解とご協力をお願いいたします。

 7月に入り,やっと空調が入るようになりましたが,場所によっては,設定温度より暑く感じる場所もあるかと思います。その場合はいつでもお申し出ください。その都度対応するようにいたします。


(sasa)



2016年7月7日木曜日

今月のいずみ号(2016年7月)

昨日7月6日(水)は,市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。
今日は,七夕ですね。いずみちゃんも七夕バージョンでした。


今回の特集は,恐竜でした。
徳島市立図書館の本を借りられるのは,
  • 徳島市にお住まいの方
  • 徳島市に通勤・通学されている方
  • 徳島市と相互利用について協定を締結している定住自立圏連携地域(石井町・北島町)にお住いの方
ですので,徳島大学の学生・教職員の方は本が借りられます。
いずみ号では申込みをすればその場で利用証を発行してくれます。




と以前,ブログに書いたので,利用証を申請してみました。
現住所が確認できるものが必要とのことで,運転免許証を持っていきました。


学生さんで運転免許証や保険証等の住所が実家のままの場合は,現住所がわかる公共料金の通知書(郵便物)等も必要とのことです。


次の「いずみ号」の巡回日は7月28日(木)です!                       (KH)

2016年7月6日水曜日

クマゼミの羽化の写真をデジタルサイネージで紹介しています

いつも季節の写真をご提供いただいております庄野様より,クマゼミが羽化する瞬間の写真をお送りいただきました。
昨日より蔵本分館1階ラーニング・コモンズ前のデジタルサイネージで紹介しています。

写真ではまさに"瞬間"という感じですが,殻を割って背中が出てくるまでに40分ほど,そこからまた羽を広げるまでにも相当な時間がかかり,完全に羽化するまでにはおおよそ2時間くらいを要するそうです。
長い時間,セミにつきっきりになるのはもちろん,夜間の撮影なので,フラッシュの加減を微妙に調整するにも,技を駆使して撮影されているそうです。

夜の静けさや,涼しい空気まで伝わってくるような素敵なお写真です。
長い時間を地中で過ごし,これから大空に飛び立ってゆくセミの生涯に思いを馳せてみませんか?
デジタルサイネージでご覧になれるのは1日に数回ですが,もしこの写真に出会えたら,ぜひ足を止めてご覧になってくださいね。

ここまでで40分ほどかかっています
静かに羽化は進みます










sm

2016年7月5日火曜日

テーマ展示に黒板が登場です (第48回「夏の健康管理」)

7月1日(金)より始まりました,第48回テーマ展示「夏の健康管理」に黒板が登場しました。

担当のMさんによると,今回は「誰もが心の奥にしまっている夏休みの思い出」をテーマに描いてみたそうです。仲の良さそうな兄妹が手をつないでいる様子がほほえましいですね。入道雲も夏らしくて素敵です。

さて,展示中のアプリによると今日の熱中症危険度は,10時半の時点ですでに"厳重警戒"となっていました。
こまめに水分を補給して,疲労を感じたら無理せず休むことも大切です。

館内に掲示している保健管理・総合相談センターのポスターには,不調を感じた場合,早めに保健管理部門を受診してくださいとあります。
蔵本地区では蔵本会館2Fにある蔵本保健室が利用できますので,ちょっと体調がおかしいなと思ったら,相談してみてはいかがでしょうか。
冷却のための保冷剤や,経口補水液(ORS)もご用意があるそうですよ。

保健管理・総合相談センターのポスターはこちらです。よろしければご覧くださいね。
http://www.tokushima-u.ac.jp/hscc/hsd/docs/2016052600042/files/necyousyou.pdf


sm

2016年7月4日月曜日

文芸コーナーの図書を入れ替えました(2016年7月)

先週の金曜日からいいお天気が続いていますね。
みなさん、熱中症にはくれぐれもお気をつけください。


今月の文芸コーナーは、4月から図書館で働いてる職員(KH)が初めて選書しました。
医歯薬に関係するような選書をしなければと思い、


「腎臓のはなし : 130グラムの臓器の大きな役割(中公新書:2214)」
「食品表示の罠(ちくま新書:1117)」
「血液型で分かるなりやすい病気・なりにくい病気 : がん、胃潰瘍、脳梗塞から感染症まで(ブルーバックス:B-1839)」
「ウイルスと感染のしくみ : なぜ感染し、増殖するのか!?その驚くべきナゾに迫る!!(サイエンス・アイ新書:SIS-287)」などそれ以外の小説も含めて25冊入れ替えました。小説は、医歯薬関係ではありません。


よく考えると医歯薬に関する本はたくさんあるので、わざわざ常三島本館からの25冊に入れなくてもと後になって後悔しました。


次回の私の担当予定は、来年の3月なので、その時は心に余裕を持って選書してみたいと思います。
上の図書や下のリストを見て興味を持たれた方、2階中央閲覧室内 文芸コーナーに置いてありますので、ぜひお立ち寄りください。


                                                                                                                                (KH)



2016年7月文芸コーナー入れ替え図書リスト

2016年7月1日金曜日

第48回テーマ展示「夏の健康管理」

今日はよく晴れて暑い一日になりそうですね。
7月に入り,蔵本分館はいよいよ冷房の実施期間に入ります。
暑い中,熱心に勉強されていたみなさん,お待たせしました!この夏も資料収集やレポート作成に,図書館をご活用くださいね。

さて,テーマ展示も今日から新しくなります。

今回は「夏の健康管理」をテーマに,食中毒と熱中症に関する資料を集めました。監修は,食中毒分野を予防環境栄養学分野教授の高橋章先生に,熱中症分野を保健管理・総合相談センター保健管理部門長の前田健一先生にお願いしています。

食中毒の原因は,細菌やウイルス,自然毒,化学物質,寄生虫など様々ありますが,発生件数の4分の3が細菌とウイルスによるものであり,特に夏季は高温多湿な状態が続くため,細菌による食中毒が発生しやすくなる時期です。
外での食事で集団で罹患するイメージのある食中毒ですが,厚生労働省ホームページの食中毒事件一覧速報, 平成27年(2015年)食中毒発生状況によると,原因施設別発生件数では,最も多い飲食店に次いで2番目に多いのは,家庭での食中毒となっています。
以下,旅館,仕出屋と続きますが,こうしてみると食中毒発生のリスクはどこにでもあると言えそうです。

熱中症は,かつては高温環境下での労働や運動で多く発生していましたが,近年では地球温暖化などの影響により,日常生活の中での発生増加が指摘されています。
特に観測史上最も暑い夏と言われた平成22年以降,熱中症での救急搬送件数は大きく増加しており,政府は平成25年から7月を「熱中症予防強化月間」と定め,予防法や対処法の普及啓発に努めています。
熱中症は熱さという要因に加えて色々な条件が重なって発症すると考えられており,現れる症状も様々です。熱中症を正しく把握することは予防の上でも,重症化を食い止めるためにも,とても重要です。

食中毒も熱中症も,悪くすると生命にもかかわる危険性があります。ですが,どちらも十分な注意を払うことで,ある程度は自分で防ぐことができるという側面も持っています。
健康で有意義な夏休みを過ごすためにも,テーマ展示コーナーを活用してみませんか?
蔵本分館1階ホール,テーマ展示コーナーにぜひお立ち寄りください!

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