2019年5月17日金曜日

今月のいずみ号(2019年5月)

 令和を迎えて半月が経ちましたね。だんだんと気温も上がり夏に近づいていますが,皆さま元気にお過ごしでしょうか。さて,本日5月17日(金)は市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。日差しの強い中でしたが,今日もたくさんの方が利用に訪れていました。


 今回は『お茶の本』特集です。八十八夜(立春から88日目。2019年は5月2日)を過ぎ,新茶の美味しい季節になりました。特集コーナーの書籍も,鮮やかな緑色が目を惹きます。茶道やお茶について,本でじっくり学ぶのも面白そうですね。


 次の巡回日は,6月13日(木)です!次回もぜひいずみ号をご利用ください。
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2019年5月14日火曜日

蔵本地区ブックハンティングを実施します:久米書店

学部学生,大学院生のみなさん!図書館には古い本しかない,定番の本しかないなどとあきらめていませんか。

ブックハンティングは,書店に並んでいる本の中から図書館においてほしい本を学生に選んでいただく企画です。

今回は蔵本キャンパス前の「久米書店」で開催します。 久米書店は大学の先生方も利用している医歯薬系の専門書店です。蔵本地区の学生さんの授業や課題解決,論文作成に使える本が必ずあります。店頭で選んでいただくだけで,最新図書もすぐに利用できるようになりますよ。

多くの方々のご参加をお待ちしております。



■日時・場所 
 久米書店(医大前店)
 2019年6月17日(月)~30日(日)
 久米書店営業時間内 
 (月~土)9:00~20:00,(日)10:00~20:00に自由参加
■対象者
 蔵本地区の学生
 ※人数制限はありません。また,期間中何度でも参加できます(1回につき10冊まで)
■実施方法
 図書館への事前申込みは不要です。
   久米書店で申込書に記入し,選んだ本を書店カウンターに預けてください。           ※図書館の所蔵と重複チェックを行い,貸出準備ができ次第,参加者に速報をお送りします。

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2019年4月23日火曜日

My Recommendations No.130「史上最大の暗殺軍団 デンタルプラーク」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,口腔保健衛生学分野教授 日野出大輔先生より,下記図書をおすすめいただきました。日野出先生,ありがとうございます。
 それでは,いただいた書評と併せてご紹介いたします。

『史上最大の暗殺軍団 デンタルプラーク』(奥田克爾/医歯薬出版)

入院患者さんへの「口腔ケア」は重要と聞くけれど、その根拠はどのようなことなのか、多くの方が簡単に知りたいと思っているのではないでしょうか。
本書は、デンタルプラークが口腔の病原因子として働くだけでなく、種々の生活習慣病や命を失う全身疾患にも関係していることをわかりやすく説明されている書籍です。これから歯科医療専門職を目指す学生さんの入門書としてだけでなく、予防医学に興味のある皆さんにもお勧めの1冊です。ぜひ、手に取ってご一読いただければと思います。



 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。
ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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My Recommendations No.129「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,口腔顎顔面矯正学分野教授 田中栄二先生より,下記図書をおすすめいただきました。田中先生,ありがとうございます。
 それでは,いただいた書評と併せてご紹介いたします。

『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』(井上智洋/文春新書)

AIとは、コンピュータに知的な作業をさせる技術のことです。すでにiPhoneなどで動作する音声操作アプリのSiriは、ヒトの音声による命令を認識し、実行してくれます。2020年ごろには、AIが人に変わって運転するセルフドライビング(自動運転)技術が実現するといわれています。AIはヒトが行う様々な仕事を、ヒトの代わりに代行してくれる、ヒトにやさしい技術革新と考えられている反面、2030年以降のAIは経済や社会の在り方を大きく変えてしまう可能性があります。これまでヒトにしかできないと思われていた仕事がAIの登場によって、そのほとんどが代行できるようになり、ヒトにしかできないことが限られてくるのではとの懸念があるのです。本書では、これまでのAIの誕生から発達の歴史が紹介されているだけでなく、2030年ころに起こるとされている第四次産業革命以降の経済の在り方が記載されています。汎用のAIは多くの労働を消滅させ、経済の構造を根本的に変革するでしょう。最終章では、この予想を踏まえ、多くの労働が消滅した未来の世界に、ベーシックインカムがいかにふさわしい制度であるかが論じられています。


 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。
ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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2019年4月22日月曜日

My Recommendations No.128「科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,口腔顎顔面補綴学分野教授 市川哲雄先生より,下記図書をおすすめいただきました。市川先生,ありがとうございます。
 それでは,いただいた書評と併せてご紹介いたします。

『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』
(三田一郎/ブルーバックス 講談社)

医療の世界は、その人の人生観や宗教と深く関わる。またEBMとわざわざ言われるのは、医学はこれまでエビデンスに乏しいサイエンスあるいは技術であったためであろう。しかしその一方、サイエンス中のサイエンスである数学や理論物理学を専門としている人の多くはエビデンスとはほど遠い何かを信じている。高名な数学者の岡潔は「数学の本質は『論理ではなく情緒』」と言い切る。本書はノーベル物理学賞受賞者の益川英夫・小林誠を輩出した教室の教授であり宗教家でもある著者が、コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、アインシュタインボーア、ハイゼンベルク、ディラック、ホーキングらの超一流の物理学者の宗教観と神を信じる事は科学と矛盾しないとことを、物理学史とからませながらまとめている本で、大変刺激的な内容である。


 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。
ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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My Recommendations No.127「生命科学クライシス―新薬開発の危ない現場」

 附属図書館副館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

『生命科学クライシス―新薬開発の危ない現場』(リチャード・ハリス/白揚社)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

独創的とおぼしき53件の研究を選んで追試したところ、結果を再現できたのは6件しかなかった (Nature 483:531–533, 2012)。さらに防ぎうる間違いがあまりにも多いのみならず、放置され数多く引用されていると言う。本書では再現性欠如の原因解析とともに、再現性問題の解決に向けた提案が以下に示されている。
1. 細胞株を検証する(誤認細胞株ではないか?)、2. 抗体の実験で適切な対照を置く(市販の抗体の4割に不備がある)、3. マウスの実験で適切な動物数を選択する(実験で用いる動物の数の決め方について説明している論文はほとんどない)、4. どんな仮説を試そうとしているのか実験に先立って決定すること(まず実験を行い、そのデータに合うように仮説を事後に立てていないか?)。これらの点を肝に銘じて実験に取り組む必要性を思い知らされる。また 「再現性の問題は科学者の訓練法から始まる」とのことから、生物医学教育の「場あたり的でない抜本的な立て直し」に取り組む必要に迫られている。


 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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2019年4月18日木曜日

今月のいずみ号(2019年4月)

 新年度が始まり約3週間経ちましたが,皆さまいかがお過ごしでしょうか。さて,本日4月18日(木)は市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。


 今回は『花の本特集』です。気候も暖かくなり,あちこちにきれいな花の見られる季節になりましたね。よく目にする花の名前や花言葉を調べたり,フラワーアレンジメントを楽しんだり……皆さんも,この機会に花に親しんでみては?


下段は『紙幣の人物特集』。紙幣も刷新されますね。

 次の巡回日は,5月17日(金)です。令和元年もどんどんいずみ号をご利用くださいね!
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2019年4月16日火曜日

「My Thesis(私の学位論文)」 口腔顎顔面矯正学分野 田中栄二先生

口腔顎顔面矯正学分野教授 田中栄二先生がMy Thesis(私の学位論文)の紹介文をお送りくださいました。
田中先生、ありがとうございました。

紹介文の全文は、下のリンクまたはタイトル部分の画像をクリックするとお読みいただけます。
ぜひご覧ください。

「My Thesis(私の学位論文)」医歯薬学研究部 口腔顎顔面矯正学分野 田中栄二

https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/support/my_thesis/pdf/my_thesis_dent_tanaka-201904.pdf

※My Thesis(私の学位論文)これまでの紹介文など関連記事は,ラベル「My Thesis」からどうぞ!
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2019年4月15日月曜日

My Recommendations No.126「胎児のはなし」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,附属図書館副館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。
 それでは,お寄せいただいた書評と併せてご紹介します。

『胎児のはなし』(最相葉月, 増崎英明/ミシマ社)

「見えるようになってきた胎児」に焦点を当てた本だ。超音波検査の発達により分娩予定日が正確に推定可能となったことは、産婦人科における超音波の最初で最大の貢献だそうだ。学生時代の教科書(最新産科学正常編、文光堂、昭和52年3月)では、超音波断層法に関するわずか半頁のみの記載だったことより、現在はまさに「三次元画像による胎児の詳細な可視化」が実現していることを再認識した。また超音波検査による「胎児に表情があること」や「胎児は鼻から羊水を吸って、それを鼻からピューと外に出すこと」の発見も驚きだ。
本書ではベールに包まれていた胎児の生態が分かりやすく解説されている。一読すれば、好奇心が一層掻き立てられること間違いなし。



 本日より蔵本分館1階ホール My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひお手に取ってご覧くださいね!
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2019年4月2日火曜日

第69回テーマ展示「食事と健康 ~一人暮らしを始めるあなたに~」

 いよいよ4月,新入生のみなさん,ご入学おめでとうございます。そして,在学生のみなさんは進級おめでとうございます。

 新年度とともに開始した今回のテーマ展示は,新入生向け企画として「食事と健康 ~一人暮らしを始めるあなたに~」というテーマで,臨床食管理学分野教授・竹谷 豊先生に監修いただいた図書を展示しています。

 健康で充実した大学生活を送るためには,バランスの取れた美味しい食事が欠かせません。本展示では,献立本や初心者にも作りやすいレシピ集をはじめ,みなさんが日々の栄養バランスを考えるうえで役立つ資料や読み物など,食生活にまつわる様々な本を集めました。
 もちろん,普段から食生活に気をつけている,自炊はお手のものというみなさんにも興味を持っていただける本を多く取り揃えていますので,ぜひご覧くださいね。

 また,展示コーナーに設置したiPadでは,テーマにちなんだアプリをご紹介しています。こちらもどうぞご覧ください。

○あすけんダイエット 体重記録とカロリー管理アプリ
簡単な食事の記録をつけることで,カロリー計算・体重管理が出来るアプリ。14種類の栄養素をもとに,栄養士からの役立つアドバイスも。

 これから始まる新生活,様々な場面で図書館に足を運ばれることと思います。試験勉強やレポートの作成をはじめ,グループ学習,勉強の合間の息抜きにと蔵本分館をどんどんご活用ください!

展示期間は4/1(月)~5/31(金)です。

今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてくださいね!
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2019年4月1日月曜日

ご自由にお持ち帰りください!(処分対象の雑誌)

蔵本分館2階ブラウジングコーナーの雑誌で,保存期限が過ぎ処分対象となったものを,今年も1階リフレッシュコーナーに置いています。

どうぞご自由にお持ち帰りください。

(雑誌の付録がブックトラック横の段ボール箱に入っています。こちらも雑誌同様ご自由にお持ち帰りいただけます。お早めにどうぞ!)

なお,ここに置いてある雑誌以外に,処分対象の新聞もあります。ご入用でしたらお気軽に職員までお問い合わせください。


           
    

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2019年3月15日金曜日

My Recommendations No.125「”きれいな字”の絶対ルール」

 附属図書館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

『”きれいな字”の絶対ルール』(青山 浩之/日経BP社)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

読み手に配慮して書けば、自然と「読みやすく、気持ちが伝わる字」となる。自分の字を整える方法として、「スキマ均等法」でバランス調整、「ピタ(横画の最後はしっかり止める)・カク(折る部分はしっかり折る)・ピト(くっつく部分はしっかりくっつける)法」で丁寧に、「中心線串刺し法」で真っすぐ書くことが挙げられている。「止め、ハネ、払い」への意識や字の外形の把握の必要性は、小学生時の硬筆や習字の練習を思い起こさせる。二人に一人が手書きコンプレックスを持ち、どうにかしたいと思っているそうだ。手書きが不得手な人もそうでない人も、本書から得られるものは大きいに違いない。


 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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2019年3月8日金曜日

My Recommendations No.124「科学立国の危機: 失速する日本の研究力」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,附属図書館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

『科学立国の危機: 失速する日本の研究力』
(豊田 長康/ 東洋経済新報社)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

日本の学術論文数が世界諸国に比べて極端に低迷している。本書は、日本の研究力が低下してきた原因を種々のデータに基づいて解析し、研究力が復活するための対応を提案している。多くの先進国において論文数が増えたメカニズムは「政府からの大学研究資金 → 研究人件費 → 研究従事者数 → 論文数」である事がわかった。すなわち「人件費以外の研究費」の増額とともに研究従事者数(研究人件費)を増やすことが特効薬となるのだ。また、ドイツ、米国などの大学間格差(富士山の傾斜)に比して日本の極端に急峻な格差(東京タワーの傾斜;「国立大の1人あたり交付金、12倍の格差」日本経済新聞、2018年11月8日)を改善すべきにも関わらず、さらに「選択と集中」を進める政策が進行中だ。この政策決定の基盤となったデータは、適切な分析に基づくものか監視する必要が強調されている。研究者のみならず将来を担う学生にも一読を勧める。


 本日より蔵本分館1階ホール My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひお手に取ってご覧くださいね!


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2019年3月5日火曜日

My Recommendations No.123「「全世界史」講義Ⅰ・Ⅱ」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,近藤彰先生(近藤内科病院 理事長)より,下記図書をご推薦いただきました。近藤先生,ありがとうございます。
 それでは,いただいた書評と併せてご紹介いたします。

『「全世界史」講義Ⅰ』
『「全世界史」講義Ⅱ』
(出口治明/新潮社)

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昨年夏、「全世界史」は京都での城南高校同窓会にて上田寛君から購読をすすめられた。一昨年、私は英首相チャーチルがノーベル文学賞を受賞したのを知りすこし驚き、興味がありチャーチルの代表作である「第二次世界大戦」を読んだ。スターリンは、ソビエト軍がワルシャワの数キロ地点に達しながら、ワルシャワ市民の蜂起を見捨てて、ナチスドイツに多数のワルシャワ市民が殺されたことなど第二次世界大戦中・戦後の東欧社会へのソビエトの態度はひどいものであったと話した私に、ロシア刑法が専門の上田君から立場によって歴史観はいろいろと違うと反論されて、薦められたのが本書である。
著者の出口治明さんは、ライフネット生命保険会社会長でかつ立命館アジア太平洋大学の学長であり「教養の達人」と言われている。上田君とは京都大学法学部での同級生で、上田君はあんなに多忙な出口さんが多くの書物を世に出しているのは驚きであると言っていた。

従来の我々が学んだ世界史は欧米からみた歴史観であり、近年、アジアから観た世界史が注目されている。「全世界史」講義は、「歴史とは昔からグローバルな関係の中に存在するものでした。つまり人類の歴史の中に日本史や中国史といったものが孤立して存在しているわけでなく人類にはたったひとつの歴史があって、その大きい枠組みの中に、それぞれの地域の歴史があるのです。」との著者の考えで、欧米からみた歴史とは違って人類の歴史をグローバルに解き明かしている。

本書は面白い教養書であった。15万年前にホモ・サピエンスがアフリカから出て全世界に拡散した。約12000年前に三大文明発祥の地であるメソポタミアにて、ドメスティケーションという現象が起きた。ドメスティケーションとは、人類が狩猟採取生活から農耕牧畜生活に転換した時に生じた。食物を支配し栽培が、動物を管理し牧畜が、金属を支配して冶金が始まり、そして人類の脳が大きく進化した結果、人類は自然を支配したいと考えはじめ、神の概念が出てきたことである。この現象ドメスティケーションが人類にとってその後の大きな飛躍につながったと述べている。
本書は古代・中世をⅠ、近代・近現代史Ⅱの2冊になっている。古代・中世Ⅰでは農耕生産の発達による富の集積と神の出現、気候変動による人口の増減、宗教戦争などを縦糸に、ダイナミックに有史から中世までの歴史を解き明かしている。横糸には、面白い歴史のエピソードが多く挿入されており読み飽きない物語となっている。たとえば、「懺悔」について、6世紀のキリスト教での「懺悔」は信者には救済の一面があるが、キリスト協会が懺悔をとおして莫大な情報を持つことで当時の政治・社会に強大な権力と富を得たこと。同じ一神教であるイスラムの支配はきわめて寛容であるのに対して、キリスト教は十字軍に代表される破壊的で排他的であったことなどである。
近代・近現代Ⅱでは宗教改革、アジアの四大帝国と宗教改革、新大陸の時代その後の産業革命から二つの世界大戦後の冷戦までの歴史である。世界各国の興亡についてⅡ巻は焦点が定まらない感じは否めない。本書の面白いのは先に述べた横糸であるエピソードである。紅茶についてのエピソードも面白い。17世紀の初頭にスペインがメキシコを征服した際、鉱山から大量の銀を掘り出すため、現地メキシコ人にコカの葉をかませて長時間労働を可能にした。この方式を産業革命が始まったイギリスがまねた。当時インドを押さえたイギリスは綿を現地のインドで布に織ることを禁じて、綿を本国に持ち帰りマンチェスターの織機を駆使して大量の綿布を作った。この時、資本家は労働者にセイロンの紅茶を飲ませ、紅茶のカフェインで長時間労働を可能にしたのである。このエピソードを読んで、私もまねて紅茶を愛用している。趣味のゴルフに出かけるときには、象印魔法瓶に「プリンス オブ ウエールズ」の紅茶を入れ持参している。効果はてき面で、暖かい紅茶を飲むことで、1ラウンドハーフの後半に崩れることは少なくなった。

本書を読んで自分の世界観がだいぶん変化した。特に宗教についてキリスト教、イスラム教などの一神教の理解が進み、一神教の強い排他性とは違う、大いなる寛容な仏教が良いのではないかと仏教を再認識している。先日の大坂なおみさんの全豪オープンでの優勝インタビューでは相手を思いやるスピーチであり、なおみさんのスタンスはわが国の和の精神につながっていると感じている。
「全世界史Ⅰ・Ⅱ」を読んだ後、さらに上田君から薦められたベストセラーの「ホモ・サピエンス」、「ホモ・デウス」「GAFA:騎士4人の物語」を購入し読書を楽しんでいる。

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 本日より蔵本分館1階ホール My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひお手に取ってご覧くださいね!

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2019年2月28日木曜日

My Recommendations No.122「信長の原理」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,附属図書館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

『信長の原理』
(垣根涼介 / KADOKAWA)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

「働きアリの法則」を知っているだろうか?よく働くアリが全体の2割、普通に働くアリが6割、何もしていないアリが2割に分かれるという法則だ。最近、本法則に基づく集団は長続きすることが明らかにされた(長谷川英祐『働かないアリに意義がある』KADOKAWA、2016年)。
しかし信長は「2:6:2の法則」に気付きながらも、全家臣に上位20%の立場で戦さに臨むことを求め、下位20%に相当すると家老級でも用済みとして放り出された。例えば、光秀は信長から駄目アリと思われる時が来るかもしれないと危惧するなど、次第に心理的に追い詰められ「本能寺の変」に至った。読み応えのある大作の歴史小説だ。




 本日より蔵本分館1階ホール My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひお手に取ってご覧くださいね!
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2019年2月22日金曜日

今月のいずみ号(2019年2月)

 月初に立春を迎えましたが,まだまだ寒い日が続きますね。さて,「猫の日」ということで前回お知らせしていた本日2月22日(金)は,市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。


 今回は「手づくりお菓子特集」ということで,色々なお菓子のレシピ本が並んでいました。味だけでなく見た目にもこだわったスイーツ作りをはじめ,糖質オフのおやつやバターを使わないお菓子作りなど, 興味深いタイトルが並んでいますね。皆さまも手づくりのお菓子をお供に,読書をされてみるのはいかがでしょうか。


 次の巡回日は,3月18日(月)です。次回も是非いずみ号をご利用ください!


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2019年2月12日火曜日

第68回テーマ展示「耳鼻咽喉科」

 蔵本分館では第68回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回は耳鼻咽喉科・頭頸部外科講師・東 貴弘先生に監修いただき,「耳鼻咽喉科」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。

 耳鼻咽喉科とはその名称のとおり,主に耳・鼻・咽喉(のど)を専門とする分野であり,扱う対象は「鎖骨から上で脳・眼・歯を除いた部分に生じた疾患」と,非常に多岐に渡ります。これは,耳と鼻,喉の上部が全て上咽頭で繋がっており,疾患の治療においてそれぞれの部位が密接に関連しているからだといえます。また,耳鼻咽喉科が扱う疾患も,新生児から高齢者までの感染症,アレルギー,神経疾患,腫瘍や外傷,自己免疫疾患など多岐に渡ります。聴覚や嗅覚,味覚といった感覚,あるいは発声や言語,嚥下などの機能にかかわるため,治療にあたってはその機能の保持やリハビリテーションが重要です。
 医学の進歩により,耳鼻咽喉科医が手術で取り扱う分野は次第に拡大しています。耳,鼻,咽喉頭や頸部などはもちろんのこと,眼窩内,頭蓋内・頭蓋底なども対象領域になってきており,「耳鼻咽喉科」という名称には収まらなくなりつつあります。
このため近年では,頭頸科や頭頸部外科という科名に変更ないし併記することが一般的になってきています。
 耳鼻咽喉科,頭頚部外科について,皆さんもこの機会に学んでみませんか?

今回もiPadでは,テーマにちなんだアプリをご紹介しています。
①聴力検査&耳年齢テスト
手軽に使える聴力検査アプリ。125ヘルツから8000ヘルツまでの聴力を検査することが出るほか,結果をグラフにして表示することが可能です。
②花粉メーター
花粉情報・対策をまとめたアプリ。現在地での飛散情報・週間予報をはじめ,豆知識も併せてチェック出来ます。

 展示期間は3月31日(日)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せくださいね。


今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!

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2019年1月24日木曜日

Scopus講習会を開催します

世界最大級の抄録・引用文献データベースScopusの講習会を行います。データベース提供元との提携により,エルゼビア・ジャパン株式会社から講師をお迎えしての講習会です。

今回は教職員を対象に,最新情報や重要論文を調べる方法に加え,論文・ジャーナル評価指標や論文の名寄せ方法などを説明します。
また,研究力分析を支援するためのツールであるSciValの説明もあります。
 
これから初めてScopusを利用する方はもちろん,より詳しい機能について知りたいという方も,この機会にぜひご参加ください。講習会は一部分のみご参加いただくことも可能です。

●開催日時 : 2019年2月20日(水)
     ○1回目 15:00-16:00
     ○2回目 18:00-19:00
  ※内容はいずれの回も同様です。

●会 場 : 附属図書館蔵本分館 2階ミーティングルーム
    (今回は蔵本地区のみの開催となります)

●内 容
 テーマ:論文やジャーナルの評価指標の使い方
 目 的:論文の被引用数などを用いた研究力評価指標を理解する
 対 象:教職員
 時 間:60分
 内 容:
     ○論文の検索方法
     ○論文の名寄せ方法
     ○論文評価指標(被引用数、FWCIなど)
     ○ジャーナル評価指標(CiteScore、SNIPなど)
     ○指標の研究戦略への活用事例(SciValの紹介)


☆お申し込みはこちらからお願いします↓☆
Scopus講習会を開催します[蔵本分館]

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2019年1月23日水曜日

留学促進ブース in 図書館




徳島大学国際交流サークル"DIVERS-ダイバース"の学生さんによる「留学促進ブース」を蔵本分館に設置しています。
こちらでは「トビタテ!留学JAPAN」派遣留学生有志による体験記や資料を展示するとともに、留学中に撮った素敵な写真を本人のエピソードと一緒にスライドショーで上映しています。

 政府は「日本再興戦略」において2020年までに学生の海外留学を倍増するという目標を掲げています。徳島大学でも留学者数を増やそうと、有志の学生さんが立ち上がって今回の展示企画を提案してくださり、図書館が協力させていただた次第です。

「トビタテ!留学JAPAN」の学内締切(2/12)に合わせて、常三島と蔵本の両キャンパスの図書館で2月15日(金)まで展示していますので、ぜひお立ち寄りください。


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2019年1月11日金曜日

電子ジャーナル「MedicalFinder」トライアルのお知らせ

現在,「MedicalFinder」の無料トライアル(試し読み)を実施しています。

MedicalFinderは,医学書院の電子ジャーナルで,日本語の医学・看護分野の論文を検索・閲覧できるサービスです。「Medicina」や「理学療法ジャーナル」,「胃と腸」など,普段からよく使われている雑誌が,スマホやパソコンから利用できるようになっています。
この機会にぜひご利用ください。

☆トライアル期間 : 2か月間(2019年3月25日まで)
☆アクセスはこちら

画面左のジャーナル一覧のうち、緑丸のついたものが利用可能になっています。

※ 短時間での多くの論文のダウンロード(画面表示も含む)は禁止されていますので,必要な論文のみ利用するようにしてください。

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2019年1月10日木曜日

今月のいずみ号(2019年1月)

今月のいずみ号の特集は『シリーズの第1巻』です。
年の初めだからでしょうか?
『1巻』を読むと最後まで読みたくなる?読めない?
どちらでしょうか。
今年は干支の最後の『亥』ですので、シリーズ最後まで読み切ってみませんか?

まずはここの1巻をお勧めします。





沢山の人で賑わってました。


新しい本も車内にありました。


次回は2月22日(猫の日)です。
2時22分頃(本当は14:30~15:00です。少し前からいますよ。)
に是非お越しください。

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