眼は視覚を司る感覚器で,脳の出先器官とも言われており、人は体の外から受け取る情報の80%以上を視覚情報から得ています。眼球は奥行き約24ミリメートル・重量約7グラムほどのごく小さな器官でありながら,非常に緻密な構造をしています。
眼科学は,視覚にかかわる眼球およびその付属器(眼瞼・外眼筋・涙器、視神経など)の構造,機能を研究することで,疾患の予防,治療を行い視機能を維持することを目的とします。角膜,屈折矯正,網膜硝子体,神経眼科,緑内障,眼瞼眼窩,ぶどう膜炎,小児眼科等,様々な専門分野に分かれています。眼科学の歴史的に大きな成果の一つとしては,眼鏡の開発が挙げられますが,近年では眼内レンズの開発,iPS細胞を利用した角膜や網膜の再生医療など,よりよい視機能の維持に向けての研究や治療は目覚ましく発展しています。また,眼には高血圧,糖尿病など,全身疾患に伴う病変が出現することがあり,眼科学はこうした全身疾患の診断,程度や予後の判定にも重要な役割を担っていると言えるでしょう。
皆さんも,この機会に眼科学について学んでみませんか?
展示期間は10月17日(木)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せくださいね。
今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!
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