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2017年6月12日月曜日

徳島大学報道発表「日本人の孤発の統合失調症にデノボ点変異が関与する可能性を明らかに」研究成果を掲載した論文が読めます

6月6日付のプレスリリースで,本学精神医学分野の大森哲郎教授と沼田周助准教授らの研究グループが多施設共同研究を行い,日本人の統合失調症患者と精神疾患でない両親の遺伝子配列を次世代シークエンサーで解読・解析し,孤発性の統合失調症の発症にデノボ点変異(子に生じた親が持たない新たなゲノムの変異)が関与する可能性を明らかにしたと,報道発表されました。
これらの研究成果は「Scientific Reports」に掲載されており,オープンアクセスで論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。

De novo non-synonymous TBL1XR1 mutation alters Wnt signaling activity.

Nishi A, Numata S, Tajima A, Zhu X, Ito K, Saito A, Kato Y, Kinoshita M, Shimodera S, Ono S, Ochi S, Imamura A, Kurotaki N, Ueno S, Iwata N, Fukui K, Imoto I, Kamiya A, Ohmori T.

Sci Rep. 2017 Jun 6;7(1):2887. doi: 10.1038/s41598-017-02792-z.

【共同研究グループ】

・徳島大学大学院医歯薬学研究部精神医学分野:大森哲郎、沼田周助、木下誠、西晃(現 国立国  際医療研究センター病院)
・徳島大学大学院医歯薬学研究部人類遺伝学分野:井本逸勢、田嶋敦(現 金沢大学医薬保健研究 域医学系革新ゲノム情報学分野)
・徳島大学先端酵素学研究所病態システム酵素学分野:福井清、加藤有介
・ジョンズ・ホプキンス大学、Department of Psychiatry and Behavioral Sciences:神谷篤、Xiaolei    Zhu、伊藤侯輝(現 北海道大学病院精神科神経科)、齋藤淳
・藤田保健衛生大学医学部精神科:岩田仲生
・高知大学医学部神経精神科学教室:下寺信次
・長崎大学医学部精神神経科学教室:黒滝直弘、今村明(現 長崎大学病院地域連携児童思春期精 神医学診療部)、小野慎治(現 愛野ありあけ病院)
・愛媛大学大学院医学系研究科 分子・機能領域精神神経学講座:上野修一、越智紳一

図書館HP電子ジャーナルリストからもどうぞ

sm

2017年5月23日火曜日

徳島大学報道発表「ヒト遺伝子多型がキラーT細胞の産生に及ぼす影響を解明」研究成果を掲載した論文が読めます

先端酵素学研究所の大東いずみ准教授らの研究グループによる研究成果「ヒト遺伝子多型がキラーT細胞の産生に及ぼす影響を解明」が,先週5月18日に本学から報道発表されました。

報道発表資料には研究の背景などが詳しく説明されています。気になる方はぜひチェックしてくださいね。(報道発表はこちら
さらにこの成果は,5月18日付け米国科学雑誌『JCI Insight』オンライン版に掲載されます。 この雑誌はオープンアクセスジャーナルなので,論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください!

 "A human PSMB11 variant affects thymoproteasome processing and CD8+ T cell production." 

Ohigashi I, Ohte Y, Setoh K, Nakase H, Maekawa A, Kiyonari H, Hamazaki Y, Sekai M, Sudo T, Tabara Y, Sawai H, Omae Y, Yuliwulandari R, Tanaka Y, Mizokami M, Inoue H, Kasahara M, Minato N, Tokunaga K, Tanaka K, Matsuda F, Murata S, Takahama Y.

JCI Insight. 2017 May 18;2(10). pii: 93664.
doi:10.1172/jci.insight.93664

図書館ホームページ電子ジャーナルリストからもどうぞ
sm

2017年3月31日金曜日

corresponding author(責任著者)で論文検索できますか?

先日、「ある特定の人物がcorresponding author(責任著者)になっている論文を検索できますか?」とお問い合わせがありました。
著者検索というのは案外やっかいで、Pubmedでは同姓同名問題などで苦労することもあります。

PubMedと同じく海外文献を検索できるScopusでは、アルゴリズムにより著者名と所属機関名の名寄せを行っています。このおかげで、より精度の高い著者検索ができるようになっています。

「著者検索」画面

とても便利なのですが、残念ながらcorresponding authorでの絞り込みはできません。
そんな時は、検索結果をエクスポートしてみましょう。



エクスポートする方法は「csv(Excel)」にチェックを入れ、項目の選択で「連絡先住所」にチェックを追加します。(「連絡先住所」が責任著者の連絡先であるということを、提供元のエルゼビアジャパンさんにお教えいただきました)

あとはエクスポートしてExcel上でフィルターをかけると、責任著者での絞り込みができます。
必要がありましたらどうぞお試しください。

(KY)

2017年3月10日金曜日

徳島大学報道発表「ヒト乳歯歯髄幹細胞が分泌する新規M2マクロファージ誘導因子を用いた難治性肝疾患治療法の開発」研究成果を掲載した論文が読めます

口腔組織学分野(平成29.4.1から「組織再生制御学」に名称変更予定)、山本朗仁教授らの研究グループによる研究成果「ヒト乳歯歯髄幹細胞が分泌する新規M2マクロファージ誘導因子を用いた難治性肝疾患治療法の開発」が,3月9日に本学から報道発表されました。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,英国時間3月8日付け英国雑誌「Scientific  Reports」電子版に掲載と書かれてあります。
論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この雑誌はオープンアクセス誌ですので,論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。

Takanori Ito, Masatoshi Ishigami, Yoshihiro Matsushita, Marina Hirata, Kohki Matsubara, Tetsuya Ishikawa, Hideharu Hibi, Minoru Ueda, Yoshiki Hirooka, Hidemi Goto & Akihito Yamamoto

Secreted Ectodomain of SIGLEC-9 and MCP-1 Synergistically Improve Acute Liver Failure in Rats by Altering Macrophage Polarity

Scientific Reports 7, Article number: 44043 (2017)
doi:10.1038/srep44043

(KY)

2017年2月13日月曜日

徳島大学報道発表「キラーT細胞を産生する分子機構を解明」研究成果を掲載した論文が読めます

先端酵素学研究所の大東いずみ准教授らの研究グループによる研究成果「キラーT細胞を産生する分子機構を解明」が,2月9日に本学から報道発表されました。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,2月8日付け英国科学雑誌「Nature Communications」オンライン版に掲載と書かれてあります。
論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この雑誌はオープンアクセス誌ですので,論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。

Muhammad Myn Uddin, Izumi Ohigashi, Ryo Motosugi, Tomomi Nakayama, Mie Sakata, Jun Hamazaki, Yasumasa Nishito, Immanuel Rode, Keiji Tanaka, Tatsuya Takemoto, Shigeo Murata & Yousuke Takahama

Foxn1-β5t transcriptional axis controls CD8+ T-cell production in the thymus

Nature Communications 8, Article number: 14419 (2017)
doi:10.1038/ncomms14419

(KY)

2017年1月16日月曜日

徳島大学報道発表「MSX1遺伝子C末端領域における新規変異検出、ならびにその多数歯欠損症における疾患責任性のゲノム編集技術を用いた検証」研究成果を掲載した論文が読めます

医歯薬学研究部の田中栄二教授、泰江章博講師(口腔顎顔面矯正学分野)、井本逸勢教授(人類遺伝学分野)、先端酵素学研究所の親泊政一教授、三井なおみ研究員(生体機能学分野)らの研究グループによる研究成果「MSX1遺伝子C末端領域における新規変異検出、ならびにその多数歯欠損症における疾患責任性のゲノム編集技術を用いた検証」が,1月11日に本学から報道発表されました。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,英国科学誌「Scientific Reports」(オンライン版)に12月5日付けで掲載と書かれてあります。
論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この雑誌はオープンアクセス誌ですので,論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。

Silvia Naomi Mitsui, Akihiro Yasue, Kiyoshi Masuda, Takuya Naruto, Yoshiyuki Minegishi, Seiichi Oyadomari, Sumihare Noji, Issei Imoto & Eiji Tanaka

「Novel human mutation and CRISPR/Cas genome-edited mice reveal the importance of C-terminal domain of MSX1 in tooth and palate development」

Scientific Reports 6, Article number: 38398
doi:10.1038/srep38398

(KY)

2016年12月13日火曜日

徳島大学報道発表「肺腺がんの早期から不活性化される新規がん抑制遺伝子の発見」研究成果を掲載した論文が読めます

医歯薬学研究部の井本逸勢教授、増田清士准教授(人類遺伝学分野)、丹黒章教授、梶浦耕一郎助教(胸部・内分泌・腫瘍外科学分野)らの研究グループによる研究成果「肺腺がんの早期から不活性化される新規がん抑制遺伝子の発見」が,12月6日に本学から報道発表されました。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,米国科学誌「Oncotarget」に12月1日付けで掲載と書かれてあります。
論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この雑誌はオープンアクセス誌ですので,論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。


Koichiro Kajiura, Kiyoshi Masuda, Takuya Naruto, Tomohiro Kohmoto, Miki Watanabe, Mitsuhiro Tsuboi, Hiromitsu Takizawa, Kazuya Kondo, Akira Tangoku, Issei Imoto

Frequent silencing of the candidate tumor suppressor TRIM58 by promoter methylation in early-stage lung adenocarcinoma

Oncotarget 
DOI: 10.18632/oncotarget.13761

(KY)

2016年9月15日木曜日

徳島大学報道発表「ゲノム編集ブタ作製の新手法を確立」研究成果を掲載した論文が読めます

先端酵素学研究所の竹本龍也助教,生物資源産業学部の音井威重教授らによる研究成果「ゲノム編集ブタ作製の新手法を確立」が,本学から報道発表されました。

本日の徳島新聞一面でも大きく取り上げられていましたので,ご覧になった方も多いかと思います。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,研究成果は9月14日付けで米国科学雑誌『Science Advances』のオンライン版に掲載と書かれてあります。論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この雑誌はオープンアクセス誌ですので,論文本文を読むことができます。

下記リンクからどうぞご利用ください。

Fuminori Tanihara, Tatsuya Takemoto, Eri Kitagawa, Shengbin Rao, Lanh Thi Kim Do, Akira Onishi, Yukiko Yamashita, Chisato Kosugi, Hitomi Suzuki, Shoichiro Sembon, Shunichi Suzuki, Michiko Nakai, Masakazu Hashimoto, Akihiro Yasue, Munehide Matsuhisa, Sumihare Noji, Tatsuya Fujimura, Dai-ichiro Fuchimoto, Takeshige Otoi

Somatic cell reprogramming–free generation of genetically modified pigs

Science Advances  14 Sep 2016:
Vol. 2, no. 9, e1600803
DOI: 10.1126/sciadv.1600803

(KY)

2016年8月1日月曜日

PubMedで主題検索はできますか?(3)MeSH Database

この連載では,PubMedでの主題検索について解説しています。
前回の記事「PubMedで主題検索はできますか?(2)自動用語マッピング」では,自分の思いついた用語で検索すると,自動的にPubMedのキーワードに変換して網羅的に検索してくれる「自動用語マッピング」について説明しました。

そして,便利なのですが「自動」なのでうまくいかない時もある,ということも説明しました。
その場合はどうしたらよいのでしょう?

用語を色々変えて,上手く変換してくれるまで検索してみる,というのも一つの方法ですが,少々手間がかかりますね。

例えば(ストレッチのことばかり考えていて恐縮ですが) ,前回「self stretching」で自動用語マッピングがイマイチだった職員KYは,「stretching」「stretch」などで検索してみましたが,自動用語マッピングはされなくなるし,関係ない論文がたくさんヒットしてくるし,でだんだんイライラしてきました。 
このような経験をされた方,他にもいらっしゃるのではないでしょうか。

いっそ最初から「PubMedのキーワード」を調べられたらいいのに・・・

そんな方に朗報です!
PubMedには「MeSH Database」というメニューがあって,自分の思いついた言葉からPubMedのキーワード(「MeSH」といいます)を検索できます。

おなじみの PubMedトップページの画面右,「More Resources」メニューの中に「MeSH Database」はあります。次回は実際にMeSH Databaseを使ってみましょう!

(KY)

2016年7月13日水曜日

PubMedで主題検索はできますか?(2)自動用語マッピング

前回の記事「PubMedで主題検索はできますか?(1)主題検索の仕組み」では,

”検索ボックスに「lung cancer」など思いつくキーワードを何か1つ入れて検索するだけで「Lung Neoplasms」がキーワードの文献すべてがヒットするような仕組みになっています”

とご説明しました。
この仕組みを,PubMedでは「自動用語マッピング」と呼んでいます。
名前からは実際どのように働いているのか想像しにくいですね。ちょっと見てみましょう。

検索ボックスに「lung cancer」と入力してSearchボタンをクリックすると,検索結果が一覧で表示されますね。
この時,実は画面右下の方に「Search Details」というメニューがあって,どのような検索が行われたかを表示してくれています(下の画像をご参照ください)。


 「lung cancer」としか入力していないのに,色々な検索が行われていることが分かります。
検索内容を箇条書きにしてみると,
  1. 「lung neoplasms」がキーワードの文献
  2. 「lung」と「neoplasms」という単語が離れていてもいいのでタイトルや抄録など、どこかに出てくる文献
  3. 「lung neoplasms」がフレーズでどこかに出てくる文献
  4. 「lung」と「cancer」という単語が離れていてもいいのでどこかに出てくる文献
  5. 「lung cancer」がフレーズでどこかに出てくる文献
のOR検索(どれか1つでも当てはまったらOK),ということになります。
このように,入力したキーワードを自動的に変換して検索してくれるのが「自動用語マッピング」です。
自分の思いついたキーワードで,網羅的に検索してくれるのが便利なところです。
一方,「ちょっと必要ないかな~」という検索もされるのが,不便なところともいえます。
また,「自動」なので,自分の意図しない変換が起こる場合もあります。 

たとえば先日,職員KYは「セルフストレッチング」について調べたいと思い,何も考えずに「self stretching」と入力して検索しました。
検索結果は1000件あまり,結構あるな~と思いながら検索結果を眺めていましたが,全然関係ない文献が,かなりの頻度で混ざっています。
 「Search Details」を見てみると,「self」の部分がキーワード「ego」(「自我」ですかね)に変換されていました。そうじゃなくて,自分でストレッチすることなんだけど・・・・

これは入力したキーワードが悪かっただけかもしれないのですが,意外とこういうことは起こります。
検索結果に「どうして?」と疑問が起こった時は,まずは「Search Details」を確認してみるのはいかがでしょうか。
(KY)

2016年6月15日水曜日

PubMedで主題検索はできますか?(1)主題検索の仕組み

昨日のブログでPubMedの検索の仕組みについて触れましたので,今日から少しPubMedで主題検索はできる?ということについて考えてみたいと思います。

「主題検索」,つまりlung cancerで検索すると,lung cancerという単語を使っているかどうかに関わらず「肺がん」について書かれている文献を探してくる,という検索です。

これができれば,便利ですよね。
結論からいうと「できます(ただし100%ではないです)」。

もし主題検索ができなかったら,「lung cancer」「lung neoplasm」「lung tumors」「pulmonary neoplasms」など,色々な同義語を考えて検索していかないと,検索できない文献が多くなってしまいますよね。
(例えば肺がんについての文献が1000件あるとして,lung cancerだけだと200件しか見つけられないかもしれません)

それを防ぐために、上のどのような単語が論文名や抄録に使われていても「Lung Neoplasms」という単語がキーワードとして登録されていて、検索ボックスに「lung cancer」など思いつくキーワードを何か1つ入れて検索するだけで「Lung Neoplasms」がキーワードの文献すべてがヒットするような仕組みになっています。
この仕組みのおかげで,主題検索が可能になっているのです。

ところで,文献のキーワードってどこで見られるかご存じですか?

PubMedではキーワードのことを「MeSH」と呼んでいます。
検索結果の一覧画面で表示形式を「Abstract」に変えるか,詳細画面を出すと
「Publication Types, MeSH Terms」
という項目が出てきますので,横に付いている矢印をクリックすると見ることができます。

まだ見たことがない方は一度確認してみてはいかがでしょうか。



(KY)

2016年5月11日水曜日

インパクトファクターの値,いくつ以上なら高いのですか?

先日「インパクトファクターの数値は,どのくらいだったら高いといえるのでしょうか」というお問い合わせがありました。
読む論文を選ぶ際に,「インパクトファクターの高い雑誌を読む,という方法もありますよ」と先生にアドバイスをいただいたのだそうです。

インパクトファクターを調べるのは,Journal Citation Reportsですね。
https://jcr.incites.thomsonreuters.com/

アクセスすると,最初は全分野の雑誌がインパクトファクター順に表示されます。
見てみると1位の雑誌はインパクトファクターの値が140を超えています。2位以下はちょっと離れていますが,50,40という数値が確認できます。
これだけ見ると,インパクトファクターが一桁の雑誌などはちょっと心配になってくるかもしれません。

しかし,そうではないのです!!

インパクトファクターの値は,分野によってかなり違ってきます。
これは,インパクトファクターが過去2年間に対象雑誌に発表された論文が他の論文に引用された数を元に計算されていることによります。
「過去2年間」が対象なので,何年も経ってから引用されるようになるという分野のものは必然的に数値が小さくなりますね。
(また,意外と知られていないのですが,すべての雑誌にインパクトファクターが付いているわけではありません。トムソン・ロイター社の定める厳格な基準をクリアした雑誌のみが採択されます。)

ですから,インパクトファクターの数値を見るときは,同じ分野の雑誌同士で比較することが重要です。 
Journal Citation Reportsには,もちろんその機能が備わっています。
「Categories by Rank」タブをクリックすると,分野の一覧が表示されます。

気になる分野が見つかったら,#Journalsの列に表示されている数字をクリックしてみましょう(これは,その分野に登録されている雑誌数です)。
今度はその分野の雑誌がインパクトファクター順に表示されます。

(KY)

2016年5月6日金曜日

Scopusが利用できます

徳島大学では,エルゼビアが提供する世界最大級の抄録・引用文献データベースScopusが利用できます。
Scopusは全分野が収録対象となっており,世界5,000社以上の出版社の21,000誌以上のジャーナル,5,700万件以上の文献が収録されています。
1996年以降の論文は参考文献も収録されていますので,論文の被引用回数を調べたり,ある論文に注目して過去の研究およびそこから発展した研究を調べたりすることができます。
また,SNIP,SJRといった指標でジャーナルの被引用数や論文数などの傾向を可視化する「ジャーナル分析機能」も備えています。

参考:Scopusクイックレファレンスガイド(2016年4月)

図書館ホームページ内「主要データベース」にもリンクをはっておりますが,学内からでしたら
https://www.scopus.com/
に直接アクセスいただければ利用可能です。
どうぞご利用ください。

論文の引用数や雑誌の影響度を調べるデータベースには,トムソン・ロイターが提供するWeb of Scienceもありますね。こちらも徳島大学で利用可能です。雑誌の影響度を調べるインパクト・ファクターについては,当ブログでも何度かご紹介しています。

ところで,
  • 2つのデータベースにはどんな違いがあるのだろう?
  • 徳島大学ではこれらのデータベースが評価分析に使われているの?
ということが気になりませんか?
そんな方に参考になりそうな情報をひとつお知らせします。
 
本学IR室(旧・評価情報分析センター)では,「徳島大学 教育研究者情報データベース」(EDB)の登録論文情報とScopusとWeb of Scienceの収録文献情報とを紐付けしています。
また,紐付けの結果得られた情報を利用して,発表論文の件数や掲載学術雑誌の数値指標,論文の被引用数などの指標に関する情報をまとめたWebページ「Academic Papers, Tokushima University」(公開は学内限定です)を作成しています。

掲載情報の意味やその利用方法に関する注意点は,IR室の刊行物で解説されています。
ScopusとWeb of Scienceの比較や,SNIP,SJRについての説明もありますので,どうぞご参考ください(閲覧は学内限定です)。

2016年3月29日火曜日

徳島大学報道発表「肥満によってインスリン抵抗性が発症するメカニズムを解明」研究成果を掲載した論文が読めます

3月26日に本学から報道発表されました,循環器内科学分野の佐田政隆教授,福田大受特任講師らの研究グループによる研究成果「肥満によってインスリン抵抗性が発症するメカニズムを解明」。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,研究成果は3月25日付けで米国科学雑誌『Science Advances』のオンライン版に掲載と書かれてあります。論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この雑誌はオープンアクセス誌ですので,論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。

Sachiko Nishimoto, Daiju Fukuda, Yasutomi Higashikuni, Kimie Tanaka, Yoichiro Hirata, Chie Murata, Joo-ri Kim-Kaneyama, Fukiko Sato, Masahiro Bando, Shusuke Yagi, Takeshi Soeki, Tetsuya Hayashi, Issei Imoto, Hiroshi Sakaue, Michio Shimabukuro, Masataka Sata.

Obesity-induced DNA release from adipocytes stimulates chronic adipose tissue inflammation and insulin resistance

Science Advances  25 Mar 2016:
Vol. 2, no. 3, e1501332
DOI: 10.1126/sciadv.1501332

2016年3月15日火曜日

徳島大学報道発表「食道がんの診断・治療の標的になりうる重要なタンパク質異常の発見」研究成果を掲載した論文が読めます!

昨日3月14日に本学から報道発表されました,人類遺伝学分野の井本逸勢教授,増田清士准
教授らによる研究成果「食道がんの診断・治療の標的になりうる重要なタンパク質異常の発見」。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,研究成果は3月6日付けで米国科学誌『Oncotarget』のオンライン版に掲載されたと書かれてあります。論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この雑誌はオープンアクセス誌ですので,論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。

Junichi Hamada, Katsutoshi Shoda, Kiyoshi Masuda, Yuji Fujita,Takuya Naruto, Tomohiro Kohmoto, Yuko Miyakami, Miki Watanabe, Yasusei Kudo, Hitoshi Fujiwara, Daisuke Ichikawa, Eigo Otsuji,Issei Imoto

Tumor-promoting function and prognostic significance of the RNA-binding protein T-cell intracellular antigen-1 in esophageal squamous cell carcinoma
Oncotarget. 2016 Mar 6. doi: 10.18632/oncotarget.7937

2016年3月1日火曜日

徳島大学報道発表「胃がん治療の重要な標的分子の遺伝子異常を血液で検出」研究成果を掲載した論文が読めます(学内限定)

2月29日に本学から報道発表されました,人類遺伝学分野の井本逸勢教授らによる研究成果「胃がん治療の重要な標的分子の遺伝子異常を血液で検出」。

報道発表では研究の背景や成果を分かりやすく知ることができ,研究成果は2月13日付けで科学誌『Gastric Cancer』のオンライン版に掲載されたと書かれてあります。論文を読んでみたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

この雑誌は徳島大学で契約していますので,学内ネットワークから論文本文を読むことができます。
下記リンクからどうぞご利用ください。
(学外からでも,抄録までは読めます)

Shoda K, Ichikawa D, Fujita Y, Masuda K, Hiramoto H, Hamada J, Arita T, Konishi H, Komatsu S, Shinozaki A, Kakihara N, Okamoto K, Taniguchi H, Imoto I, Otsuji E.

Monitoring the HER2 copy number status in circulating tumor DNA by droplet digital PCR in patients with gastric cancer

Gastric Cancer First online:  DOI:10.1007/s10120-016-0599-z

(KY)


2016年2月24日水曜日

日経BP記事検索サービスで「花粉症」もチェック!

蔵本地区の皆さんは,日本語の論文を検索する時には医中誌Webやメディカルオンラインをよく使われているかと思います。
これらは医学・歯学・薬学・看護・栄養と,まさに蔵本地区の皆さんの専門分野の論文が検索できるため,大変便利ですよね。

でも,パソコン雑誌やビジネス誌,教養的な雑誌も読みたい,また必要な時もあるのではないでしょうか。
例えば,WordやExcelで「もっといい方法ないのかなぁ」と思ったり,研究テーマのトレンドについて調べたいと思ったり。就職活動には,業界研究だって必要です。

「蔵本にそういう雑誌は少ないし,ムリムリ」

そんな方に,今日は「日経BP記事検索サービス」をご紹介します。

日経BP記事検索サービスは,日経BP社が発行する約50誌の記事を読むすることができるサービスです。
ビジネス,パソコン関連の雑誌のほか,「日経メディカル」「日経ドラッグインフォメーション」などの医療関連雑誌,「日経TRENDY」などの情報誌や「日経エンタテインメント!」のようなエンタメ系の雑誌まで,幅広いジャンルが提供されています。

試しに現在のテーマ展示「花粉症・アレルギー」のテーマにもなっている,「花粉症」で検索すると830件以上ヒットします。
今年の記事を読みたい時は,「時期」で絞込もOK。2016年の記事は本日(2016年2月24日)現在19件です。

検索結果一覧を眺めると様々な角度からの記事が並んでいます。中には朝ドラで人気のあの方の記事も。興味のある方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

気になる記事の収録タイミングですが,おなじみの「日経ビジネス」など,発行日に記事が公開されるものも30誌ほどありますし,その他の雑誌も発行後1週間経てば読めるものがほとんどです。

なお,「日経BP記事検索サービス」は,学内ネットワークからのみのご利用になります。
スマートフォン(iOS、Android)もOKですよ!

スマホ版です

2016年2月5日金曜日

原著論文って?

1月末の歯科医師国家試験に続き,明日から医師国家試験が始まります。ここ数日,6年生の皆さんが図書館でいつにもまして熱心に勉強している姿を何度も目にしました。
体調に気を付けて,頑張ってきてください。

さて,今日は「原著論文」について考えてみたいと思います。図書館では「論文」「文献」は身近な存在です。
文献検索講習会を行いますし,当ブログでも,しばしば「論文」「文献」という単語が登場します。

そして,その「論文」の前に「原著」が付く場合があります。
例えば,医中誌Webでは原著論文で文献の絞込ができますね。
この「原著論文」って一体なんでしょう? 何か決まった定義があるのでしょうか?

実は,論文の種類については,統一された定義が定められているわけではありません。
様々な辞書を横断検索できるデータベースである「JapanKnowledge Lib」で「論文」を検索すると

1 論議する文。筋道を立てて述べた文。
2 学術的な研究の結果などを述べた文章。「博士―」

"ろん‐ぶん【論文】", デジタル大辞泉, JapanKnowledge, http://japanknowledge.com, (参照 2016-01-15)

となっており,論文の種類については述べられていません。また,残念ながら「原著論文」で検索してもヒットしません。

「原著論文」がどのようなものであるかは,雑誌の編集方針によって,論文を検索するデータベースによって定義が異なってきます。また,研究者の方が業績(この場合,今まで発表した論文のことですね)を提出する必要がある場合,その提出先で「原著論文の定義」が決められていることもあります。

例えば,日本心理学会の雑誌「心理学研究」では論文の種類を「原著論文」「研究資料」「研究報告」「展望論文」と定義し,原著論文を「原則として,問題提起と実験,調査,事例などに基づく研究成果,理論的考察と明確な結論をそなえた研究。」と規定しています。
( 学会のWebページ「機関誌掲載論文の種類追加について」を2016/2/5に参照。)

イメージとしては,「ある問題について新しい知見を得るために研究し,その結果について考察し,結論を出したもの」といったところでしょうか(あくまで職員KYのぼんやりしたイメージです)。
生物医学雑誌の場合,抄録(論文の要約ですね)を「構造化抄録」といって「目的」「研究デザイン」「研究対象」「介入(治療など)」「結果」「結論」などの項目で構成するよう規定されていることも多くなっています。

さて,医中誌Webではどう定義されているでしょう。
医中誌Webを作成している医学中央雑誌刊行会のWebページ「編集方針に関するお知らせ」には「論文種類の定義」という項目があり,論文は「原著論文」「会議録」「座談会」「図説」「講義」「解説」「総説」「一般」「Q&A」「レター」「症例検討会」「コメント」に分類されているそうです。
「多い!」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

そして原著論文は

「医学・歯学・薬学・看護学・獣医学およびその関連分野に関わる研究、開発、調査で、独創性、新規性のある文献で、著者名と所属機関名が必ず記載されており、目的、対象、方法、結果、考察、結論で構成されているもの。図、表、写真、参考文献を含み、要旨、要約があるもの。講演または会議録でも、原著的内容、形式を有するもの。論文の簡略化された形式をとった記事(速報・短報)も含む。症例報告は原著論文とする。」

と規定されています。
最初の二文は,これまで考えてきた「原著論文」のイメージにあっている気がします。その後の「講演または」以降の部分については,職員KYは少し意外な印象を受けました。
「原著論文」で絞込をした検索結果については,このようなものも含まれるということを知っておくと良いかもしれません。

また,このWebページでは,医中誌Webにおける「解説」と「総説」についても詳しく説明されていますので,興味のある方はご覧くださいね。

(KY)

2016年1月7日木曜日

PubMedのシソーラス(MeSH)2016年版

蔵本地区の皆さんにはおなじみのデータベースPubMed,PubMedのことは知っていても,MeSHというシソーラスのことは,意識していない方も多いかもしれません。

シソーラスとは,簡単に言うとキーワードの辞書のことです。
PubMedではシソーラスに載っている単語を使って論文のキーワードが登録されています。

もし、シソーラスがなかったら、乳がんについての論文を検索するためには

「Breast Cancer」
「Breast Neoplasm」
「Breast Tumors」
「Mammary carcinoma」

などなど,考えつく限りの様々なキーワードを入れて検索しないと、検索もれが多くなってしまいます。

それを防ぐために、上のどのような単語が論文名や抄録に使われていても「Breast Neoplasms」という単語がキーワードとして登録されていて、検索ボックスに「breast cancer」など思いつくキーワードを何か1つ入れて検索するだけで「Breast Neoplasms」がキーワードの論文すべてがヒットするようなしくみになっています。

このMeSHは毎年更新されており,先月2016年版を採用したとのお知らせが,提供元の米国国立医学図書館のWebページに掲載されました。変更点は
What's New for 2016 MeSH (2015/12/15)

から確認できます。新しく438のキーワード(定義語:Descriptorsといいます)が追加されるなど,色々な変更があったようです。新しいキーワードたちを少し見てみると”Giraffes”なんていうキーワードもありました。

(一体どんな論文にキーワード”Giraffes”が付けられるのでしょう?検索してみると, 野生動物の保全のために凍結乾燥による精子の保存を行った論文が検索されました。キリン,チンパンジーなどの精子を保存したようです)

また,シソーラス研究会が運営するWebサイト「医学用語を歩く!」では,毎年新しいキーワードの和訳と解説をしてくれています。
MeSH2016年新語
興味のある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

(KY)

2015年11月17日火曜日

徳島大学報道発表”自己免疫疾患治療の鍵となる胸腺髄質上皮細胞の維持と再生の仕組みを解明”研究成果を掲載した論文が読めます

 11月2日に本学から報道発表されました,疾患プロテオゲノム研究センターの大東いずみ特任助教と,髙濵洋介教授らの研究成果“自己免疫疾患治療の鍵となる胸腺髄質上皮細胞の維持と再生の仕組みを解明”。

11月5日付で『Cell Reports』オンライン版に掲載され,閲覧できるようになりましたのでお知らせします。
論文へのアクセスは下記リンクからどうぞ。
(『Cell Reports』はOpen Access Journalです)

Izumi Ohigashi, Saulius Zuklys, Mie Sakata, Carlos E. Mayer, Yoko Hamazaki, Nagahiro Minato, Georg A. Hollander, Yousuke Takahama
Adult Thymic Medullary Epithelium Is Maintained and Regenerated by Lineage-Restricted Cells Rather Than Bipotent Progenitors
Cell Reports, Available online 5 November 2015 doi:10.1016/j.celrep.2015.10.012

今後の自己免疫疾患治療法の開発に資する成果です。ぜひ論文をご覧ください。

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