2026年7月31日金曜日

 110回テーマ展示「歯科麻酔科学とその関連領域」展示のお知らせ

蔵本分館では第110回テーマ展示を1階ホールにて行っています。

今回は、歯科麻酔科学分野 教授の川人 伸次 先生に監修いただき、「歯科麻酔科学とその関連領域」をテーマに関連書籍を展示しています。川人先生からいただいたコメントをご紹介します。

 

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歯科麻酔科学は、歯科治療を「痛みなく安全で快適に」受けられるように、麻酔と全身管理を研究・実践する歯学の一分野です。治療時の痛みを取るだけでなく、患者さんの不安を和らげ、全身状態を安全に保つための全てを対象とする幅広い学問です。

徳島大学歯科麻酔科学分野は、麻酔・鎮静、救急・蘇生、疼痛・緩和の3本柱にバランスよく対応できるよう、臨床・研究・教育に取り組んでいます。全身管理を担当する麻酔科医は、診療科の垣根を超えた横断的知識が必須です。歯学一般に加え、内科学・外科学を中心に臨床医学全般、生理学・薬理学を中心に基礎医学全般、各種モニター管理や周術期の機械的補助を中心に臨床工学全般の知識も必要です。

当テーマ展示では、歯科麻酔科学とその関連領域の勉強に役立つ書籍を厳選しましたので、参考にしてください。

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テーマ展示のコーナーでは、「徳島大学大学院医歯薬学研究部 歯科麻酔科学」、「日本歯科麻酔学会」、「日本ペインクリニック学会」、「日本小児麻酔学会」、「日本心臓血管麻酔学会」のホームページも流しています。

 


展示期間は20261029日(木)までとなっています。皆さんのご利用、お待ちしております。

また、テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので、お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。

 

今まで行ったテーマ展示の一覧

https://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/library/exhibit/theme

 

ぜひチェックしてみてください!

2026年7月14日火曜日

今月のいずみ号 令和8年(2026年)7月

  昨日、7月13日(月)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。








「今の本」コーナーは「新しい本」となっており、市立図書館に新しく入った本が展示されておりました。







いずみ号の車内に読書感想文におすすめの本のコーナーもありました。








返却期限は、次回のいずみ号の巡回日までです。


次回は 令和8年8月17日(月)14:30 長井記念ホール前到着予定です。
是非、ご利用ください。






 
                              T.K.

2026年7月10日金曜日

My Recommendations No.203「明治・大正・昭和の細菌学者たち―北里柴三郎から藤野恒三郎まで」

 徳島大学名誉教授 吉本先生より、My Recommendationsコーナーに下記の図書をおすすめいただきました。


吉本先生、ありがとうございます。


明治・大正・昭和の細菌学者たち―北里柴三郎から藤野恒三郎まで

竹田美文 著  大阪大学出版会 (2025/12/5)


それでは、お寄せいただいた書評をご紹介します。


徳島県立脇町高校の先輩である竹田美文・国立感染症研究所・元所長が、我が国の細菌学者の業績をわかりやすく紹介している。

北里柴三郎(第1章)や野口英世(第4章)の業績は良く知られている。

志賀潔(第2章)は腸チフスのヴィダール反応を参考にして赤痢の原因菌を発見した。赤痢菌の属名Shigellaは志賀に由来し、日本人の名前がついている唯一の例だ。著者は小学2年時に赤痢で避病舎に隔離されたという。秦佐八郎(第3章)は、志賀も留学歴があるエールリッヒのもとで、最初の化学療法薬である梅毒治療薬(砒素剤606号)を開発した。

長與又郎(第5章)は、河水の氾濫する地域に流行する「つつが虫病」の病原体としてオリエンティア・ツツガムシ(現在名)を発見した。実験室感染死が10名に至ったという。稲田龍吉・井戸康(第6章)は発熱・黄疸・出血を伴う死亡率の高い風土病から新種のスピロヘータであるワイル病の病原体(野口英世が属名レプトスピラと提唱)を見出した。耳鼻咽喉科・外科を専門とする大原八郎(第7章)は妻に感染実験を行い、野兎との接触によって起こる野兎病の病原体を発見した。開業医である馬原文彦(阿南市)による日本紅斑熱の発見もコラムに記されている。著者の指導者だった藤野恒三郎(第8章)はシラス中毒事件の原因解明において腸炎ビブリオ(現在の和名)を分離したが、国際的に認知されたのは23年後だったという。

感染症の学習において、新規病原体発見の逸話を知ることにより理解が深まること間違いない。




本日(7/10)より、蔵本分館1階ホール、My Recommendationsコーナーに展示する予定です。ぜひ手に取ってご覧ください。


T.K