2021年4月27日火曜日

蔵本分館 案内動画を追加しました

 徳島大学附属図書館 本館(常三島キャンパス)案内動画に引き続き,蔵本分館の館内案内動画を公開しました。

入館方法や自動貸出機の使い方もご覧いただけます。

蔵本分館 館内案内動画(約3分)

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2021年4月26日月曜日

My Recommendations No.154 「沙林 偽りの王国」

 徳島大学名誉教授 吉本勝彦先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。


沙林 偽りの王国帚木 蓬生/新潮社

それでは,お寄せいただいた書評をご紹介します。

大きな傷跡を残したサリン事件。1994年に松本で、1995年東京の地下鉄で起こった。毒物事件が発生するたびにマスコミや警察から意見を求められるほど薬物中毒に詳しい沢井教授が主人公だ。サリン以外にもイリペット(マスタードガス)、ホスゲン、VX(サリンより強力)も別の場面で用いられたという。沢井教授により詳細に記載された意見書からは被害者の病状が鮮やかに脳裏に浮かぶ。

その他、九州大学での衛生学の講義内容、裁判所での証人召喚の様子も興味深く読ませる。本書は小説というよりノンフィクションそのもので、後世に伝えるべき事件記録となる書である。

                                                        


本日(4/26)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。                      KH

2021年4月22日木曜日

My Recommendations No.153「寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか」

 徳島大学名誉教授吉本先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。

吉本先生,いつもありがとうございます。


 
寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか』 
 (森 望 /講談社 

それでは,お寄せいただいた書評をご紹介します。

摂取カロリーを減らせば寿命が長くなる。そのメカニズムにサーチュイン遺伝子が関与し、赤ワインに含まれるレスベラトロールが注目を浴びた。本書では線虫、酵母、ショウジョウバエ、マウス、ヒトをモデルとして得られた12種類の寿命遺伝子の発見の経緯が詳しくまとめられ、その遺伝子間の連携も図12-1にわかりやすく示されている。

また「実験者と研究者と科学者」の記述は的を射ており同感できる。さらに、互いに競い合った寿命遺伝子ハンターたちの素顔が巻末に描かれているのも参考になる。本書により寿命遺伝子研究がまるわかりとなること請け合いだ。

                                               

本日(4/22)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひ手に取ってご覧ください。                                                                                                                        KH

My Recommendations No.152 「アルツハイマー征服」

 徳島大学名誉教授吉本先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。

吉本先生,いつもありがとうございます。


 
アルツハイマー征服』 下山  / KADOKAWA

それでは,お寄せいただいた書評をご紹介します。

アルツハイマー病の根本治療薬が本年6月に米国で承認される可能性が高い。本抗体薬開発のきっかけは、ワクチン接種でアルツハイマー病が治せると思いついたことだ。アミロイドβをマウスに投与すると脳の病変は消失したが、患者への投与では深刻な副反応が生じ中止せざるを得なかった。別アプローチとして抗体を投与したが量の設定が難しく、開発は中止と思われた。しかし治験データを再解析すると主要評価項目を達成するという、大逆転の結果が出たのだ。

このほか、神経原線維変化や老人班の正体をつきとめた過程、エーザイが苦労してアリセプトを開発した経緯、トランスジェニックマウス作製における捏造事件、アルツハイマー病の原因遺伝子の単離なども詳細に描かれている。

多数の研究者の証言や文献検索など入念な取材に基づき、かつ15年の年月をかけて書き上げているため、読み応えのあるノンフィクションとなっている。

                                                       

本日(4/22)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひ手に取ってご覧ください。                                                                                                                  KH

2021年4月15日木曜日

第83回テーマ展示「電子書籍・電子ジャーナル2021」

 第83回テーマ展示「電子書籍・電子ジャーナル2021」展示のお知らせ[蔵本分館]

 蔵本分館では第83回テーマ展示を1階ホールにて行っています。
今回のテーマ展示では,オンラインで読める電子書籍・電子ジャーナルについてご紹介しています。
電子書籍(電子ブック)は図書を,電子ジャーナルは雑誌の記事を電子化し,インターネット上で全文を読めるようにしたものです。

 冊子体だと何冊も借りて持ち歩くと重かったり,貸出中で読むことができない,といった状況がありますが,電子資料だとそういった状況は少なくなります。同時にアクセスできる数の制限はありますが,利用上の注意を踏まえて活用すれば,皆さんの学習や研究に役立つと思います。

 展示物のQRコードから電子資料にアクセスできますので,お手持ちのタブレットなどでご覧ください。

 なお,学内のネットワークに接続したパソコンやタブレットからのみご利用になれます。

 学外からのリモートアクセスについては、こちら(https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/guide/remote.html)をご覧ください。

 また,オンライン学習や研究をサポートするため,出版社等から特別に各種サービス,コンテンツが提供されています。詳しい提供内容や利用期間は、こちら(https://www.lib.tokushima-u.ac.jp//guide/covid-19.html)をご覧ください。

 展示期間は6月6日(日)までとなっています。
この機会にぜひ電子書籍・電子ジャーナルをお試しください!
また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。

 これまでに行ったテーマ展示の一覧は 

http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/

から見ることができます。ぜひチェックしてみてください!

                                    K.O.

ご自由にお持ち帰りください(処分対象の雑誌)

 蔵本分館2階ブラウジングコーナーの雑誌については,毎年度末に保存期限の過ぎたものを処分しています。今年も処分対象となった雑誌を1階リフレッシュコーナー前に置いていますので,どうぞご自由にお持ち帰りください。


            


雑誌はここにあるものがすべてですが,処分対象には新聞も含まれます。

多用途に使えてとても便利な古新聞。ラッピングなどにも使える英字新聞もあります。ご入用でしたら,職員にお声かけください。

                                       mt




2021年4月12日月曜日

今月のいずみ号(2021年4月)

 今月のいずみ号 令和3年(2021年)4月

本日4月12日(月)は,徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。

花曇りの午後、時間どおりにやってきました。

 今回の特集は、「たのしいせいかつ」。

おうち時間が増えて、毎日の生活を丁寧に、楽しくする工夫が必要ですね。

 皆さん、マイバック持参で、たくさん返却してたくさん借りていました。

最大20冊まで借りられます。予約図書の受け取りもできます。

次回は 令和3年5月13日(木)14:30 長井記念ホール前到着予定です。

是非、ご利用ください。


                                K..