2018年11月27日火曜日

防災訓練を行いました

本日,蔵本キャンパス全体で総合防災訓練を行いました。

震度6の大きな東南海地震が発生し,停電,大津波警報発令,という想定のもと,蔵本分館でも災害対策地区隊を構成し,2階への避難誘導訓練等を行いました。
後半は長井記念ホール前へ集まり,実際に消火器を使う防火訓練にも参加しました。

最近は日本各地でさまざまな大災害が発生していますが,身近に起きないことを願うばかりです。
そして一人ひとりが,日頃から災害時の対応について意識しておきたいものです。
(m)


2018年11月26日月曜日

図書館の傘立ての傘を整理をしています。(平成30年12月20日まで)

今年もあと1か月と少しになりました。
図書館蔵本分館では,傘立てに置いてある傘の整理をしています。

「この傘は,長期間放置したままになっています。平成301220()までにお持ち帰りのない時は,所有者がないものとして附属図書館において処分します。」という張り紙をしたBOXに入れています。ご自分の傘があったら,お持ち帰りください。
 
 
 
12月21日(金)以降,図書館において処分します,と書いてありますが,まだ使用できる傘は図書館ふれあい傘として再利用しています。(ふれあい傘とは,雨天でお困りの方への無料貸出傘のことです。)
年間で10本くらいはふれあい傘にしています。ふれあい傘置き場は,東玄関の自動ドアを入ったところの南側です。ふれあい傘が1本もないときもありますが,もし傘を持たずに図書館に来館して,帰り,雨が降っていてお困りの場合は,こちらの傘をご自由にご利用ください。                                   (KH)

 

2018年11月21日水曜日

My Recommendations No.120「医療現場の行動経済学:すれ違う医者と患者」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,附属図書館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

『医療現場の行動経済学:すれ違う医者と患者』
(大竹 文雄 , 平井 啓/東洋経済新報社)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

医者は患者に合理的な意思決定を期待するが、実際にはそうでないことが多い。これは患者の意思決定にバイアスがあるからだという。例えば、「術後1か月の生存率は90%です」と「術後1か月の死亡率は10%です」の患者の反応の違い(フレーミング効果:表現方法が異なるだけで意思決定が異なる)、「がんが消えた錠剤」という広告情報の優先(利用可能性ヒューリスティック:近道による意思決定)、臓器提供の意思表示率はデフォルト(初期設定)によって大きく変わる(ナッジ:行動に一定方向の影響を与えるための仕組みや行為)など、わかりやすい事例が多数紹介されている。一方、生命維持治療の「差し控え」と「中止」が異なって捉えられるなど、医療者側の意思決定に自己のバイアスが影響することを自覚すべきと指摘する。医者と患者の意思疎通を良好なものとするためにも医療行動経済学は学んでおきたい学問分野だ。



 本日より蔵本分館1階ホール My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひお手に取ってご覧くださいね!
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2018年11月12日月曜日

今月のいずみ号(2018年11月)

昨日までいいお天気が続いていましたが、
曇り空から、ぽつりぽつりと雨が。。。
そんなお天気でも、いずみ号は秋の装いでやって来てくれました。
今回のテーマは『健康』

また、10日までブックカバーをプレゼントしてくれていたそうです。
残りわずかですが、少し余っている分を頂きました。
今ならまだ間にあうかも。

次回は12月10日です。

久しぶりにGがお知らせしました。

2018年11月8日木曜日

My Recommendations No.119「5秒 ひざ裏のばしですべて解決 — 壁ドン! 壁ピタ! ストレッチ」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,本田壮一先生(総合診療医学分野 臨床教授,美波病院院長 )より,下記図書をご推薦いただきました。本田先生,いつもありがとうございます。

『5秒 ひざ裏のばしですべて解決 — 壁ドン! 壁ピタ! ストレッチ』
(川村 明/主婦の友社)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

川村明先生は、徳島大学医学部を1981年に卒業(27期生)。医学部長の丹黒章先生と同期で親友とのこと。私の2年先輩で、学生時代は一緒に準硬式野球部で練習したことを思い出す。先生のクリニックで実践されている健康維持の運動法を解説したのが本書である。中でも、20・21ページには、ブリッジをしている、83歳の女性の写真があり驚く。①壁ドン(壁を押す)、②壁ピタ(壁に背中をつける)、③ストレッチ(腰を落とす):この動作を、毎日たった5秒続けることを推奨している。先生自身も、腰痛、アトピー、うつ、大腸ポリープを、このヨガで克服したという。
 地域で総合診療を行うと、かぜ、肺炎よりも、腰痛、膝の痛み、肩関節周囲炎などの相談が多い。きれいなカラー写真で、文章も少なく、読みやすい。ご自身が悩まれている患者さんだけでなく、医療者にも一読を勧める。

☆川村明先生のブログ
https://ameblo.jp/kawamura-akira/



 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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2018年11月6日火曜日

展示図書 著者の先生がご来館くださいました

 My Recommendations No.113 『世界を救った日本の薬 画期的新薬はいかにして生まれたのか?』,そして現在第66回テーマ展示「創薬」にて展示中の『新薬に挑んだ日本人科学者たち 世界の患者を救った創薬の物語』の著者でいらっしゃる,塚﨑朝子様がご来館くださいました。塚﨑様,本日はありがとうございました。


  展示中の2冊はいずれも創薬,新薬をテーマとした書籍であり,新薬誕生に至るまでの過程や開発に懸ける研究者の方々の熱意と並々ならぬ努力について詳細かつ深く知ることの出来る内容となっています。

1階My Recommendationsに展示中です。
こちらも1階,テーマ展示コーナーにて展示中。 






 




 塚﨑様は,その他にも医療や科学・技術の分野を中心に多数の著書をご執筆されています。皆さん,是非手に取ってご覧くださいね。

☆ My Recommendations No.113 『世界を救った日本の薬 画期的新薬はいかにして生まれたのか?』についてのブログ記事はこちら
☆第66回テーマ展示「創薬」についてのブログ記事はこちら

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2018年11月1日木曜日

第66回テーマ展示「創薬」

 蔵本分館では第66回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回は機能分子合成薬学分野教授 大髙 章先生に監修いただき,「創薬」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。

 創薬とは,文字通り「薬を創る」という意味ですが,新薬が誕生し世に出るまで道のりは長く険しいものです。

 新薬の研究は,まず疾病を引き起こすメカニズムを調べることに始まります。疾病の原因となる生体分子を特定し,更にその分子が疾病治療の鍵となり得るかを検証したうえで,有機化学,物理化学,生物化学,薬物動態学などの様々な分野からのアプローチで治療に有効と思われる新薬のタネを探索し,研究を進めていきます。現在ではコンピューターを用いた化学構造設計やゲノム研究,バイオテクノロジー技術などが用いられています。こうした基礎研究を過程を経て新薬となり得る物質を特定した後は,候補物質の詳細な有効性や安全性,体内での動きを動物実験(非臨床試験)で精査します。これをクリアすることで初めて治験(臨床試験)が開始され,医療上の有効性,有用性及び安全性が確認されるのです。そして薬事・食品衛生審議会(厚労大臣諮問機関)で厳密な審査を受け,厚生労働省の承認を経て初めて新薬は患者さんの元へ届く医薬品となります。

 研究・開発に費やす時間は10年以上,また,基礎研究で生み出される新規物質のうち,新薬として世に出るのはその2万分の1~3万分の1と言われています。このように,創薬の過程には膨大な時間と途方も無い労力が求められますが,同時に,人類の健康において大きな進歩をもたらす研究であると言えるでしょう。
 皆さんも創薬について,この機会に学んでみませんか?


 展示期間は12月20日(木)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。

今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!

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