2016年1月29日金曜日

My Recommendations No.70「天災から日本史を読みなおす : 先人に学ぶ防災」

本学医学部臨床教授で美波町由岐病院院長,本田壮一先生が下記図書をご推薦下さいました。
本田先生,いつもありがとうございます。

『天災から日本史を読みなおす : 先人に学ぶ防災』
(磯田道史著 / 中央公論新社)

書評をお寄せくださいましたので,早速ご紹介します。

作者の磯田道史(いそだ・みちふみ)さんは、1970年生まれの歴史学者で、映画化された『武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新』の作者。東日本震災後に、浜松市に移住したとのこと(静岡文化芸術大学)。「備える歴史学」(朝日新聞、土曜版be)の連載をもとにしたこの著書は、第63回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した。豊臣秀吉が2回の大地震を体験したこと、シーボルト台風など、歴史を再考するのは、おもしろい。まさに、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)」と思う。
私の勤務の美波町由岐には、日本最古の津波碑といわれる康暦(こうりゃく)の石碑(1380年)があり、太平記に「阿波の雪(由岐)の湊(みなと)」として、1361年の地震・津波が記載されている。この磯田さんの本にも、牟岐町(磯田さんのお母さん(2歳)が滞在中に、昭和南海地震(1946年)に被災した)や、海陽町(若き日の俳優・森重久弥が、同地震に被災した)について述べられている。美波町を含め海部郡は、「日本有数の津波常襲地である。大津波が何度もきて、そのたびに村人は屍体の山を築き、津波から逃げきれた者だけが子孫を残してきた土地である」と書かれている。地震の歴史については、理系研究者の著書が多いが、本書は人間を主人公とした防災史で、読みやすい。
徳島県の防災で重要な、南海トラフの巨大地震については、①約100年の周期で発生。②同時もしくは数年以内に、遠州灘から四国沖まで連動する。③90年より短い周期で起こったことはない。④南北朝時代からは、150年以上起こらなかったことはないと。
磯田さんの母方の家では、「津波の時は何も持たずに逃げる」、「一度、避難したら絶対に物を取りに戻らない」、「地震時に屋内に閉じ込められぬよう、戸口に一本ずつ鳶(とび)口を置いておき、戸の破り方を子どもにも教えておく」とのこと。今から南海トラフ巨大地震の発生までに20年ほどの猶予があるのかもしれないが、この書の震災へのヒントを熟読・実行したいと思う。ご一読を。





本日より蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。
徳島県に住む私たちにとって,つねに心にとめておかなければならない,地震・津波への備え。
歴史が,先人たちがそれを教えてくれる,そんな1冊となっております。
ぜひ手に取ってご覧ください!
sm

My Recommendations No.69 「世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業」 が到着しました!

先週の金曜日にブログでご紹介しました,吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)のおすすめ図書3冊のうち,発注中だった最後の1冊が到着しました!
吉本先生からお寄せいただいた書評はこちら

My Recommendations No.69
 『世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業』
狩野みき / 日本実業出版社)

早速,My Recommendationsコーナーに展示しております。
先に展示した2冊は,あっという間に貸出中になってしまいましたが貸出中の資料には予約をかけることできますので,カウンターまでお問い合わせくださいね。

今回もすぐに貸出中となってしまいそうだったので,急いでブログ用の写真を撮影しました。
気になっていたという方は,ぜひお早めにチェックしてください




sm

2016年1月28日木曜日

文芸コーナーの図書を入れ替えました

ついこの間,新年を迎えたばかりと思っていたら,もう1月も残りあとわずかとなりました。
毎月恒例,蔵本文芸コーナーの図書を入れ替えたのでお知らせします。

今回は特にテーマを決めず,バランスよく選んだつもりだったのですが…
気がつけば,食べ物に関する本がやたら多いのです。

角田光代さんのおいしい食べものエッセイ『今日もごちそうさまでした』,アメリカ社会を一杯のコーヒーから読み解く『お望みなのは、コーヒーですか? : スターバックスからアメリカを知る』,ドラマの原案にもなった『ローマ法王に米を食べさせた男 : 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』などなど。

食べものに関する本,いろいろ

もちろん「食べ物」以外にも,読み応えのある本がそろっていますので,2階中央閲覧室,蔵本文芸コーナーにぜひお立ち寄りくださいね。

蔵本文芸コーナー 2月入れ替え図書リスト
sm

2016年1月27日水曜日

ご意見への回答(視聴覚コーナーの利用について)

<ご意見>
ブラウジングコーナーの横の視聴覚コーナーで,入口に毛布をかぶせて使用している人がいますが,公共の場所を個人的に占拠しているようで不快です。
こういうことはやめるようにとりしまってほしいです。

本日土日のためバイト学生が多く,注意しにくいのかもしれませんが・・・
よろしくお願いします。
(1月24日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
防寒,暗くして視聴したい等,色々な可能性が考えられますが,ご指摘のとおり公共の場所を個人的に占拠している印象を与えますし,視聴覚コーナーのようなオープンなスペースで,あえて中が見えないようにして利用しているというのは,安全管理上問題があると考えております。

職員間で情報共有し,見かけしだい注意するようにいたします。
利用者の皆様も,もしこのような光景を見かけましたらお手数ですがカウンターまでお知らせいただければ,その場で注意することができますので非常に助かります。
アルバイト学生も大学の非常勤職員という立場で勤務しておりますので,遠慮なくお知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

(KY)

2016年1月26日火曜日

新着図書のお知らせ

今年最初の新着図書のお知らせです。
本日44冊入荷しました。


図書館にお越しの際は、是非ご覧ください。
新着図書リストはこちらから


2016年1月25日月曜日

ロッカーの利用方法を今日から変更します

週末,そして今朝は雪でご苦労された方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。
午後になっても日陰の場所は雪や雪だるま等の作品が残り,凍っている路面もありました。引き続き安全にご注意ください。

さて,1月18日付の記事「ロッカーの利用方法変更について」でお知らせしましたとおり,本日からロッカーの鍵を図書館で管理し,希望者はカウンターで申込していただくよう,利用方法を変更いたします。

新規にロッカーの利用を希望する方は,カウンターで利用申込を行ってください。
現在ロッカーを使用している方は,鍵をお持ちのうえ,カウンターで利用申込を行ってください。

本日利用申込をしていないロッカーの荷物は,26日の8:30に撤去します。鍵をお持ちのうえ,カウンターまで速やかに申し出てください。

どうぞよろしくお願いいたします。


(KY)

2016年1月22日金曜日

大雪による臨時休館の可能性について(1/23~1/25)

明日1月23日(土)から25日(月)まで強い冬型の気圧配置が続くため, 徳島県でも積雪となる恐れがあります。
これに伴い、臨時に休館あるいは開館時間の変更をする場合がありますので、どうぞご了承ください。

なお、当日の開館状況は088-633-9643までお問合せください。
(臨時休館の場合は、電話に出ることができない場合があります)

My Recommendations No.67,68,69 「試験は暗記が9割」,「東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方」, 「世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業」

2016年最初のMy Recommendationsは,附属図書館長,吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)がお寄せくださいました。吉本先生,いつもありがとうございます。

おすすめくださいましたのは,学生のみなさんにぴったりの,こちらの図書です!

My Recommendations No.67
『試験は暗記が9割』
(碓井孝介 / 朝日新聞出版)

それでは早速,書評をご紹介しますね。

「嗅(か)いで視(み)る、動(うご)く車(くるま)の三(さん)の外(そと)、顔(かお)聴(き)く咽(のど)に迷(まよ)う副(ふく)舌(ぜつ)」、脳神経の暗記法だ。医療系学部では膨大な暗記量が必要とされ、各自工夫して暗記している。本書は単なる語呂合わせによる暗記法のみならず、試験一般に対応可能な暗記法について解説している。

 内容のうち共感できる部分を以下に示す。

  1. 頭文字を並べて覚える。
    例として、意識障害の原因としてのアイウエオチップス(AIUEO-TIPS)(米国ではAeioutipsが一般的)を挙げる。

    A:Alcohol(アルコール)、 I:Insulin(高・低血糖)、 U:Uremia(尿毒症)、E:Encephalopathy(脳症)、 Epilepsy(てんかん)、 Electrolytes(電解質異常)、 Endocrinopathy (内分泌疾患) 、 O:Opium (麻薬) 、T:Trauma (外傷)、Tumor (腫瘍) 、 I:Infection (感染) 、 P:Psychiatric(精神疾患), Poison(毒物)、S:Shock(ショック)、Syncope(失神)、Stroke(脳卒中)、SAH(くも膜下出血)  

    頭文字が各情報を思い出すきっかけとなる。
     
  2. 情報の個数を覚えて過不足なく思い出す。
  3. 声を出して自分自身に説明し、自分自身に質問する。
  4. まずは原則を覚える。原則からはみ出た情報を例外として覚える。
  5. 問題演習を行う上で大切な事は解説を覚える(解説を読んでもわからない場合は他の教材で調べ余白や関連ページに情報を書き込む)。
  6. 思考メモで記憶の入り口を増やす。授業において大切な情報はもちろんのこと、雑談など一見すると無駄と思えることまでもメモすると、長期記憶に役立つ。
  7. 普段から目にするところに勉強のための紙を貼る。紙に目がいく度に思い出す、説明をする(東進ハイスクール英語講師の安河内哲也氏は、100 個程度の英単語を書き出した紙をトイレや勉強部屋の壁に貼り、1日1回、単語を見ながら意味を答える、答えられないものにチェックを入れるという繰り返し訓練を推奨している)。
  8. 優秀な受験仲間をつくり切磋琢磨し合える関係を築く。

 単なる丸暗記では決して良い成績を取ることはできない。次のステップとして他にどのように応用できるか、想像力をふくらませて知識を身につける必要がある。さらに、余裕ができれば、「どのような経緯を経て概念が確立されてきたのか」、「この現象はどのような機構で起こるのか」など考えてみよう。実力が一段とアップすること間違いなし。
「考え抜く力」を身につけるためには、”東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 (上田 正仁著、ブックマン社、2013年)”、 ” 世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業 (狩野 みき著、日本実業出版社、2013年)”を一読することを勧める。


My Recommendations No.68東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』も併せて,本日より蔵本分館1階ホールに展示しております
My Recommendations No.69 「世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業」は現在発注中です。もうしばらくお待ちくださいね。

試験対策などに,ぜひご覧ください!

sm

2016年1月21日木曜日

今月のいずみ号(2016年1月)

今日は,2016年最初の市立図書館移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。
日中とはいえ,風も吹いており,なかなかの寒さでしたが,たくさんの方が利用されていました。

寒くても盛況です
特集は「芥川賞・直木賞」と「マラソン」です















いずみ号前で,蔵本分館でもよくお見かけする学生さんにお会いしたのですが,いずみ号で借りると,直接市立図書館に行って借りるより貸出期間が長いので助かります,とおっしゃっていました。

ところで,先月誕生したばかりのいずみ号のゆるキャラ「いずみちゃん」情報の続報です!
 「いずみちゃん」がカフェボードになって登場しました!
蔵本キャンパスにやってくるのは今日が初めてだそうです。「いずみちゃん」の,ほのぼのした表情,かわいらしさに癒されます。
次の巡回日に会いに行ってみませんか?

ゆるキャラの「いずみちゃん」,カフェボードで登場



蔵本キャンパスへの次の巡回日は,2月10日(水)です!
次回もぜひご利用くださいね!
sm

2016年1月20日水曜日

シンポジウム「オープンアクセスで拓く徳島大学の可能性」の動画を掲載しました

昨年12月11日に開催しました附属図書館主催のシンポジウム「オープンアクセスで拓く徳島大学の可能性」の動画を図書館のWebページにて,学内限定で公開いたしました。

学内セミナー・講演会映像ライブラリー」 

今回のシンポジウムは全学部のFD及びSD(スタッフ・ディベロップメント)も兼ねて実施しており,共催の本学研究支援・産官学連携センター,AWAサポートセンター関係者を含め約40名の参加がありました。
当日参加できなかった方も動画をご覧いただき,FD・SDとしてご活用いただければ幸いです。

なお講演タイトル等は以下の通りです。(リンク先へのアクセスは,学内限定です)

■講演1「大学図書館とオープンアクセス:その選択と今後
〈講演者〉引原 隆士 氏(京都大学図書館機構長・附属図書館長)

■講演2「全学で取り組むオープンアクセス
〈講演者〉今井 敬吾 氏(京都大学学術研究支援室 リサーチ・アドミニストレーター)

■講演3「徳島大学IR室による論文・関連情報の収集と活用状況
〈講演者〉大家 隆弘 氏(徳島大学IR室 副室長)

パネルディスカッション
モデレーター:徳島大学附属図書館長 吉本 勝彦
パネリスト:引原隆士氏 , 今井敬吾氏 , 大家隆弘氏 ,徳島大学研究支援・産官学連携センターRA部門長 荒木寛幸氏

(KY)

忘れ物にお気をつけ下さい(刀の柄部分の忘れ物)

昨日は雪が降ったり止んだりのお天気でした。夕方以降は徳島県民としては「吹雪」と表現したくなるような雪に遭遇した方もいらっしゃったのではないでしょうか。
今朝は一転してよいお天気で,安心していたのですが・・・



2階ホールに,こんな忘れ物がありました。
(もちろんホンモノではない)刀がポッキリと折れて,柄の部分だけが残されています。
しかも,ご丁寧に雑誌が敷物代わりに置かれています。雑誌の内容は刀とは全然関係ありません。
一体なぜこんなことに?雪の置き土産ともいえる謎です。

「雪」「刀」といえば忠臣蔵,桜田門外の変などが思い浮かびます。
それらの劇?の練習をしていて折れてしまったのでしょうか。
それとも今はやりの刀剣女子がコレクションを見せ合い,そして話に夢中になりすぎて折ってしまったのでしょうか。
・・・どちらも図書館の中で行われたとは考えにくく,謎は深まるばかりです。

とにかく言えることは「忘れ物をしないでください」「いらなくても置いて行かないでください」「雑誌は元の場所にお返しください」これに尽きます。
利用者の皆様,ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

柄はカウンターでお預かりしていますので,お心当たりの方は取りに来てください。
また,雑誌は読むもので敷くものではありませんので,正しくご利用くださいね。

(KY)

2016年1月18日月曜日

明日の天気について(雪の予報が出ています)

「今週は寒くなります」と各天気予報が発表していた通り,寒い一日となりました。
明日はさらに冷え込むようで,徳島地方気象台が本日17時に発表した天気予報によると,明日の欄には雪マークが出ています。
「明日雪が降ったら,図書館は開館するのだろうか」 と気になる方もいらっしゃるかもしれません。

図書館の臨時休館につきましては,本学の「気象警報が発令された場合の授業の休講措置」に準じております。
今回の場合,関係がある警報は,大雪警報になります。

何か通常と異なることがありましたら当ブログ及び図書館ホームページで周知いたしますが,利用者の皆様におかれましても,気象情報にご注意いただき,安全な一日をお過ごしください。
どうぞよろしくお願いいたします。

(KY)

ロッカーの利用方法変更について

ロッカーの利用方法変更について,お知らせいたします。


再三の注意にも関わらず,ロッカーを不正に専有している方が後を絶ちません。
苦情も多く寄せられております。

そのため,1月25日(月)から,ロッカーの鍵を図書館で管理し,希望者はカウンターで申込していただくよう,利用方法を変更いたします。

これに伴い,以下についてお願いいたします。
円滑な運用のために,ご協力をお願いいたします。

  • 1月25日(月)にロッカーを使用している方は,鍵をお持ちのうえ,カウンターで利用申込を行ってください。
  • 25日に利用申込をしていないロッカーの荷物は,26日の8:30に撤去します。鍵をお持ちのうえ,カウンターまで速やかに申し出てください。

(KY)

2016年1月15日金曜日

センター試験期間中(1/16(土),17(日))も開館しています

いよいよ明日からセンター試験が始まります。
受験生の皆様が体調に気をつけてベストを尽くせますよう,お祈りしております。

蔵本分館はセンター試験開催キャンパスでないため,通常通り開館します。
16,17日とも,10:00-17:00開館です。時間外特別利用も可能です。
どうぞご利用ください。

(KY)

2016年1月14日木曜日

テーマ展示に黒板が登場です

昨日から始まりました第44回テーマ展示「更年期を学ぶ」に黒板が登場です!

担当のMさん曰く,今作のポイントは人物の足元にいるカエルだそうです。
かわいらしいスマイルで傘をさす人を見上げています。
その下には担当者のイニシャルも。

アプリにパネルにパンフレットと,今回は見どころたくさんのテーマ展示ですが,黒板もチェックしてくださいね。

(左)階段を下りてすぐ目に入る看板          (右)カエルのスマイルが素敵


sm




2016年1月13日水曜日

第44回テーマ展示「更年期を学ぶ」

図書館では今日から新しく,第44回目のテーマ展示が始まりました。
今回のテーマは「更年期を学ぶ」,監修は生殖・更年期医療学の安井敏之先生にお願いしています。

更年期とは,女性の閉経前後の期間,約10年間を指します。この期間に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを更年期症状と言い,その中でも症状が重く,日常生活に支障を来すものが更年期障害です。

更年期障害の主な原因は卵胞ホルモン(エストロゲン)の低下で,これに加えて,年齢に伴う体の変化,精神・心理的な要因,社会文化的な環境因子が複合的に影響することで症状が出ると考えられています。

日本人女性の場合,平均すると閉経は52歳頃に訪れることが多いので,一般に更年期とよばれる年齢は40代後半から50代後半にかけての一時期になりますが,生涯を通じた女性の健康の保持・増進は,産科婦人科学のすべての領域に通底する問題と言えます。

今回の展示では「更年期全般」「ホルモン補充療法」「漢方薬による治療」について書籍や学術雑誌,一般誌を展示し,導入的な内容から専門的な内容まで学ぶことができます。
安井先生の蔵書もお借りして展示しておりますので,ぜひご覧ください。
また,徳島保健所からお借りしたパネル「骨粗鬆症について」も展示します。こちらもあわせてご覧ください。

今回もiPadでは,テーマにちなんだアプリをご紹介しています。
①「漢方Library」…漢方関連書籍・情報誌・小冊子などを閲覧できるアプリ。安井先生監修の小冊子「漢方で更年期を乗り切る」をぜひご覧ください。
テーマ展示コーナーのiPadでお試しいただけますので,気軽に触ってみてくださいね。

今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!

テーマ展示全景
(左)安井先生にお借りした資料  (右)徳島保健所でお借りしたパネル 
sm

ご意見への回答(24時間開館)

<ご意見>
24時間使いたいです。切実です。

(1月9日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。
24時間開館につきましては今までにもご要望をいただいております。
また国試も近くなり,いくら時間があっても足りないという切実なお気持ちは非常に理解できます。

しかしながら,時間外特別利用の利用者数,光熱費等の費用対効果の面,安全性確保の面から,難しいと判断しております。
ご要望にお応えできず,申し訳ありません。体調に気をつけてベストを尽くせるよう,お祈りしております。

(KY)

2016年1月12日火曜日

第3回 TOKUDAI 川柳 表彰式

蔵本分館で第3回TOKUDAI川柳の表彰式を行いました。

川柳のテーマは「本と夢」で、64点の応募があり、10点の作品が選ばれました。

蔵本キャンパスの学生さんからもたくさんご応募いただきました。

 最優秀賞は,医学部栄養学科の学生さん!
彼女は,一昨年の第一回TOKUDAI川柳でも優秀賞を受賞されています。
他にも連続入賞の方もいらっしゃいます。




入賞作品はこちらをご覧ください。↓

 http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/news/news15/pdf/2015122101.pdf

館内にも入賞作品のポスターを貼ってありますので,勉強の合間にお楽しみくださいね。

ご応募ありがとうございました。

(sasa)


2016年1月8日金曜日

アプリでStudy!(「漢方Library」)

1月13日水曜日より,第44回テーマ展示「更年期を学ぶ」が始まります。

いつものように一足早く,展示予定のアプリをご紹介します。
今回ご紹介するのは「漢方Library」です。
iPhone,iPadAndroidに対応した無料アプリです。価格は記事掲載当時のものですので,購入時に必ず各自でご確認ください)

漢方Library」は今までに何度も登場したことのあるアプリなのでこのブログではもうおなじみですね。漢方関連書籍・情報誌・小冊子などを閲覧できるアプリで,提供元はあのツムラです。

漢方薬は更年期障害の薬物療法として主要な選択肢の一つなので,アプリ中のコンテンツも充実していますが,なかでもおすすめはこちら!



本学,生殖・更年期医療学分野教授,安井敏之先生監修(※①)の小冊子「漢方で更年期を乗り切る」です!

かわいらしい人形劇ふうのイラストだなあと思っていたらなんと動画つき!人形劇で更年期について分かりやすく解説してくれるのです。
患者さんの「あるある体験」などを交えながら,ユーモラスながらも重要なことをきっちりと伝えてくれます。


安井先生には本テーマ展示の監修をお願いしており,展示のため貴重な資料などを快くお貸しくださったのですが,この小冊子のDVD版もご寄贈くださいました。
DVD版には安井先生ご本人も登場します。13日からのテーマ展示の中でご紹介できると思いますので,どうぞご期待くださいね。

第44回テーマ展示「更年期を学ぶ」は,蔵本分館1階ホールで来週水曜日よりスタートです。
今日ご紹介したアプリは展示のiPadでお試しいただけますので,気軽にタッチしてみてください。
皆さんのご利用お待ちしています!

※①監修時には生殖補助医療学分野教授
sm

2016年1月7日木曜日

PubMedのシソーラス(MeSH)2016年版

蔵本地区の皆さんにはおなじみのデータベースPubMed,PubMedのことは知っていても,MeSHというシソーラスのことは,意識していない方も多いかもしれません。

シソーラスとは,簡単に言うとキーワードの辞書のことです。
PubMedではシソーラスに載っている単語を使って論文のキーワードが登録されています。

もし、シソーラスがなかったら、乳がんについての論文を検索するためには

「Breast Cancer」
「Breast Neoplasm」
「Breast Tumors」
「Mammary carcinoma」

などなど,考えつく限りの様々なキーワードを入れて検索しないと、検索もれが多くなってしまいます。

それを防ぐために、上のどのような単語が論文名や抄録に使われていても「Breast Neoplasms」という単語がキーワードとして登録されていて、検索ボックスに「breast cancer」など思いつくキーワードを何か1つ入れて検索するだけで「Breast Neoplasms」がキーワードの論文すべてがヒットするようなしくみになっています。

このMeSHは毎年更新されており,先月2016年版を採用したとのお知らせが,提供元の米国国立医学図書館のWebページに掲載されました。変更点は
What's New for 2016 MeSH (2015/12/15)

から確認できます。新しく438のキーワード(定義語:Descriptorsといいます)が追加されるなど,色々な変更があったようです。新しいキーワードたちを少し見てみると”Giraffes”なんていうキーワードもありました。

(一体どんな論文にキーワード”Giraffes”が付けられるのでしょう?検索してみると, 野生動物の保全のために凍結乾燥による精子の保存を行った論文が検索されました。キリン,チンパンジーなどの精子を保存したようです)

また,シソーラス研究会が運営するWebサイト「医学用語を歩く!」では,毎年新しいキーワードの和訳と解説をしてくれています。
MeSH2016年新語
興味のある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

(KY)

2016年1月6日水曜日

蔵本分館西側通路通行止めのお知らせ

蔵本キャンパスの電気設備移設工事のため,下記の期間,図書館と大塚講堂間の通路が通行止めとなります。

西側(ラーニング・コモンズ側)ゲートからの入館もできなくなりますので,ご注意ください。

通行止め期間1月8日(金)~2月13日(土)

※工事期間中は大きな音がする場合があります。ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますようお願いします。


第43回テーマ展示,終了間近です

第43回テーマ展示「天然からの医薬品」,開催期間が残すところあと1週間となりました。

展示資料もさすがに貸出中が目立ちますが,冊数多くご用意しておりますので,まだまだ間に合います!
新着図書も数冊は残っておりますので,まだご覧になっていないという方,図書館へお越しの際はぜひこちらへもお立ち寄りくださいね。面白い1冊に出会えるかもしれませんよ。


sm

2016年1月5日火曜日

はじめてのMendeley(35) Mendeley CSL Editor利用ガイドのご紹介

これまで,当ブログでは

自分が書いている論文の引用文献や参考文献として,Mendeleyで管理している文献の情報を入れられ,その形式(スタイル)は登録されているものから選ぶこともできるし,登録されているものをカスタマイズして使うこともできる

ということを何回かに分けてご説明してきました。
例えば,スタイルの選び方は
はじめてのMendeley(23)引用文献のスタイルを変えてみよう 」などで,
カスタマイズの方法は「はじめてのMendeley(30) Visual CSL Editorで引用スタイルを編集」で,

というような感じです。

これらの記事で,だいたいのイメージは分かっていただけるのかなと思うのですが,なにせタイトルが「はじめてのMendeley」なので,記事では簡単な手順と簡単な例をご紹介しています。

なんだか物足りない,もっと詳しく知りたいという方に,朗報です!
昨年末,エルゼビア社のサイトで,「Mendeley CSL Editor利用ガイド」が公開されました。
引用スタイルの編集について非常に詳しく解説されていますので,活用できるのではないでしょうか。
また,スタイル編集の流れについては
http://jp.elsevier.com/online-tools/mendeley/citation-style#cls-editor
でも簡潔に紹介されていますので,こちらもご覧ください。

次の記事:はじめてのMendeley(36) PDFにハイライトやメモが便利に入れられます

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

(KY)

2016年1月4日月曜日

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新年は,明日1月5日(火)から開館いたします。開館時間は次のとおりです。

2016年1月5日(火)  8:30-17:00
2016年1月6日(水)  8:30-17:00

また,1月7日(木)からは,通常どおり開館いたします。
ご来館の際は,「附属図書館(分館)開館時間カレンダー」 をご確認ください。

グループ学習室・ミーティングルームのご利用,時間外特別利用を申請されている方につきましては,先日のブログ「冬季休業期間の開館時間情報」をご参照ください。

皆様のご利用を心よりお待ちしております。
だるま朝日の初日の出
徳島県阿南市大潟町
(蔵本分館職員撮影)