2019年2月28日木曜日

My Recommendations No.122「信長の原理」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,附属図書館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

『信長の原理』
(垣根涼介 / KADOKAWA)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

「働きアリの法則」を知っているだろうか?よく働くアリが全体の2割、普通に働くアリが6割、何もしていないアリが2割に分かれるという法則だ。最近、本法則に基づく集団は長続きすることが明らかにされた(長谷川英祐『働かないアリに意義がある』KADOKAWA、2016年)。
しかし信長は「2:6:2の法則」に気付きながらも、全家臣に上位20%の立場で戦さに臨むことを求め、下位20%に相当すると家老級でも用済みとして放り出された。例えば、光秀は信長から駄目アリと思われる時が来るかもしれないと危惧するなど、次第に心理的に追い詰められ「本能寺の変」に至った。読み応えのある大作の歴史小説だ。




 本日より蔵本分館1階ホール My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひお手に取ってご覧くださいね!
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2019年2月22日金曜日

今月のいずみ号(2019年2月)

 月初に立春を迎えましたが,まだまだ寒い日が続きますね。さて,「猫の日」ということで前回お知らせしていた本日2月22日(金)は,市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。


 今回は「手づくりお菓子特集」ということで,色々なお菓子のレシピ本が並んでいました。味だけでなく見た目にもこだわったスイーツ作りをはじめ,糖質オフのおやつやバターを使わないお菓子作りなど, 興味深いタイトルが並んでいますね。皆さまも手づくりのお菓子をお供に,読書をされてみるのはいかがでしょうか。


 次の巡回日は,3月18日(月)です。次回も是非いずみ号をご利用ください!


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2019年2月12日火曜日

第68回テーマ展示「耳鼻咽喉科」

 蔵本分館では第68回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回は耳鼻咽喉科・頭頸部外科講師・東 貴弘先生に監修いただき,「耳鼻咽喉科」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。

 耳鼻咽喉科とはその名称のとおり,主に耳・鼻・咽喉(のど)を専門とする分野であり,扱う対象は「鎖骨から上で脳・眼・歯を除いた部分に生じた疾患」と,非常に多岐に渡ります。これは,耳と鼻,喉の上部が全て上咽頭で繋がっており,疾患の治療においてそれぞれの部位が密接に関連しているからだといえます。また,耳鼻咽喉科が扱う疾患も,新生児から高齢者までの感染症,アレルギー,神経疾患,腫瘍や外傷,自己免疫疾患など多岐に渡ります。聴覚や嗅覚,味覚といった感覚,あるいは発声や言語,嚥下などの機能にかかわるため,治療にあたってはその機能の保持やリハビリテーションが重要です。
 医学の進歩により,耳鼻咽喉科医が手術で取り扱う分野は次第に拡大しています。耳,鼻,咽喉頭や頸部などはもちろんのこと,眼窩内,頭蓋内・頭蓋底なども対象領域になってきており,「耳鼻咽喉科」という名称には収まらなくなりつつあります。
このため近年では,頭頸科や頭頸部外科という科名に変更ないし併記することが一般的になってきています。
 耳鼻咽喉科,頭頚部外科について,皆さんもこの機会に学んでみませんか?

今回もiPadでは,テーマにちなんだアプリをご紹介しています。
①聴力検査&耳年齢テスト
手軽に使える聴力検査アプリ。125ヘルツから8000ヘルツまでの聴力を検査することが出るほか,結果をグラフにして表示することが可能です。
②花粉メーター
花粉情報・対策をまとめたアプリ。現在地での飛散情報・週間予報をはじめ,豆知識も併せてチェック出来ます。

 展示期間は3月31日(日)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せくださいね。


今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!

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