2016年5月6日金曜日

Scopusが利用できます

徳島大学では,エルゼビアが提供する世界最大級の抄録・引用文献データベースScopusが利用できます。
Scopusは全分野が収録対象となっており,世界5,000社以上の出版社の21,000誌以上のジャーナル,5,700万件以上の文献が収録されています。
1996年以降の論文は参考文献も収録されていますので,論文の被引用回数を調べたり,ある論文に注目して過去の研究およびそこから発展した研究を調べたりすることができます。
また,SNIP,SJRといった指標でジャーナルの被引用数や論文数などの傾向を可視化する「ジャーナル分析機能」も備えています。

参考:Scopusクイックレファレンスガイド(2016年4月)

図書館ホームページ内「主要データベース」にもリンクをはっておりますが,学内からでしたら
https://www.scopus.com/
に直接アクセスいただければ利用可能です。
どうぞご利用ください。

論文の引用数や雑誌の影響度を調べるデータベースには,トムソン・ロイターが提供するWeb of Scienceもありますね。こちらも徳島大学で利用可能です。雑誌の影響度を調べるインパクト・ファクターについては,当ブログでも何度かご紹介しています。

ところで,
  • 2つのデータベースにはどんな違いがあるのだろう?
  • 徳島大学ではこれらのデータベースが評価分析に使われているの?
ということが気になりませんか?
そんな方に参考になりそうな情報をひとつお知らせします。
 
本学IR室(旧・評価情報分析センター)では,「徳島大学 教育研究者情報データベース」(EDB)の登録論文情報とScopusとWeb of Scienceの収録文献情報とを紐付けしています。
また,紐付けの結果得られた情報を利用して,発表論文の件数や掲載学術雑誌の数値指標,論文の被引用数などの指標に関する情報をまとめたWebページ「Academic Papers, Tokushima University」(公開は学内限定です)を作成しています。

掲載情報の意味やその利用方法に関する注意点は,IR室の刊行物で解説されています。
ScopusとWeb of Scienceの比較や,SNIP,SJRについての説明もありますので,どうぞご参考ください(閲覧は学内限定です)。