2019年9月26日木曜日

My Recommendations No.140「20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす」

 附属図書館副館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

『20字に削ぎ落とせ ワンビッグメッセージで相手を動かす』
(リップシャッツ信元夏代 /朝日新聞出版)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

「やめられない、とまらない! かっぱえびせん」(18字/カルビー)、「セブン-イレブン いい気分」(11字/セブン-イレブン)など、誰でも耳にしたことがあるキャッチコピーは、ほとんどが20字以下で表現されている。
伝わりやすくするには、以下の点が重要だ。1. 言いたいことをOne Big Messageに絞り込む、人間は15字から20字程度のフレーズ(英語では10語)が覚えやすい。 2. 聞き手視点で話す。 3. 簡単・簡潔・簡明に話す (Keep It Simple, Specific)。4. 明るい未来像を、聞き手の頭と心に描かせる。5. 失敗談こそ語れ、など。さらに「スピーチの印象は7秒、面白さは30秒で判断される(印象を強めるにはチャンスは2回しかない)」や「録画して練習するとプレゼンは劇的に飛躍する」との意見が印象に残る。
スピーチやプレゼンは「最終的に相手を動かして、なんぼ」の考えに全く同感だ。このように伝え方一つでその後の展開は大きく変わる。プレゼンに悩む学生・教職員のための必読書として勧めたい。



 現在,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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