がんは,1981年以降,日本人の死亡原因の第1位を占める疾病です。その割合は年々増加しており,毎年100万人以上ががんにかかり,37万人以上ががんで亡くなっています。日本人の2人に1人ががんにかかり,3人に1人はがんで死亡していることになります。近年,研究と医療医術の進歩により様々な治療法が開発されていますが,国民医療費は年々1兆円以上のペースで増加しています。まずは予防すること(一次予防),早期発見に努めること(二次予防)が大切です。
がんの発生は喫煙や飲酒,食生活など,生活習慣と密接な関わりがあるほか,ウイルスや細菌の感染による場合もあります。このうち喫煙(男:約29.7%、女:約5.0%)と感染(男:約22.8%、女:約17.5%)は特に大きな原因として挙げられますが,この二つを含めがんの要因には予防できるものも多く含まれており,「禁煙」「節酒」「食生活」「身体活動」「適正体重の維持」といった生活習慣に気を付け,適切ながん検診を受けることで,発病のリスクを大きく軽減させ,かかっても早期に発見できるため根治できるといわれています(※)。
日本人にとって身近な疾病である“がん”の予防について,この機会に学んでみませんか?
展示期間は8月29日(木)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せくださいね。
今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!
※参考 日本人のためのがん予防(2017年8月1日改訂版):
https://epi.ncc.go.jp/can_prev/93/7957.html
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