2019年10月18日金曜日

第73回テーマ展示「噛み合わせ」

 蔵本分館では第73回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回は顎機能咬合再建学分野教授 松香芳三先生に監修いただき,「噛み合わせ」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。 

 歯の噛み合わせとは,上顎と下顎を閉じた時の,上下の歯の接触する状態を言います。近年では,噛み合わせが全身に与える影響について広く知られるようになりました。
 「正しい噛み合わせ」の基準としては,歯並びや歯の高さに問題が無いことなどがすぐに思い浮かびますが,噛み合わせにはこうした口の中の状態をはじめ,頭蓋骨の位置や体の歪み,顎の位置といった複数の要素が密接に関係しています。噛み合わせがずれて「悪い噛み合わせ」(=不正咬合)が発生すると,バランスを取るために,肩凝りや腰痛のほか,関節の歪みが発症することもあります。また,神経やホルモン系統にも異常が発生し,生体のバランスが崩れる可能性もあります。
 良い噛み合わせを実現するためには,虫歯や抜けた歯を放置せず治療を適切におこなうことはもちろん,「噛み癖」を直すこと,食生活や姿勢を見直すことなど,日常生活を総合的に改善することが肝要です。

皆さんも,この機会に噛み合わせについて学んでみませんか?

 展示期間は12月5日(木)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せくださいね。


今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!
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