2016年7月14日木曜日

ご意見への回答(廊下の空調について)

<ご意見>
廊下もクーラーつけて欲しい

 (7月9日 このほか「暑い」と一言だけ書かれたご意見も1通いただきました)

<回答>

ご意見ありがとうございます。
廊下,というのが,グループ学習室とミーティングルームの間の廊下なのか,2階ホールのあたりなのかがわからなかったので,一番暑い「グループ学習室とミーティングルームの間の廊下」について回答します。

ここは,実は冷房を入れておりません。グループ学習室・ミーティングルームに入るまでの短い廊下であり,長くとどまる場所でないため,ここの冷房を切ることで,全体の節電を図っています。
ご了承いただきますようお願いします。

また,「暑い」というご意見について。
最近,カウンターに「暑い」という申し出が増えてきて,現場に行くのですが,私たちが行って確認すると,さほど暑くない時がしばしばあります。

他の場所が涼しいので,図書館も同じように涼しくしてほしい,という要望かと思います。

私たちも,快適に過ごしてほしいとは思っていますが,長時間滞在する図書館があまり空調を効かせていると,かえって体調を崩すケースもあるかと思います。冷房が「夏バテ」の原因の一つとなることはよく知られていると思います。(※1,2)
また,冷房習慣が,熱中症予防に効果的な「暑熱順化」を進みにくくしているという報告もあります。(※3)

節電対策,ということもありますが,夏場の室内設定温度28度は長い夏を乗り切るための適正な設定かと思いますので,ご理解いただきますようお願います。

なお,ご自身の体質により,冷房への感度も個人差があります。
実際に,同じ状況で「寒い」とカウンターに来られた方もいます。
全ての人にちょうど良い温度に設定するというのは難しいので,ご自身の体質を考慮して,対処していただけると助かります。

「なかなか涼しくしてもらえない・・・」とお思いかもしれませんが,室内温度が28度以上になっているようでしたら,空調機の温度設定を調節いたしますので,お手数ですがご連絡くださいますようお願いします。


※1 横田修一,佐伯悦彦「【夏場の救急傷病 初期対応とケア】 概説と事例、初期対応とケア 冷   房による体調不良」 臨床看護. 38巻7号,999-1002,2012
※2 佐々木博一「【夏場の救急傷病 初期対応とケア】 概説と事例、初期対応とケア 夏バテ」     臨床看護. 38巻7号,1017-1020,2012
    「臨床看護」は,図書館にあります。

※3 田中英登「熱中症予防のための暑熱順化の意義」 発汗学. 20巻2号,88-91, 2013
    「メディカルオンライン」で読めます。

(sasa)