2014年12月10日水曜日

「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」学生さんからの感想 その2

 11月15日(土)に行われました「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」に参加した,医学部医学科5年 森本佳奈さんから感想を寄せていただきましたのでご紹介します。EBMについて参加する前に考えていたこと,参加して新たに思ったことなど,率直な気持ちを書いていただきました。
ありがとうございました。

今回「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」に参加させて頂きました。参加者は学部学生や大学院学生が多かったです。臨床実習や研究室で、EBMとは何なのか?と疑問に思った方が多いのではないかと思いました。

今回は出生前診断に関する論文を通して、EBMに基づいた論文の読み方をグループディスカッションを通して学習しました。本来予習で論文を読んでくるべきだったのですが、私は殆ど手付かずだったので班員の方々にご迷惑をかけたように思います。でも医学部以外の方と、こうした倫理的問題についてディスカッションできたのはとても貴重な機会でした。EBMとは感情抜きにして筋道立てて考えることだと思っていましたが、対象となる患者さんや論文を読む個人によっては随分考え方が変わるものだなと思いました。

一番最後に一人ずつ感想を言い合ったのですが、結局EBMとは何なのか?という答えがますます分らなくなった人が多いように思います。
私の考えなのですが、Narrative Based Medicineという、対話を通して患者さん個人と向き合う医療という考えがあります。今回のEBMの概念はこのNBMを包含しているように思えたので、論理的なEBM、個人的、対人的なNBMと分けた方が理解がしやすいのではないかと思いました。

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(KY)