監修は講座の講師を務められます,分子薬理学分野教授,吉本勝彦先生にお願いし,検査値の読み方・考え方に関する資料のほか,健康診断やがん検診,保健指導に関する資料などを集めました。
当初,「健康いきいき講座」との連動企画としてスタートした本展示ですが,11月11日は臨床検査振興協議会が制定する「臨床検査の日」でもあります。
十一月十一日と漢数字で書くと,臨床検査でよく用いられる+(プラス)と-(マイナス)の組み合わせとなっているのがその由来だそうです。
臨床検査は病気の診断や治療には欠かせないものです。医師の診断を確実なものにし,重症度の判定や,治療の方針を決定する重要な役割を担います。
また病院内だけでなく,保健指導や薬剤師の地域医療連携,栄養アセスメントなど,臨床検査値が実践で活用される場面は多岐にわたっています。
検査特性を理解し,病態を読み解く力にさらに磨きをかけることは,蔵本地区で学ぶすべての学生さんにとって基礎力の向上につながることと思います。
この機に,臨床検査について認識を深めてみませんか。
蔵本分館1階ホール,テーマ展示コーナで皆さんのご利用をお待ちしています!
また,徳島市立図書館の「徳大コーナー」では「健康いきいき講座」の開催に合わせて,一般の方向けに選書された,臨床検査値の関連書籍を展示予定です。
興味のある方はこちらもご覧くださいね。
*第51回テーマ展示「そこが知りたい臨床検査値」展示資料リスト
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