2017年1月18日水曜日

はじめてのMendeley(1)-1 Mendeleyをはじめよう

この連載の第1回は「文献管理ソフトは便利なので使ってみよう」という導入でした。
そして第2回でさっそくMendeleyに文献を追加していますが、そのためにはMendeleyを使い始めなければいけません。

「Mendeleyは無料」ってホント?どうすれば使えるようになるの?

こういった疑問がクリアされないと、使ってみるのはちょっと心配ですね。
第1回の補足として、簡単に解説します。
※この記事は、2017年1月時点の情報に基いておりますことをご了承ください。

Q1. 「Mendeleyは無料」ってホント?

A1. はい、本当です。容量は2GBです。2GB以上使用したい場合は、有償でアップグレードできます。
ちなみに、職員KYのMendeleyには文献情報270件、PDFファイル120件が入っており、使用容量は250MBです。

Q2. どうすれば使えるようになるの?

A2. MendeleyのWebページから、ユーザー登録をすれば使えます。
http://www.mendeley.com
にアクセスし、画面に出ている「Create a free account」ボタンをクリックするとユーザー登録の画面が現れますので、登録してみてください。登録項目はそう多くないので、すぐできます。


登録が終わると、さっそく下の画面のようなWebページが表示され、右上に登録した名前が出ています。
これで、Mendeleyが使えるようになりました!

このページはニュースなどが表示されていますので、「Library」タブ(下の画面、赤で囲っている部分)をクリックして、文献管理をするようになります。

ところで、画面の右側に「Download Desktop App」と出ています。これは何でしょう?

実は、Mendeleyにはウェブ版とデスクトップ版があって、今表示されているのはウェブ版です。
文献を追加したり、読んだり、PubMedなどデータベースの検索結果を取り込むこともできるので、「文献を集める・読む」目的でしたらウェブ版で事が足ります。

しかし、ネットがつながらない環境(または、工事・点検などでネットワーク使用不可の時)は、ウェブ版はもちろん使えません。
また、Mendeleyには「Wordへの参考文献の挿入」という非常に便利な機能があるのですが、その機能を使うためにはデスクトップ版が必要です。

そのため、デスクトップ版をダウンロードしておくのがよいです。
ウェブ版とデスクトップ版は同期しますので、「どちらにも論文を追加しないといけないのではないか」という心配はいりません。 
「Download Desktop App」をクリックすると、お使いのOSにあわせて自動的にダウンロードが始まります。

この連載でも、基本的にデスクトップ版で説明していきます。
では、次回からいよいよMendeleyを使っていきましょう!

次の記事:はじめてのMendeley(2) カオスな世界から少し脱出

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(KY)