2016年10月31日月曜日

「診療ガイドライン利用者のためのGRADEワークショップ」を開催しました

今月号の附属図書館メールマガジン「すだち」でもご報告しましたとおり、蔵本分館では8月28日(日)に、徳島県地域医療支援センター主催、徳島大学附属図書館(蔵本分館)共催のワークショップ「診療ガイドライン利用者のためのGRADEワークショップ」を開催しました。

学内外から16名の方にご参加いただきました。
ありがとうございました。

多数の診療ガイドライン作成に関わっておられる、南郷 栄秀先生(東京北医療センター総合診療科医長)を講師にお招きし、診療ガイドラインの作成に用いられるGRADE system と評価に用いられるAGREEⅡという2つの国際的な基準について実習を交えてご講義いただきました。

講義

グループワーク
発表・質疑応答

アンケートでは新たに得られたこととして

「アウトカムを中心とした診療ガイドラインの使い方」
「診療ガイドラインの臨床への応用方法」
「患者中心の医療とは何か、ということ」

などが挙げられました。

ワークショップに参加したことで、EBMの実践において重要な役割を果たす診療ガイドラインの内容を正しく把握し、推奨内容を目の前の患者にどのように適用するかについて理解が深まったようです。

今後もこのようなワークショップを実施することにより、地域医療を担う医師及び医療関係者等の質の向上を支援していきたいと思います。

(KY)