2016年10月17日月曜日

知の見取り図サロンin徳島が開催されました(10/14)

「知の見取り図サロン」とは,知的好奇心に優しい社会を創るサービス「知の見取り図」が主催するイベントです。全国あちこちで開催されているのですが,今回は徳島大学附属図書館蔵本分館で「医療×○○」をテーマに実施されました。



「知の見取り図」については,図書館のホームページのリンク集に掲載すると同時にリアル展示も行なっており,これまでにも何度かブログで紹介しています。


「知の見取り図」の面白さは,自分が興味ある分野について学びたくなった時,すぐに学び始めれらる本がある,というところにあります。 
大学で学ぶ,ということは,すでに確立した知識を得るだけではなく,新しい知見を見つけていく,探求していく,ということ。
 では,講義では得られなかった知識や新しい知見を得るための他分野の知識はどうやって探すのか?
 そこで威力を発揮するのが図書館であり,「知の見取り図」です。
そんな理由から,当館では「知の見取り図」を取り上げているのですが,でも実は,知識は「人」から得るのが一番わかりやすくて,面白い。そして,そういった知的な話ができるコミュニティを創ることができればもっといい。「知の見取り図サロン」はそんな思いで開催されており,徳島では,徳島大学の学生を中心とした有志が運営グループとなって開催しました。目的は,「学生の視野を思いっきり広げる」こと。


サロンは,10月14日(金)の夕方18:30からスタート!
 3名のプレゼンターが自身の研究テーマを紹介したあと,グループに別れてトークを行いました。 


北岡和義先生(徳島大学教養教育院イノベーション教育分野) 

谷口諭先生(先端酵素学研究所 糖尿病臨床・研究開発センター)  

井上琢斗さん(徳島大学卒業生, 三好市地域おこし協力隊) 

















参加者は約20名。蔵本,常三島の学生,教員,一般の方が参加しており,「医療×○○」についてさまざまな観点から話をしていました。
詳細な内容は,「知の見取り図」主催者の中川瑛さんが,すでに記事にしてくれています。


中川さんの記事はこちら

この記事にもあるように,今回はタイムマネジメントが上手くいかず,参加者同士の話が充分にできなかったのですが,何人かの参加者の方から「また開催して欲しい」との感想がありました。

専門分野に特化しがちな蔵本では,こういった学部横断的な話ができる機会が少なく,以前から交流の場が欲しいとの声がありました。今回のサロンはまさにそういった場として機能したのだと思います。

一方で専門以外の分野にも関心を持つことで視野を広げる,という目的がうまく達成できたかというと中々難しかったのではないでしょうか。

いずれにしても,図書館を会場としてこのようなイベントが実施されたことには大きな意義があると思います。 図書館は新しい知識を得る場であり,知的好奇心に応えてくれる場であり,出会いの場である,という体験をすること。そういう体験をした学生が集うようになれば,「自ら学ぶ」学生が増えて,よい影響を与え合うのではないか,と期待しています。


 今後も,図書館では,このようなイベントをサポートしたいと思います。
今回のイベントの反省を踏まえて「リベンジ」サロンをしてもらえたら・・・次の開催をお待ちしております。 

(sasa)