今日から始まりました第31回テーマ展示「睡眠のメカニズムと病気」では,昨日紹介しました「Brain Tutor 3D」と「3D Brain」,2つのアプリを展示します。
今日はアメリカのコールド・スプリング・ハーバー研究所が開発したアプリ,「3D Brain」の解説をしたいと思います。
「3D Brain」はiPhone,iPad,Android対応の無料アプリです。アプリ内課金があるためアプリを立ち上げると課金の案内をされますが,案内画面を消すと無料のままで使用できます。 (※アプリの価格は記事掲載当時のものです。購入時は必ずご自身で確認をお願いします)。
3D Brain - Cold Spring Harbor Laboratory(iOS)
3D Brain - Cold Spring Harbor Laboratory(Android)
このアプリでは,脳の構造を29部位に分けて,3D画像を見ることができます。
では,早速見てみましょう。
キレイですね。脳の各領域が色分けされています。
画面右側にメニューが出ていますので,Structureアイコンをクリックすると,各部位のリストが出てきます。
ここはひとつ,私(職員KY)でも知っている有名部位,海馬(hippocampus)を選んでみましょう。
色を付けてくれているので,どこにあるか分かりやすいですね。
回転してみましょう。 360度回転でき,不要な部分は透けて見えるので,脳のどの辺りにあるか,位置関係がよく分かります。
このアプリでもう一ついいなと思ったのは,Infoアイコンをクリックするとその部位の概要,ケーススタディ,損傷した場合にどうなるかなどの解説が読める点です。
そして,参考文献リストには,PubMedの検索結果へのリンクも張られています。
より深く勉強したい方には便利な機能かと思います。
すべて英語ですが,その分各部位の英語名を覚えるのに使えますし,解説は英語嫌い人間の職員KYでも読みやすかったです。
どうぞお試しください!
(KY)