蔵本分館による初めての試みとしての「R言語によるやさしいバイオ統計実習」(R言語講習会)の初日を無事終えることができました。参加者のみなさんも熱心に受講され、実習の際のパソコンのキーボードを叩く音が小気味良く響いて、とてもよい感じでした。脱落する学生もなく、何かを学び取ろうという姿勢が感じられました。休憩時間も課題(問題)に取り組んだり、お互いに教え合ったりしている様子でした。講師の方も、説明が上手く、ハッキリした声だったので、後方にいた統計学の知識のない私もによく理解ができました。(R言語を触ったこともない学生さんが次々と課題をこなして行っている様子を見て、頼もしさを感じました。若さって、、すごいですね。)
数人の学生さんに参加の動機を聞いてみました。「すぐには必要はないけど、1年生の時にR言語を学んでいたら、その内、役に立つと思ったので参加した」ということを教えていただきました。
大学院生の方は、「R言語を使って、統計処理をしたいということで参加させてもらいました。Rを使って統計処理を行ない、論文を書きたい。このような講習はたいへん有用である。」というご意見をいただきました。お話できたのは、少数の方々だったのですが、明日も参加者にインタービューを
試みたいと考えています。今は、蔵本分館で企画してよかったのかなぁーって感じです。
講習会の中で話があったのですが、統計処理をやっていく過程で、とても参考になる定番本だそうです。どの検定や手法をデータに適応したらよいかを調べたり、統計の知識を学ぶ本として下記本を薦めていただきました。「数式がとても少なく、出版されてからかなりなるけど、良書だそうです。学生さんのサポートしながら参加していただいているHBSの井本先生も「良書で、オススメできる本ですね。」ということでした。その生物統計学ではのチョ~定番本のようです。
・バイオサイエンスの統計学 市原清志著 南江堂
(私に?)井本先生からもう一冊。
・数学いらずの医科統計学 Harvey Motulsky著 メディカル・サイエンス・インターナショナル
いずれも、生命科学閲覧室の分類番号490.19に配架されています。
統計学が少し気になる方は、R本じゃないけど手に取りご覧ください。
BIGPADも「Perl講習会」に引き続き、活躍しました。