受講後のアンケートでは、「ちょうどよいレベルだった。」という評価が多かったので、まずまずというところでしょうか。また、16名の方が「今後の研究や勉学に役立ち有意義である。」の項目にチェックをいただいたので、今回のR言語講習会を実施して良かったのではないかと一安心しました。受講した学生さんには、今後の勉学や研究にR言語や統計学を活かして欲しいと願っています。
講義の中で聞いたことなのですが、医生物学分野の論文では、データの堤出や統計解析を行ったツールの提示を要求されるそうで、EXCELで解析した数値結果は認められないのが現状になっているとのことです。SPSS、SASなどと同等にRは認められているということでした。
また、次世代シークエンサーの登場などにより、(ゲノム情報ビッグバンと言われる)ビッグデータの統計解析処理する場面でRが使われることも多いと思われます。今回受講した方から一人でも多くの方がそのような場面で活躍されることになればいいのになぁって思います。
振り返って、今回のR言語講習会は「エビデンスに基く生命科学を推進できるグローバルな人材育成プログラム」という観点から「統計学に基づいた実践的な統計解析」を学ぶということでR言語講習会を実施しました。文献検索やライティングの支援、学生との協同学修などを実施している図書館も多いかと思いますが、新しい観点からの研究・学修支援を行うという大学図書館の新しい試みということで、小さな意義があったのかなぁて考えています。今後とも皆様のご支援をいただければありがたいです。
これとの関連で秋以降に「エビデンスに基づいた医療を実践するためのEMB」ワークショップの開催も予定していますので、ご興味のある方はぜひご参加くださるようお願いします。今日も少し文章が長くなってしまいました。では、また。。。来年?