Europe PMC、WHOの参加を発表(2014年5月2日の記事)
米国国立医学図書館(NLM)、“MeSH on Demand”を公開(2014年5月7日の記事)
前者は,「WHOがオープンアクセスリポジトリヨーロッパPubMed Centralの(ヨーロッパPMC)のメンバーになることを発表した」
という話題
後者は,「10000文字までの文章を入力すると,その内容に合ったMeSH(PubMedでも使われている,論文に付けられるキーワード用語です)を紹介してくれる"MeSH on Demand"が米国国立医学図書館(NLM)によって公開された」という話題です。
WHOのほうは,2014年7月1日から適用される新しいオープンアクセス方針の実施に向けて準備中だそうですので,"MeSH on Demand"を試してみました。
下の画面がMeSH on Demandのトップページです。
http://ii.nlm.nih.gov/Interactive/MeSHonDemand.shtml
MeSH on Demandのトップページ |
白くて大きな入力ボックスに文章を入れて検索すると,関連するMeSHが下の方に出てきます。
NLM Technical Bulletin 2014/5/5付けのMeSH on Demandの解説記事
「MeSH on Demand Tool: An Easy Way to Identify Relevant MeSH Terms」
では,”Wouldn’t it be great if you could find MeSH terms directly from your text such as an abstract or grant summary?”
と書かれているので,一からキーワードを考えるのでなく,抄録やグラントサマリーのような文章からキーワードをおススメして検索に役立ててもらおうということのようです。
PubMedでは,MEDLINEに登録される文献にはMeSHが付いていますので,気に入った文献に付けられているMeSHをキーワード選びの参考にする,というのは検索でよく使われる方法の一つです。
それとはちょっと角度を変えて,自由文からキーワードを考えるという新しい試みのようです。
ところで,明日13日(火)から文献検索講習会が始まりますね。
この記事を読んでMeSHに興味を持った方,知っているけどスキルアップしたい方は,
5月28日(水) 16:30 ~ 17:30
または
6月3日 (火) 16:30 ~ 17:30
の応用編3にてMeSHを使った検索についても説明しますので,ぜひご参加ください!
※申込はこちらからどうぞ↓
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/news/news14/2014050701.html
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