2014年3月31日月曜日

はじめてのMendeley(16)LabFolderでMendeley

この連載では最近Webインポーターの話題を取り上げていましたが、ちょっと違う角度から使えるMendeleyを紹介します。

当ブログでは、3月18日に「mendeleyとlabfolder 」にて、科学技術振興機構の学術流通ニュースに「MendeleyとLabfolderとのリンクにより、データの発見・共有性が向上」という記事が掲載されている件を紹介しました。

「試用レポートをお願いします」と私(職員KY)に振られていたのですが、ようやく試してみましたのでご報告します。

Labfolderとは、実験のデータやノートを紙に記録する代わりに管理することができるツールです。
*Web版
https://www.labfolder.com/ 
*アプリ版
labfolder - labfolder(iOS)
labfolder(Android)
があり、データを同期することもできます。

実験データと文献と、どの辺りに関係が?と思い、
Mendeleyのブログ(2014年3月12日付)「Bringing Papers to the Bench」を少し読んでみました。
なぜ実験に文献を?という問いへの理由として、
  1. 過去に、自分の実験に関連してどんな実験がどのように行われたか知るため
  2. どんな文献が自分の実験の基礎について記述しているか知り、それを正しく引用するため
  3. 有用な文献を共有するため
と3つの理由が挙げられています。なるほどなるほど。
もっと詳しい解説や使い方のビデオもありますので、興味のある方はご一読ください。

さて、Web版ではテキストを追加する領域にMendeleyのボタンがあり、そこから文献情報をリンクさせることができます。文字では著者名と出版年しか表示されませんが、リンクが張られており文献情報やMendeley Webの該当文献のページヘ飛ぶことも出来ます。

また、Importボタンで文献のPDFをインポートすることもできます。
文献へのリンクを追加し、PDFをインポートしてみました


アプリ版では残念ながらこれらの機能はなく、テキストや画像が追加できるようです(2014年3月31日現在)。

実験データと関連する文献を一度に管理したい方にいかがでしょうか。

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