2016年2月4日木曜日

My Recommendations No.71「老いない美人-女性ホルモンできれいになる!」

元徳島大学大学院准教授で,昇和診療所院長の清水一郎先生が,新しいご著書にコメントをお寄せくださいました。
清水先生,ありがとうございます。

『老いない美人-女性ホルモンできれいになる!』
(清水 一郎 / 西村書店)

内容が気になって仕方ないので早速,コメントをご紹介しますね。

私は、徳島大学病院勤務時代、女性には、肝臓病が少ないという疫学的事実から出発し“女性肝臓学”なるものを提唱し、研究していました。
そうなのです、女性は、妊娠可能期間、同年代の男性より肝臓がんだけでなく他の臓器のがんを含め、多種多様な病気から守られているのです。その秘密は、失血による体内鉄の少なさと女性ホルモンのエストロゲンの存在です(図1参照)。そして、男性より筋肉量が少ないかわりに、内臓に脂肪が貯まらず、艶やかな髪や滑らかな肌もエストロゲンの作用に加えて、このホルモンにより誘導される成長ホルモンにより生み出されます。一方で、少ない筋肉量は女性に多い冷え性や便秘の原因となります(図2参照)。


閉経に向ってエストロゲン分泌が減少する前から、食生活や簡単なエクササイズを含む日常の生活習慣の改善に取り組むことによって、少ない筋肉量を補い、いつまでも健康で美しい女性らしい身体を保つことが可能になります。
本書では、健康美人がどのように朝作られ、昼磨かれ、夜できあがるのかを具体的に解説しています。
たとえば、エストロゲンと同様な効果をもつ抗酸化食品(図3参照)の味噌汁を1日1杯は摂取します。脂肪の付き方で3タイプある体型別に推奨される食品や生活習慣を獲得します。女性では少ない腹式呼吸を、横臥して骨盤を前屈して行うことで(図4参照)、美しい姿勢とヒップアップ効果に加えて、「幸福ホルモン」のセロトニンを増やしてストレスを和らげ効果を上げます。スクワットやウォ―キングにより、エストロゲンや成長ホルモンの分泌量を増やすなどなど。ぜひ、手に取ってご覧いただければ幸いです。


(図は「老いない美人-女性ホルモンできれいになる!」より引用)

本日より蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーにて展示開始です。
皆さんのご利用,お待ちしております!


sm