展示コーナーのiPadでご覧いただけますが,ブログにも随時,掲載していく予定です。今日は,「遺伝性腫瘍・家族性腫瘍」関連のサイトをご紹介します。
ある家系に集積して発症するがんを家族性腫瘍と言います。家族性腫瘍の発症要因は様々考えられます。そのうち,1つの遺伝子の病的な変異が親から子へ伝わり,その素因により発症するがんを特に遺伝性腫瘍と言います。
家族性腫瘍と遺伝性腫瘍は,かなりの部分で重なり合ってはいますが,異なる部分もあります。
家系内に該当するがん患者がいない場合でも,①普通より特に若くしてがんにかかった場合,②1人で複数のがんに次々にかかった場合,③男性の乳がんのように滅多にないがんにかかった場合,④その他,皮膚や骨等に遺伝性腫瘍に特徴的な症状がある場合,⑤生まれつき染色体の異常が疑われる場合など,いくつかの条件に該当すれば遺伝性腫瘍が疑われます。
そのようなケースでは,専門の遺伝相談外来を受診して遺伝について理解し,今後の対策などを相談することが大切です。
遺伝性腫瘍・家族性腫瘍について詳しく知りたい方は,下記サイトをご参照ください。
・遺伝性腫瘍・家族性腫瘍(国立がんセンター)
http://ganjoho.jp/public/cancer/genetic-familial/index.html
・遺伝性乳がん・卵巣がん:HBOC当事者会「Clavis Arcus:クラヴィスアルクス」
http://www.clavisarcus.com/
・日本家族性腫瘍学会
http://jsft.umin.jp/
・日本HBOC(遺伝性乳がん・卵巣がん症候群)コンソーシアム
http://hboc.jp/
遺伝性腫瘍の図書も展示しています |
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