2013年9月30日月曜日

新着図書 - 20130930

約50冊の新着図書が1Fホールの新着図書コーナーに配架されていました。蔵本分館へ来られた際には、ぜひご覧下さい。今回は超有名な教科書、ヴォート「生化学第4版(上・下)」、リッピンコットシリーズの「イラストレイテッド薬理学(原書5版)」も含まれています。また、プロッパー「細胞生物学」という新しい教科書も含まれています。これら三冊の教科書はどれも美しい図やイラストでいっぱいのようです。門外漢の私も興味をそそられました。思わず手に取って、見入ってしまいました。新しい本で、秋の夜長に、生化学、生物学のお勉強はどうでしょうか。。。。Let's enjoy studing !



関連記事: 新着図書 - 20130917

2013年9月27日金曜日

はじめてのMendeley(8) 再び,日本語論文 to Mendeley

前回の はじめてのMendeley(6) これまでのおさらいと,これからでお知らせしましたとおり,いよいよ日本語論文 to Mendeleyを使ってみようと思います。

今回,日本語論文 to Mendeleyの画面を当ブログに掲載してもよいか株式会社アトラスさんにお伺いしたところ,ご快諾いただきました。アトラスさん,ありがとうございます!

ではさっそく始めましょう!
日本語論文 to Mendeleyのトップページはこちらです。
http://addon.ej-labo.jp/mendeley/

Mendeleyアカウントでログインすると,どの論文をMendeleyにアップロードするかを選択する画面になります。ここまでははじめてのMendeley(4)で見ましたね。

1つ選んでみます。ファイル名はダウンロードしてきたまま,整理していません。

アップロードボタンを押すとなんと!書誌情報が出てきました!!
最初に試してみた時,私(職員KY)は心底びっくりしました。
こんなことがあっていいんでしょうか。便利すぎます。
驚きついでに「Mendeleyに送信」ボタンを押してみました。
なんと(当然ですが),Mendeleyに追加されています。
これは日本語論文を読む方の救世主になるのではないでしょうか。

なお,このように救ってくれるのはCiNiiに書誌事項が収録されている論文です。
また,スキャンした論文は「該当論文なし」になります。
そんな時は,論文タイトルを入れて再検索してみましょう。

スキャンした論文を1つ試してみます(実は私職員KYのバイブル的論文です)。アップロードした時は該当なしですが,

論文名を入れて再検索すると出てきます。

まだ使ったことのない方,ぜひ一度お試しください!

次の記事: はじめてのMendeley(9)クイックレファレンスガイド日本語版 

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

2013年9月26日木曜日

NCBI Bookshelfの使い方 2013

 NCBI(The National Center for Biotechmology Information)には、「Bookshelf」というWebサイトがあります。「Bookshelf」では、ライフサイエンスとヘルスケアに関する書籍やドキュメントへのフリーアクセスを提供しています。160タイトル以上のライフサイエンス関連の電子書籍が用意されています。他にも多くのレポートなどへフリーアクセス出来るようです。今回ご紹介する「Bookshelfの使い方」に登場する有名な「Molecular Biology of the Cell」は蔵本図書館でも所蔵している書籍です。今回、「NCBI BookShelfの使い方 2013」のビデオの存在を教えていただいたHBSの井本先生からは、「医学生物学関係の教科書が見れるのがBookshelfです。図表もきれいです。」というコメントをいただきました。このコメントに興味を持ったので、「Molecular Biology of the Cell」の図表を見てみました。本当に、美しい図がいっぱいありました。この図を使っていろいろな形で学生さんの勉強に役立つのではないかと思いました。また、他の電子書籍も覗いてみたいという気持ちになりました。医生物関係を学ぶ学生さんにはとても役に立つサイトと思いますので、ぜひ一度アクセスをしてほしいと思います
 では、「NCBI BookShelfの使い方」のサイトとNCBIのBookselfのURLをご紹介します。

NCBI Bookshelfの使い方 2013 -- 統合TV

NCBI Bookshelf

NCBI Web Site








関連記事:薬理学電子教科書 2013年8月22日

日経ビジネスアソシエ 2013/09 - プロを支える読書の流儀

もう次号が発刊されていますが、「日経ビジネスアソシエ」2013年9月号で「今、読むべき本」という特集があります。その特集の中で、医療用画像処理ソフト「Osirix(オザイリクス)」や医療IT分野でご活躍している杉本真樹氏が6冊の本を推薦されていましたので、ご紹介します。
杉本氏は医師でありますが、推薦されている本は医療や生命科学分野ではありません。推薦書の中に以前このブログで紹介した「ガー・レイノルズ」の本も含まれていました。私もその推薦書の中から1冊選んで、読んでみようと思っています。杉本氏が、なぜこの6冊の本を推薦されたのかは「日経ビジネスアソシエ」で読んでください。

「伝える力」で逆境を好機に - 日経ビジネスアソシエ 2013/09
杉本氏の推薦書:
1.人を動かす 創元社
2.WHYからはじめよ 日本経済新聞社
3.プレゼンテーション Zen ピアソン桐原
4.スティーブ ジョブズ 脅威のプレゼン 日経BP社
5.ザ プレゼンテーション ダイヤモンド社
6.プレイン ルール NHK出版

先にお知らせしたように、「日経ビジネスアソシエ」 2013年9月号は「今、読むべき本」ということで大特集しています。多くの方がそれぞれ本を推薦していますので、併せて、ご紹介しておきます。ご興味ある方はiPadなどで、勉強の息抜きにアクセスしてみて下さい。

日経ビジネスアソシエ 2013/09号

(注)「日経ビジネスアソシエ」は、蔵本分館のネットワークからアクセス出来ます。
   (自宅などの学外からのアクセスが出来ません。)

関連記事: 効果的なプレゼンテーションとは

 「プレゼンテーション Zen」の著者ガー・レイノルズさのプレゼンテーションについての動画
   1.効果的なプレゼンテーションとは
   2.これからのプレゼンテーション~デザインがプレゼンテーションを変える


2013年9月25日水曜日

はじめてのMendeley(7) Mendeley iOS版が正式版へ


日本語論文 to Mendeleyの紹介の前に,少しお知らせです。
 Mendeley iOS版の正式版がリリースされました。
http://blog.mendeley.com/uncategorized/the-new-mendeley-for-ipad-and-iphone/ 

蔵本分館のiPadに入っているMendeleyアプリをさっそくアップデートしました。
使い心地をまたレポートできればと思います。

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

全部貸出されました(インターンシップ学生のおすすめ本)

蔵本分館では,インターンシップ学生が選んだ「あなたにすすめる私の1冊」を1階エントランスホールにて展示しています。
この度,展示した本が見事に全部貸出されました!


選んでくれた本も良かったのでしょうが,ポップの文章が上手で,思わず手にとってしまったという方もたくさんいたのではないでしょうか。
返却されたらまた並べますので,まだ見ていない方はぜひチェックしに来てくださいね。

本のリストはこちらからどうぞ↓
「あなたにすすめる私の1冊」リスト


2013年9月24日火曜日

Rって知ってますか(5) - 統計と生命科学

ご存知のように最近Rという統計ソフトに興味をもち始めたのですが、その統計(学)がどのように生命科学(基礎医学、臨床医学、薬学など)と関わりがあり、どのような場面で統計が役立っているのか、気になっています。生命科学などとは程遠い私には、社会医学の一部で統計が使われているのかなぁってくらいのイメージでした。それで、生命科学と統計についてググっていたところ、下記のVideo Archivesに出会いました。このビデオを見て、なんとなく統計(学)は生命科学をはじめ、基礎医学や臨床医学の分野でとても重要な役割があるのだなぁーて、イメージすることが出来るようになりました。ド素人の私が言うのもはばかられるのですが、勉強の合間や時間の許す方は下記ビデオ(約35分)をご覧いただければ統計と生命科学の関連について理解が出来るのかなぁって思ったりします。下記ビデオで講師している桜田一洋氏はソニーコンピュータサイエンス研究所の方で、バイエル薬品で仕事されていた時に、ヒトiPS細胞の分野でとても良い仕事をされた方のようです。医学系図書館で仕事をさせていただく私には、生命科学の教養としてとても良いお話を聞くことができたと実感しています。医学を学ぶ学生の方にとっても有意義な話になっているのではないでしょうか。

桜田一洋 「新たな生命の総合をめざして」

その下にあるインタービュー動画も哲学的で面白かったので、紹介します。

インタビュー(桜田一洋)

統計に興味を持つ方が一人でも多くなればいいのですが。そして、Rを。。。

前記事: Rって知ってますか(4) - 時間別入館者

2013年9月20日金曜日

アプリでStudy! 「Wrist Repair」

今回紹介するアプリは,第16回テーマ展示「運動とヘルスサイエンス」にて紹介中のアプリ「Wrist Repair」です。手首の骨折に対する観血的整復固定術を動画で見られるアプリです。
無料のiPhone,iPad,Android対応アプリです(アプリの価格は記事掲載当時のものです。購入時は必ずご自分で確認をお願いします)。

Wrist Repair - Meditech Communications, Inc.(iPad, iPhone)
Wrist Repair(Android)

では,さっそく使い方を見てみましょう!今回はシンプルです。


アプリを立ち上げると,腕の画面が大きく表示されます。けっこうインパクトあります。
皮膚の感じもリアルです。
ちなみに見る角度は自由に変えられます。
ぐるぐる回してみると,周りの様子もリアルなのが分かります。凝ってるなぁと思いました。

下の方に再生・巻き戻し・早送りボタンがありますが,再生を押さなくても勝手に再生され,手術が始まります。


上には画面の切り替えボタンと,書き込みボタンがあります。
X線のような映像や骨の映像に切り替えたり,書き込みができます。
書き込みは残念ながら保存できません。


もう一つ残念なことに,再生が終わっても「最初に戻る」ボタンがないので,そのままです。
もし見ようと思った時に再生ボタンを押してもうんともすんともいわなければ,すみませんが巻き戻しボタンで最初に戻して下さいね(^^)

2013年9月19日木曜日

Rって知ってますか(4) - 時間別入館者

9月第1週目に行った蔵本分館利用者アンケートの集計が終わったようです。アンケートに応えていただいた学生の皆さんありがとうございました。学生さんの時間帯別利用調査と今年の7月の時間別入館者数を比べたいと思いグラフを作成してみました。本当はグラグを重ねたかったのですが、いろいろと統計の条件が大きく違うので、別々のグラフを作成することにしました。目的はRを使おうなので、時間帯別利用者統計はサンプルとしての取扱です。取り敢えずは、Rのコマンドです。

時間別利用者(アンケート)
> x <- c(40, 73, 77, 106, 134, 167, 190, 190, 142, 105)
> p <- x /sum(x) * 100
> t <- c("8:30", "10:10", "11:55", "12:50", "14:20", "16:05", "17:50", "19:30", "21:15", "23:00")
plot(p, type="l", xaxt="n",ann=F)
> axis(1, at=1:10, labels=t)
> mtext("%", side=2, adj=1)






















2013年7月時館別利用者数
> d <- c(1077, 1557, 2149, 1838, 3140, 2539, 2504, 2623, 2652, 2884, 2316, 2215, 1411, 2768, 360, 118)
> t <-c(8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23)
> d1 <- d / sum(d) * 100
> plot(d1, type="l", xaxt="n", ann="F")
> axis(1, at=1:16, labels=t)
> mtext("%", side=2, adj=1)






















7月はテスト期間中なので、午前中から利用者が多いようです。アンケートの利用時間帯と7月の利用時間帯のグラグの形状は、かなりの差異があるようですね。見える化(グラフ化)するとよく分かることもあるようですね。この様に身近なデータでRやってみませんか!

前記事: Rって知ってますか(3) -- 入館者数のグラフ作ってみた

SciFinder インターネットセミナー開催 【お知らせ】



SciFinderをご利用のみなさま

化学情報協会からインターネットセミナー開催のお知らせが届きました。ご参加の方は下記URLから登録してください。

また、秋(11月予定)には、化学情報協会の講師の方による講習会を本分館で開催予定です。こちらは、日程が決まり次第お知らせします。


**********************************************************************************
11 月までのインターネットセミナー開催予定をご案内します.ご興味のある方は,
 以下のスケジュールページからご登録ください.

  9 20 () 11:0011:20
 【試薬カタログ情報の活用】
 SciFinder には世界中の約 1,000 社から発行された試薬カタログ情報が収められて
 います.今回は,カタログ情報の活用方法について紹介します.

  10 18 () 11:0011:20
 2013 10 月の新機能】
 10 月に予定されているバージョンアップ内容について紹介します.注目の Java プラ
 グインを使わない構造作図ツールがリリース予定です.
 
  11 22 () 11:0011:20
 【合成化学者必見!反応検索 (番外編)
 3 回に渡って開催した反応検索シリーズの番外編として,その他の活用テクニックに
 ついて紹介します.
**********************************************************************

10月の自動車文庫「いずみ号」 (お知らせ)


今日は、 中秋の名月が見えそうな良いお天気です。

そんな秋の気配を感じながら、本を読んでもらおうと徳島市立図書館の自動車文庫「いずみ号」が蔵本キャンパスに来ました。



今のイチオシは、この白いブックトラックにのった「話題になった本」特集です。



次回は、10月16日(水)14:30~薬学部 長井記念ホール前です。

 

2013年9月18日水曜日

アプリの反響(Wrist Repair)

テーマ展示にて紹介中のアプリWrist Repairですが,大きな腕の画面が目を引くのか,よく立ち止まって操作してくれている場面を見かけます。

そんな中,2人で指差しながら動画を見てくれていた学生さん達に写真をお願いすると,快くOKしてくれました。ありがとうございます。


Mendeleyで文献管理(8) - Mendeleyの使い方

以前ご紹介した「Mendeleyの使い方」(筑波技術大学視聴覚障害系図書館)の新しい版(2013年9月9日版)がネット上で入手可能となっています。私は、いつもありがたく利用させていただいています。ご利用の皆様は新しい版を入手してはどうでしょうか。

Mendeleyの使い方(筑波技術大学視聴覚障害図書館)

前回記事: Mendeleyで文献管理(7) -文献管理サービスMendeleyの紹介(医学図書館)
関連記事: はじめてのMendeley(6) これまでのおさらいと,これから


新着図書 - 20130917

新着図書13冊を1Fホールの新着図書コーナーに並べました。ご興味ある本がありましたら、ご覧ください。本のタイトルが少しわかりづらい写真ですが。。。。




2013年9月17日火曜日

第16回テーマ展示「祝!東京オリンピック・パラリンピック開催決定!!運動とヘルスサイエンス」

蔵本分館では,2020年オリンピック・パラリンピック東京開催決定を記念して,第16回テーマ展示「祝!東京オリンピック・パラリンピック開催決定!!運動とヘルスサイエンス」を9月12日から開催しております。

蔵本に運動関係の本ってあるの?とお考えの皆さま,結構あるのですよ。
例えばスポーツ整形外科、スポーツ歯科,アスリートのための栄養・食事、リハビリテーションなどなど・・・色々な本を展示してあります。

さすが旬の話題,今回は展示してカメラを取りに行っている間に「・・・本が借りられてる!」という驚きの事態も起こっています。
ぜひお早めにチェックしに来てくださいね。

また、一緒に展示しているiPadでは、手首の骨折に対する観血的整復固定術 (ORIF) を動画で見られるアプリ「Wrist Repair」を紹介しております。
連動しているBIG PADでは手首の画像がドンと出ていて,インパクト大です。
こちらもぜひお試しください!


今回の展示資料リストはこちらからどうぞ↓
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/news/news13/pdf/2013091301.pdf

LibreOffice使ってみませんか! - Version Up

8月29日にLibreOfficeがtiny version upがありましたので、蔵本分館のグループ学習室及びミーティングルームのBIGPADにインストールしてあるLibreOfficeを最新の4.1.1へヴァージョンアップしました。私の感触では、残念ながら学生さんの利用者少なそうです。マニュアル本なども出版されていて、しっかりしたソフトウェアなので、学生の皆さんに使っていただければと思い、以前このブログで紹介しました。個人的には、もっと、使ってほしいです。

身近な話題として。。。

徳島県庁がOpenOffice.orgからLibreOfficeに移行へ

徳島県はLibreを山形県はMSを選ぶ

1億円の経費削減ですか。。。。。





前回記事: LIbreOfficeって知ってます?使ってみませんか。


2013年9月13日金曜日

はじめてのMendeley(6) これまでのおさらいと,これから

前回はじめてのMendeley(5) ファイルはどこにある? では,Mendeleyに登録した添付ファイル(論文のPDFファイル)はどこに保存されるのだろう,という問題について考えてみました。

もともと保存していた場所とは別の場所に新しく保存され,その場所は自分で指定できる,というのが答えでしたね。(ちなみに私(職員KY)は,自分のマイドキュメントに保存していたのですが,前回の記事の後,Dropboxのフォルダに変えてみました)。

同じPDFファイルが2つパソコン内にできますので,「Mendeleyに登録したファイルは元ファイルのほうを消してしまってもいいのでないかと思います」とも書きました。
ので,はじめてのMendeley(1) 文献がカオスな世界にいるならば でお見せした,論文を保存していためちゃくちゃなフォルダを消します。これで,PDFファイルの保存場所が移動したということになります。

ここで,これまでしてきたことをおさらいしたいと思います。
  1. パソコンの中にため込んでいた論文のPDFファイルをMendeleyに登録し,そのPDFファイルの保存場所を変えた
  2. Mendeleyで見ると,自分がどんな論文を持っているかの一覧や,論文の詳細な情報が出てきて,格段に管理がしやすくなった
  3. 2のためには論文の書誌事項(タイトルや収録雑誌名など)が必要だが,PubMedなどのデータベースから自動で取り込んでくれるので,とってもラクチン
  4. でも,自動取り込みは100%ではないので,お助けツールを使いなるべく手入力の手間を減らしたい。お助けの1つが「日本語論文 to Mendeley」
(左)Mendeley前のカオスなフォルダ
(右)フォルダ内のPDFをMendeleyに登録しました

1ははじめてのMendeley(1) 文献がカオスな世界にいるならばと,今回で
2と3ははじめてのMendeley(2) カオスな世界から少し脱出
4は はじめてのMendeley(4) 日本語論文 to Mendeley

行ってきました。次回はいよいよ日本語論文 to Mendeleyを使ってみたいと思います。
それでも書誌がキレイにならないものは手入力で直すことにし,若干の補足をして,「はじめてのMendeley」に一区切りつけたいと思います。

けれども,多分この先も,論文をダウンロードしたりスキャンしたりすることがあるでしょう。
私ですらそうなのですから,読者の皆さんはなおさらです。
その時にはなるべく楽に早く,Mendeleyに登録できたらいいですよね。
 
ということで,「はじめてのMendeley」の後は,私も含め「これから保存する論文をMendeleyに登録したい!」方への連載をしたいと思います。
もうしばらくお付き合いいただけると幸いです。


※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

2013年9月12日木曜日

ご意見への回答(トイレ)

(ご意見)
男子トイレが臭うので,消臭剤を置いてください。
 (8月8日)

(回答)
ご意見ありがとうございます。また,回答が遅くなり申し訳ありません。
書いてくださっているのは,恐らく2階の男子トイレかと思います。

トイレの各便器には,既に洗浄、防臭、芳香効果などのある機器を設置しておりますが,これらは水を流す際に効果を発揮します。
2階は利用頻度が低く,また,室温も高いため,臭いが発生しやすい傾向にあります。

今回,業者の方に確認してもらいましたが,機器や便器の汚れ具合には問題がなく,便器の水量を調節いたしました。また,消臭剤の試験レンタルをお願いし,試用中です。

試用期間中に,室内の換気状況についても確認したいと思いますので,少し様子を見ていただければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

ご意見への回答(冷房)

<ご意見>
暑い。冷房をつけて欲しい。
(8月31日)

<回答>
ご意見ありがとうございます。

徳島大学では9月15日まで冷房期間中であり,図書館でも冷房を入れております。
ですが,8月末はまだ残暑が厳しく,2階ホールなど,ところによっては暑く,冷房が入っていないように感じられたかもしれません。 

昨今の電力事情および節電を求められております関係上,冷房の温度設定を低くすることは難しいですが,閲覧室内の温度計等をご参考のうえ,あまりに暑いようでしたらお手数ですがご連絡ください。

また,7月19日の記事
http://tokudaibunkan.blogspot.jp/2013/07/23.html
にてご説明したように,時間外特別利用時間におきましては,冷房は23時までとなっております。
どうぞご理解ください。

Rって知ってますか(3) --入館者数のグラフ作ってみた

個人的な報告ですが、Rぼちぼちやってます。検定、帰無仮説、対立仮説、有意水準などなど私にとっては、????ですが。。。
少し前のことですが、施設部さんからの報告によると蔵本図書館の7月の電気使用量が昨年同月比108%?増えたということでした。今年は随分暑かったのが原因とも思ったのですが。取り敢えず、入館者数を調べてみました。7月の入館者数は昨年度に比べて約4500人強(約16%)増えていました。そこで、Rで統計グラフを作成してみました。各月別の電力使用量のデータがあれば、入館者数と電力使用量の相関関係をみることができたかもしれません。では、Rでデータを入力し、グラフを作成してみましょう。


>s1 <- c(0, 0, 0, 0, 0, 15388, 27615, 13148, 20941, 16711, 17161,17581)
>s2 <- c(26173, 27724, 8527, 16272, 20627, 26697, 32153, 16955, 0,0,0,0)
>plot(s1, type="l", xlim=c(1, 12), ylim=c(0, 35000), lty=2,ann=F)
> par(new=T)
> plot(s2, type="l", xlim=c(1, 12), ylim=c(0, 35000), col="red", ann=F)
> axis(1, at=1:12)

*昨年1月から5月は蔵本図書館改修工事のため休館していたので、入館者数は0としています。








実線(赤)は今年度(2013年)、破線(黒)が昨年度
の入館者数。6月から8月は昨年度より入館者数は増えているようです。










統計学的に利用するのではなく、単に統計グラフ処理ツールとしてRをりようするのも良いのではないでしょうか。このように身近なデータもグラフにすることができます。Rを勉強して、気楽に使っていきたいと思います。このブログを読まれた方も、一緒にRをやりませんか!

前記事:Rって知ってますか(2) -- BIGPADでRしよう

2013年9月10日火曜日

ラーニング・コモンズで講習会

いつもはグループ学習室やマルチメディアルームで行っている講習会。
集中してするにはいいのですが,そんなに改まった感じでなく,もうちょっと気軽な雰囲気でできないものか・・・
と思っていたところ,
「PubMedの使い方を教えてほしいです。キーワードで検索するのをあまりしたことがないので」
という学生さん。「ラーニング・コモンズでしてもいいですか?」と尋ねたら快諾いただき,今日の運びとなりました。

実はラーニング・コモンズで講習会をするのは初めてでした。
いつもはテーマ展示で使っているBIG PADを動かしてきて,机を動かして体裁を整え,いざスタート!
「キーワードを入れて検索しても,論文がたくさん出てくるし,関係なさそうな論文も出てきます」
とのことでしたので,出版年などの一般的な絞込方法のほか,MeSHを使った絞込についても説明しました。
「これ便利~。使ってみよう」と言ってもらえ,講師冥利につきるなぁと,私(職員KY)もうれしかったです。
和気あいあいとした雰囲気の中,質問もたくさん出てきて,楽しい講習会でした。

参加した学生さんだけでなく,室内にいた他の方にも耳に入ったと思いますので「こんな使い方もあるんだ」と思ってもらえたかなぁと密かに期待しています。

「ちょっと教えてほしい」という方,このような形での講習会も随時いたしますので,ぜひご相談くださいね。

2013年9月9日月曜日

はじめてのMendeley(5) ファイルはどこにある?


前回,「はじめてのMendeley(4) 日本語論文 to Mendeley」では,日本語論文のPDFファイルをMendeleyにアップロードしようとしてファイルの場所に悩んでしまった,というところで終わったかと思います。確か
  1. アップロードするファイルは,Mendeleyに登録した時のフォルダでいいの?
  2. アップロードしたらMendeleyに同じ論文が2つできる?それともデータが上書き?
  3. そもそもMendeleyに登録したPDFファイルは,いったいどこに?
という悩みでした。
順番が逆ですが,「そもそも」の3から考えていきたいと思います。

Mendeleyでは 登録した論文情報はサーバに保存されます。
ここで,ひとことで「論文情報」といっても,
  • 論文の書誌事項(著者名,論文名,収録雑誌名など,その論文の情報)
  • 添付ファイル(論文のPDFファイル)
がありますね。
書誌事項は必ずサーバに保存されますが,添付ファイルは,サーバに保存する・しないをフォルダ単位で選ぶことができます(デフォルトでは,「添付ファイルはすべてサーバに保存する」設定になっています)。簡単に方法を説明すると,こんな感じです。
  1. 左側のMy LibraryでAll Documentを選択し,真ん中の広い部分に論文リストの全件を表示させます。
  2. 上のほうにEdit Settingsというボタンがありますので,クリックしてください。
自分の使っている容量もここで分かりますので,容量が心配になってきた方は見てみてくださいね。

論文情報はこのようにサーバに保存されると同時に,自分のパソコン内にも添付ファイルが保存されています。
このおかげで,オフラインでもMendeleyが使えるわけです。
(2016.6.20 訂正) 現在,デフォルトでは「自分のパソコン内に添付ファイルは保存する」という設定項目はオフになっています。この設定をオンにすると,指定したフォルダに添付ファイルが保存されます。

どこに保存されているのかですが,ToolsメニューでOptionsを選択すると,設定画面が出てきますのでFile Organizerタブをクリックしてください。
一番上の項目Organize my filesで表示されているフォルダが,添付ファイルの保存場所です。
デフォルトでは,「それどこ?」という感じの場所に保存されていましたので,自分のマイドキュメントの中に変えてみましたが,とにかく元のカオスなフォルダとは別物ができている,ということは分かります。

つまり,自分のパソコンに保存していた論文のPDFをMendeleyに登録すると,Mendeley用の保存フォルダが新たに作られ,そこにもPDFが保存される,ということなのですね。

同じ論文は2ついらない,という方は,Mendeleyに登録したファイルは元ファイルのほうを消してしまってもいいのでないかと思います。

ところで,先日出張講座に行った時に学生さんたちに話を聞くと,論文をDropboxに保存しておいて,iPadやiPhoneでも読んでいる,という方が何人かおられました。
このような方はMendeleyの保存フォルダをDropboxフォルダの中に入れておくと,Mendeleyアプリの調子が悪い時に便利かもしれませんね。

次回は,これまでの内容をまとめてみたいと思います。

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

2013年9月6日金曜日

インターンシップ学生プレゼンツ「あなたにすすめる私のこの一冊」続報

8月に短期インターンシップで図書館で働いていただいた学生さん提供の「あなたにすすめる私のこの一冊」の続報です。


まず、最初に貸出されていった本は、コーヒーカップの絵が描かれたこんなポップがついています。

最近疲れてる?
そんなあなたには「コーヒーの処方箋」を
  ・朝起きても体がだるい・・・
  ・病気になりがち・・・
では、「コーヒーの処方箋」(医薬経済社)をおすすめします!
 香りによる癒しの効果、ブレンド方法によって多様な効果をもたらしてくれるコーヒーの魅力をこの本を通じて感じてみてください! (インターンシップ学生K.K)

次に貸出されていったのは、ライトグリーンのこんなポップがついた本、

時間を有効に使いたい方必見!
ハーバード大学が注目する「睡眠の専門医」遠藤拓郎が筆をとった
仕事・勉強・趣味のために思う存分時間を使いたい!
そんなアナタ!1度手にとってみませんか?
「4時間半の熟睡法」(フォレスト出版)
この本を読んで仕事や勉強で最高のパフォーマンスを発揮してくださいね。(インターンシップ学生H.T)

ポスターもアイボリー色の柱に映えて爽やかに目立っていて、ほかの3冊もつぎつぎと手に取って読まれています。

 

新着図書登場!

蔵本分館ご利用の皆様に朗報です!
新着図書がたくさん入ってくる季節になってきました!!
今回は86冊の図書を展示しています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

月曜に来てみたら,たくさん借りられてスカスカになっていたらいいな・・・と思いながら週末を過ごします(^^)(職員KY)

2013年9月5日木曜日

台風17号被害

 昨日の台風17号ですが、雨の勢いがすごく、
蔵本分館でも壁をつたった雨漏りや濡れた床の水ふきなど対応に追われました。

ちょうど昼前くらいから、図書館の周りが冠水し始めました。
図書館で試験勉強をしていた学生さんたちが、昼食のため食堂にどうやっていこうか思案していました。

2013年9月4日水曜日

Mendeleyで文献管理(7)- 文献管理サービスMendeleyの紹介(医学図書館)

久々のMendeleyネタです。
あまりご存知の方はいないかと思いますが、図書館界では有名な図書館専門雑誌に「医学図書館」という雑誌があります。私は、図書館界の片隅にいながら、全然読んでいません。昨年度(2012年)の医学図書館に「文献管理サービスMendeleyの紹介」という文献が掲載されていたようです。坂東慶太という方の文献で、坂東さんはMendeleyアドバイザーをされているとのことです。
Mendeleyが初めての方には、わかりやすい解説になっていますので、ご紹介します。


EndNoteなどの他の文献管理サービスとの比較表があって、個人的には興味深かったです。

以前、紹介した時実さんの文献も参考とても参考になるので、再度ご紹介します。

文献管理はMendeleyで完璧 薬学図書館 57(4),332-241 2012

時実象一さんもMendeleyアドバイザーの方のようです。

このブログを見て、蔵本地区の学生さんがMendeleyを使う契機となれば、嬉しです。近々に行われる歯学部薬理学の文献検索講義と文献検索管理(Mendeley)の紹介をカップリングしてはどうかという意見をいただきました。少しづつですが、浸透しているのかぁ。このブログをみた某大学院生もPCにインストールして、使い始めたと言っていましたから。


警報発令中

台風17号は温帯低気圧に変わりましたが,徳島市には13時現在大雨警報と洪水警報が発令されています。

現在のところ,図書館は平常通り開館していますが,時折雨が激しく降っております。
また,道路が冠水している箇所もありますので,来館の際には足元にお気をつけ下さい。


「これからどうなるんだろう・・・」
「今,外に出ても大丈夫かな・・・もう少し後にしようか・・・」

館内でも,学生さんたちの心配そうな姿が見られますので,本日のBIG PADでは気象情報をお知らせしております。
参考にしていただければ幸いです。

2013年9月3日火曜日

(お知らせ)グループ学習室の利用時間延長について

蔵本分館では,2013年9月2日より,グループ学習室の利用時間が延長されました。
今までは開館時間中のみの利用でしたが,それに加え下記の時間も利用できます。
  • 平日の21時から24時まで
  • 土日祝日の17時から24時まで
利用対象は,従来通り徳島大学の学生・教職員です。

利用の際には,ゴミは持ち帰り,忘れ物のないようにお願いします。
また,室内の備品類は大切に使用してください。
ロールカーテンの高さなど,設定してある環境は変えないようお願いします。
利用者の皆様に節度を持って利用していただき,学習のお役に立てていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


2013年9月2日月曜日

ラーニング・コモンズ及びマルチメディアルームのPCが使えない日があります

情報化推進センターのサーバメンテナンスのため、蔵本分館1Fラーニングコモンズ及び2FマルチメディアルームのPCが下記の日時に利用ができなくなります。PCを利用して、レポート作成や勉強をしている学生さんは気を付けて下さい。

1Fラーニングコモンズ及び2FマルチメディアルームのPCの
利用ができない時間帯:

2013年9月4日 21:00 - 24:00

なお、蔵本分館の無線LANは利用できますので、各自所有のノートPC等を持参して下さい。蔵本図書館内でネットワークを利用することは可能です。蔵本分館内無線LANを利用するに際しては、手続きが必要となります。お早めに、手続きしてください。手続きは1Fカウンターにてお受けしています。なお、既に手続きをしている方は再度手続きする必要はありません。この際、ぜひ蔵本図書館の無線LANの手続きをしせみませんか。 Enjoy a network in Kuramoto Library!!



アプリでStudy! 「Visible Patient」

今回紹介するアプリは,第15回テーマ展示「ヘルスプロモーション」にて紹介中のアプリ「Visible Patient」です。解剖学のアプリです。

無料のiPhone,iPad,Android対応アプリです(アプリの価格は記事掲載当時のものです。購入時は必ずご自分で確認をお願いします)。
Visible Patient - IRCAD(iOS)
Visible Patient(Android)

では,さっそく使い方を見てみましょう!
最初は画面一番上のデモ画像だけが入っています。ダウンロード可能な画像のリストがありますので,お好みで選択しダウンロードすると,オフラインで画像を見ることができます(写真は3つ画像をダウンロードしてきたところです)。


画像は,最初こんな感じで皮膚つきで表示されます。 タップすると,皮膚が消えます。
皮膚が消えると,内蔵や血管が現れます。これらも,タップするとその器官が消えるので,表面から見ただけでは分かりにくい場所もよく分かります。

「内臓と血管との位置関係が知りたい」 と言っていた学生さんに,この点がオススメ出来るのでないかと思い,今回はこのアプリを選んでみました。
もちろん,拡大や回転もできます。

また,2回タップで,その器官だけが,名称付きで表示されます。

ぜひ色々試してみてくださいね!