昨日の記事でご報告をしました「エビデンスに基づく医療を実践するEBMワークショップ」に参加した学生さんから感想文をいただきました。
参加した動機や嬉しかったこと,どんなことを学べたかを率直に綴ってくれています。
ありがとうございました。
<薬学部薬学科5年 御牧 夕紀子さん>
今回、EBMワークショップに参加したのは「臨床論文が読めるようになりたい!」といった高尚な目的ではなく、単に知り合いの教職員から誘われたことがきっかけでした。誘ってくれるならと、軽い気持ちで参加を申し込み、あらかじめ配布されていた資料はろくに予習もせず当日参加するに至りました。
恥ずかしながら、私は薬学部に5年間も在籍して臨床論文ときちんと向き合ったのはこれが初めての機会でした。英単語も分からなければ、表の見方も分からず、過去に勉強した古い記憶を呼び起こすことすら出来ませんでした。
しかしながら、各グループに1人ずつサポート役の方がいてくれたため気軽に質問することができ、懇切丁寧に教えて頂けたため最後には論文の内容をきちんと理解することが出来ました。
また、このEBMワークショップでは意外にも参加者の多くが社会人であり、中には実際に医療現場で働いている方もいらっしゃいました。
私のグループにもそれに該当する方がいらっしゃったため、実際に論文の知見を患者に生かすにはどのように考えたらよいかをかなり深く討論することが出来ました。このような機会に巡り合えるとは全く予期していなかったため非常に嬉しかったです。
EBMワークショップでは場面に応じた臨床論文の選び方やその論文の読み取り方だけでなく、実際に現場にいる人の視点、他の学部で学んでいる人の視点、ならびに患者の視点で考察し、論文と患者を結び付けることが出来ました。
来年も開催されることを楽しみにしています。
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(KY)