いつものように,展示予定のアプリを一足早くご紹介しますね。
まずご紹介するのは「Living Lung」です。
(iPhone,iPadに対応した無料アプリです。価格は記事掲載当時のものですので,購入時に必ず各自でご確認ください)
「Living Lung」は呼吸に合わせて動く,肺・胸郭の3D画像が見られるアプリです。設定したBreaths per Min(一分間の呼吸回数)に合わせて胸郭が上下する様子がとてもリアルです。
views menuを選択すると,肋骨を除けたり,肺区域を色分けしたり,気管支や動脈・静脈のみ表示させたりできるので,細部を詳細に観察できます。
もちろん拡大・縮小,回転も可能なので,背中側から見ることもできますよ。
ぜひ気軽にお試しくださいね。
次にご紹介するのは「Molecules」です。
分子の3D模型の回転が見られるアプリで,今までにも何度か登場しましたが,展示コーナーではiPadに連動したBIG PADの大画面で分子が回転するので迫力があり,いつも好評いただいております。
回転は止めることもできます。分子の表示形式はBall-and-stick(球棒モデル)とspacefilling(空間充填モデル)の2種があり,下記の図はどちらもDNAを表示したものですが,表示形式によって見え方がかなり変わるものなんですね。
棒の長さが結合長を表すので原子間の距離や角度がわかりやすいと言われる球棒モデル,球の大きさが原子半径を反映しているので,分子の外形を把握しやすいのが特徴の空間充填モデル,お好みで使い分けてください。
また,初期設定で登録されている分子では物足りない方は,RCSB Protein Data Bank (http://www.rcsb.org/pdb),NCBI's PubChem (http://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov)の,
2つのデータベースからダウンロードが可能です。
こちらもぜひ,試してみてくださいね。
第46回テーマ展示「医学ことはじめ」は,蔵本分館1階ホールで明日よりスタートです。
皆さんのご利用お待ちしています!
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