2015年2月20日金曜日

研究紹介「血液のDNAからうつ病を判定」

昨日NHKで,HBS精神医学分野教授の大森哲郎先生を中心とする研究グループが「血液のDNAからうつ病を判定できることを発見した」というニュースが放送されていました。

大森先生は取材に対し「臨床診断が第一ですが,それを補助するのがこの検査になるイメージです。臨床診断を確実にしたり,臨床診断と検査で結果が異なる時に考えなおすというように使われるのでは」とお話されていました。

この件については,徳島大学からも報道発表されています。

【報道発表】徳島大学病院ではうつ病患者の血液の生物学的指標を発見しました(2015年2月4日)

なお研究成果はEpigenetics誌に掲載されています。

PubMedの検索結果へのリンクをご紹介しますので,どうぞご覧ください。

Blood diagnostic biomarkers for major depressive disorder using multiplex DNA methylation profiles: discovery and validation
Epigenetics. 2015 Jan 14:1-7. [Epub ahead of print](2015.2.20現在)

(KY)