2014年7月9日水曜日

岩本里織先生が紹介文を書いてくださりました 「公害救済のモデル『恒久救済』:森永ヒ素ミルク中毒事件から学ぶ」

HBS地域看護学分野教授の岩本里織先生は、テーマ展示コーナーに展示中の「公害救済のモデル『恒久救済』:森永ヒ素ミルク中毒事件から学ぶ」の著者のお1人でいらっしゃいます。
このたび、テーマ展示用にご紹介文を書いてくださりましたので、ブログでもご紹介したいと思います。
岩本先生、ご協力ありがとうございました。
  
昭和30年に起こった森永製のヒ素入りミルクを飲んだ被害児は、後遺症を持ったまた放置されていましたが、保健師や養護教諭などによってその現状が明らかにされ、「恒久救済」を勝ち取りました。多様な公害や薬害の被害者保証でも、この「恒久救済」を保証された事例は、森永ヒ素ミルク中毒事件のみです。これは、多くの保健師・養護教諭らの取り組みの成果でもあります。この本には、当時の保健師・養護教諭らの取り組みをまとめ現在に伝えること今後起こりうる福島第一原発が原因とされる放射能による健康被害の保証などにも「恒久救済」という考えや看護職の活動を活かしてほしいという思いが込められています。 

テーマ展示コーナーにどうぞお越しください。