その一環として先週の金曜日に吉本勝彦館長の授業「薬理学実習」(歯学部3年生対象)で,文献情報の活用について説明と実習を行いました。
この時間は目標を次のように設定しています。
- 「文献」とはなにか,ということが説明できる
- 文献を探す手段を説明できる
- 文献検索用のデータベースを説明できる
- 検索での適切なキーワードの選び方について説明できる
- 検索結果を理解し,文献を実際に読む方法について説明できる
- 文献管理ソフトの概要について説明できる
お題は
「 ”ドライマウスの予防と抑制について”が主要なテーマになっている論文を検索し,
- 図書館で雑誌論文を読めるもの
- 電子ジャーナルで読めるもの
というもの。
今年は吉本先生から「海外文献に触れてほしいのでPubMedの検索もさせてください」とのご希望をいただきましたので, 使うデータベースにはPubMedを指定して,タイトルを日本語訳してもらいました。
皆さん,実習の成果もあり検索は支障なくできていました。
日本語訳にも苦労する様子はなく「すごいピッタリのがある」などと,嬉しそうに話しているのを見ると,こちらも嬉しいものです。
いわゆる学術論文を読んだことのない学生さん,データベースを検索したことのない学生さんもいます。そういう方々にとってはこの時間が初めての体験になりますので,細かい話はさておき,英語の文献が見つかった!パソコンで読めた!!など,案外できるもんだなぁと思って帰ってもらえるのも大事だと考えています。
ところで,検索とは別に苦労していたことが。
「検索結果を画面コピーして資料を作ってください」とお願いしていたところ「どうやってやったらいいですか」といくつかのグループから質問を受けました。
図書館に置いてあるWindowsパソコンの場合,「PrintScreen」キーで表示されている画面が画像としてコピーされますので,パワーポイントに戻って貼付けたらOK!
ちなみに「Alt」キーを押しながら「PrintScreen」キーで,最前面のウインドウだけがコピーされます 。
「すごい」「超便利」「今度使おう」と絶賛の嵐に,ちょっと別の方向でもお役にたてたかなと思いました。
資料完成後,いくつかのグループには実際に前へ出てプレゼンもしてもらいました。
各グループそれぞれに工夫をこらしたプレゼンで,吉本先生とのやりとりも楽しく拝見しました。
今回のように,ご要望に応じて講習会や文献探しの方法についての説明を行っていますので,ぜひご利用いただければ幸いです。
図書館に来ていただくだけでなく,授業にお伺いすることもいたしますし,授業の一部で説明するということもしております。
どうぞお気軽にご相談ください。
(KY)