吉本先生ありがとうございます。
『10秒で人の心をつかむ話し方』 (加藤昌史 / 祥伝社)
それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。
人前で話すことに対して苦手意識を持っている人は多い。本書では演劇集団の前説(開演直前の舞台に立ち芝居の解説や注意事項を短い時間に喋る)を32年やってきた加藤昌史氏が大事にしている話し方のコツが示されている。
いい役者の条件は「一声、二顔、三姿」だそうだ。本条件は私たちが人前で話す時も当てはまる。特に「聞き手がよく聞き取れる声」が重要だ。このためには「通る声」を腹から出すことが大切である。また、人の前に出る時は「まず笑顔であること」を意識し、「表情筋を鍛える」と笑顔が素敵になるという。姿としては「いい姿勢だといい声がでること」、「聞き手には短時間でも背中は見せない」などがポイントだ。
また、最初の10秒で聞き手の心をつかむテクニックや自己紹介で自分の必殺技をつくる方法なども紹介されている。「事前の準備は120%にしておくこと」については同感である。
これらを少し意識するだけで、苦手意識を払拭し人前で話すことが楽になること請け合いである。
本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。
ぜひ手に取ってご覧くださいね!
sm