2018年2月28日水曜日

今月のいずみ号(2018年2月)

本日2月28日(水)は,徳島市立図書館移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。
徳島市内も昼間は気温が10度を超えて少し暖かくなってきたと思っていたのですが,今日は風が強くまだまだ寒く感じられました。
 
今月の特集は,「もののふ特集」です。戦国~幕末にかけて活躍した日本の武将・武士または武具などに関連する書籍を集めていました。

次回は,3月26日(月)14時半からです。ぜひご利用ください。          (KH)

2018年2月26日月曜日

新着図書のご案内

図書館の利用者が少なくなって,落ち着いた環境になっています。

少しですが,新着図書が入荷しました。

1階の新着図書コーナーに写真のように配架しています。


図書の一覧は以下のとおりです。

書名請求記号
口腔衛生学 : 口腔保健統計を含む 第4版 (歯科衛生士テキスト)497.9||Ko
現代歯科薬理学 第6版497.15||Ge
Nursing knowledge : science, practice, and philosophy 492.9||Ri
Basic & clinical pharmacology 14th ed (A Lange medical book)491.5||Ba
First aid for the USMLE step 2 CS 6th ed490.79||Fi
First aid for the USMLE step 1 2018490.79||Fi

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2018年2月23日金曜日

My Recommendations No.111「宿命の戦記: 笹川陽平、ハンセン病制圧の記録」

 附属図書館長,吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。
吉本先生ありがとうございます。

『宿命の戦記: 笹川陽平、ハンセン病制圧の記録』(高山文彦/小学館)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

「らい病」と「ハンセン病」が同じ病気を指すことを知っているだろうか? 正式病名である「ハンセン病」は、キリストの時代以前から人類の歴史の中で語られてきた病気だ。
わが国では平成8年に「らい予防法」が廃止され、「ハンセン病」は過去の病気と思い込んでいる医療関係者が多い。しかし、インド、ブラジル、アフリカなどでは今なお新たにハンセン病に罹患する人達がおり、ジアフェニルスルフォン、リファンピシン、クロファジミンを併用する薬物治療が実施されている。
本書は、著者がWHOハンセン病制圧大使である笹川陽平氏に同行取材し、20カ国の施設に直接足を運び薬が行き届いているかのチェックや各国政府要人との会談など7年間の笹川氏の活動を記録したものである。ハンセン病の歴史を概説した「補遺:ハンセン病と人間、最後の1マイルのために」には、川端康成氏に高く評価された作家・北条民雄氏(阿南市出身)や現阿南市長も登場する。わが国のハンセン病の現状のみならず、世界の現実に眼を向けてみては!



 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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2018年2月15日木曜日

第61回テーマ展示「腎臓病」

蔵本分館では本日より,第61回テーマ展示を1階ホールにて行っています。
今回は大学病院腎臓内科講師,長井幸二郎先生に監修いただき,「腎臓病」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。

腎臓病とは,腎臓の糸球体や尿細管が冒されることにより腎臓の機能が低下する病気です。大まかに,腎臓それ自体に異常が起こる原発性もしくは糖尿病など腎臓以外の疾患が原因となって起こる続発性,また,病気の発生と進展の速さによって急性と慢性に分けられます。

特に慢性のものについてはCKD(Chronic Kidney Disease)と呼ばれていますが,この慢性腎臓病(CKD)は多くは無症状で発症し,2012年には患者数が成人の8人に1人にあたる約1330万人にまで増加するなど,近年では新たな国民病とも呼ばれています。原因は様々であり,糖尿病や高血圧,メタボリックシンドロームといった生活習慣病との関連も深いため,誰しもがかかり得る病気と言えるでしょう。

慢性腎臓病(CKD)により,脳卒中や心筋梗塞などの心血管病発症のリスクが高まります。また,病態が進行して末期腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり,元の腎機能への回復は困難になります。(急性の腎臓病については,機能回復の見込みもあると言われています。)しかし,食事をはじめとする生活習慣の改善や薬物療法などにより病状の進行を抑制出来るほか,近年では医療技術の進歩により,透析療法や移植といった腎代替療法の中でもさらに選択肢が増えているため,より患者さん自身の生活に合わせた治療をおこなうことが可能になりました。

近年罹患者数の増加する腎臓病においては,早期発見と早期治療が特に重要視され,それを実現するための研究と技術開発が日々おこなわれています。
この機会に理解を深め,今後の診断と治療のあり方について考えてみませんか?
展示期間は3月31日(土)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。

今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください!


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2018年2月14日水曜日

アプリでStudy!(「eGFR計算機」,「小児CKD-eGFR計算」と「腎臓病用かんたん食事管理アプリ 腎録」)

今週木曜日,2月15日から第61回テーマ展示「腎臓病」が始まります。
今日は一足早く,展示予定のアプリを紹介しますね。

まず最初にご紹介するのは,「eGFR計算機」です。
(iPhone,iPad,および iPod touchに対応した無料アプリです。価格は記事掲載当時のものですので,購入時に必ず各自でご確認ください)

慢性腎臓病(CKD)は,重症度に応じてステージ1からステージ5の5段階に分けられていますが,その指標の一つとなるのがとなるのがeGFR(推算糸球体濾過量)です。
このアプリは,血清クレアチニン値(sCre)を入力すると,eGFRが計算でき,それに応じたステージが表示されるというものです。
アプリに用いられる計算式は2008年に日本腎臓学会が示したもので,東京大学医学部有志からなるグループがプログラムを作成,同大附属病院腎臓内分泌内科の監修による,
各ステージごとに気をつけるべきポイントをまとめたアドバイスがついています。
血清クレアチニン値は健康診断で測定することもあるので,健診結果から自分の腎臓の状態を把握することもできます。正確な診断に代わるものではありませんが,ある程度の目安になりますよね。
気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

詳細情報をクリックすると
アドバイスが表示されます

次にご紹介するのは「小児CKD-eGFR計算」です。
(iPhone,iPad,および iPod touchと,Androidに対応した無料アプリです。価格は記事掲載当時のものですので,購入時に必ず各自でご確認ください)

小児の慢性腎臓病は,先天的な原因によるものが多いと言われています。症状を悪化させないために早期発見が何より重要ですが,そのための手がかりとなる腎機能の評価が難しいという点が課題でした。
日本小児腎臓病学会の小児CKD対策委員会は,5年以上にわたる調査により,日本人小児の血清クレアチニン基準値,血清シスタチンC基準値,血清β2ミクログロブリン基準値を示し,それに基づくGFR推定式を作成しました。
これにより,生後3か月から15歳までの子どものGFRの科学的な推定が可能となり,CKDのステージ判定もできるようになりました。
その成果はすでに複数のガイドラインにも採用されていますが,専門医だけでなく,すべての小児科医がこの式を利用できるようにアプリとしたものが「小児CKD-eGFR計算」です。
広く活用されるように作られたアプリなので,使い方もとてもシンプルです。まずは一度,試しに触ってみてくださいね。

ちょっと見にくいですがGFR基準値です
値を入力するとステージ判定されます

最後にご紹介するのは「腎臓病用かんたん食事管理アプリ 腎録」です。
(iPadに対応した無料アプリです。価格は記事掲載当時のものですので,購入時に必ず各自でご確認ください)

腎録」は食事療法が最も難しいと言われる腎臓病患者さんのための食事管理と,生活記録の2つの機能がセットになった生活サポートアプリです。
腎臓病患者さんの食事は,必要なカロリーは確保しつつ,塩分を控え,タンパク質を摂り過ぎないように注意し,カリウムやリンの摂取を制限したり,水分のコントロールが必要な場合があります。
しかも,合併している病気の状態や性別,年齢,身体活動レベルといった要素によって内容が大きく変わるので,主治医や管理栄養士の指導が必須であり,日常生活で実践するのもとても難しそうです。
腎録」には食品成分表がついているので,1日の食事でタンパク質をどれくらい摂取したか,制限値を超えなかったか,などが大まかに把握できます。
また,トイレ回数,血圧,体重も記録できるので,病状の変化にも気づきやすくなり,適切な診察やアドバイスが受けられ,透析を遠ざける手助けになってくれるのではないでしょうか。
文字が見やすく,操作も簡単で使いやすいと思います。もしよければ展示期間中,試してみてくださいね。

食事の写真を撮影して記録することもできます
食品成分表にはたんぱく質,カリウムなどが

これらのアプリは期間中,日替わりで展示されますが,その日のアプリとは別に気になるアプリがあれば,切り替えることもできます。お気軽に職員にお問い合わせくださいね。
皆さんのご利用,お待ちしております!
                                       sm

2018年2月13日火曜日

電子書籍を購入しました

昨年の11月から12月に行った,電子書籍の試読サービスでいくつかの医療系の図書に何度かアクセスがあったので,購入しました。

どうぞご活用ください。
今回追加の図書リストは以下のとおりです。

1看護教育を創る授業デザイン ―教えることの基本となるもの―メヂカルフレンド社
2100歳まで歩ける脚づくり (病院で治す・自分でよくするシリーズ)メディカルトリビューン
318トリソミー ―子どもへのよりよい医療と家族支援をめざして―メディカ出版
4消化・吸収・代謝のしくみと栄養素のはたらき ―イラスト図鑑の決定版!―(Nutrition care 2016年秋季増刊(通巻101号))メディカ出版
5心房細動患者を「脳梗塞」から守るのは誰か? ―スペシャリストの治療戦略!DOAC?左心耳閉鎖?それともカテーテルアブレーション?―メディカ出版
6拡散MRIの基礎と応用 (画像再構成シリーズ)医療科学社
7画像解剖学 (診療画像検査法)医療科学社
8こころの健康を支える臨床心理学学研メディカル秀潤社
9遺伝子解析の基礎 (細胞工学 . 別冊 . 目で見る実験ノートシリーズ . バイオ実験イラストレイテッド 2)学研メディカル秀潤社
10すくすく育て細胞培養 (細胞工学 . 別冊 . 目で見る実験ノートシリーズ . バイオ実験イラストレイテッド 6)学研メディカル秀潤社
11特集拡散MRI ―基本から最近の進歩まで―(画像診断 Vol. 33, No. 7)学研メディカル秀潤社
12DNA情報で生態系を読み解く ―環境DNA・大規模群集調査・生態ネットワーク―(生態学フィールド調査法シリーズ / 占部城太郎, 日浦勉, 辻和希編 5)共立出版
13口蓋裂・構音障害 (アドバンスシリーズ . コミュニケーション障害の臨床 6)協同医書出版社
14胸部CTの立体解剖金芳堂
15脳からわかる発達障害 ―子どもたちの「生きづらさ」を理解するために―中央法規出版
16新しい創傷治療のすべて ―褥瘡・熱傷・皮膚潰瘍―(皮膚科臨床アセット : 診る・わかる・治す 12)中山書店
17口腔・咽頭疾患、歯牙関連疾患を診る (ENT[耳鼻咽喉科]臨床フロンティア)中山書店
18新発生学  改訂第4版(Qシリーズ)日本医事新報社
19新薬理学 フルカラー新装版 改訂第6版(Qシリーズ)日本医事新報社
20身体機能・歩行動作からみたフットケア文光堂
21バイオ実験超基本Q&A ―意外に知らない、いまさら聞けない― 改訂版羊土社
22100倍楽しくなる麻酔科研修30日ドリル羊土社


ところで,図書館にきてから,論文を読むのに莫大なお金がかかることを知りましたが,同時にオープンアクセスが少しずつ普及していて,無料で読める論文もたくさんあることがわかりました。

「長時間労働者の特性と働き方改革の効果」(doi 10.11167/jbef.10.50 )という論文がSNSで話題のようでしたので,読んでみました。とある会社の人事制度にまつわる分析のようですが,夏休みの宿題を先延ばしにしていた人は,制度を変えても残業時間が多い,というような記載がありました。8/31の恐怖には自分も若干の心当たりが…。気をつけます。


参考
電子書籍の試読サービスのご案内( 2017年11月6日月曜日 )


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2018年2月6日火曜日

2月18日(日)は臨時休館です

蔵本地区施設定期点検による停電のため、下記のとおり臨時休館させていただきます。
ご不便をおかけしますが、どうぞご了承ください。

休館日:平成30年2月18日(日)

時間外特別利用も利用できませんので、ご注意ください。

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