吉本先生,いつもありがとうございます。
グラフをつくる前に読む本 : 一瞬で伝わる表現はどのように生まれたのか
(松本健太郎 / 技術評論社)
では早速,おすすめコメントをご紹介します。
ナイチンゲールはクリミア戦争において負傷兵たちの死亡原因の大半が病院内の感染症だった事実を「円グラフ」で訴えた。
皆さんは、推移を示すなら折れ線グラフ、比較を示したいなら棒グラフというのを熟慮せずにグラフを選択していないか?適したグラフの選択法やグラフ表現の基礎を授業で教えて貰ったことは無いのでは?
本書では棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、レーダーチャート、ヒートマップ、散布図、積み上げ棒グラフのそれぞれの長所・短所が示されている。例えば、棒グラフは「データ項目」の並び順に意味を持たせれば、何が言いたいのかが伝わりやすいことを提示している。またレーダーチャートを用いた表示例では、徳島県が全国都道府県力2位とは意外だ。
さらに、先人が「わかりやすさ」を追求し、各種のグラフを考案してきた歴史が示されているので理解しやすい。学生・教職員ともにオススメの本。
データを一瞬で伝えられるグラフのコツを身につけたら,プレゼンや論文執筆に役立つ最強のスキルになると思いませんか?
ぜひ手に取ってご覧くださいね!
皆さんのご利用,お待ちしております!
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