吉本先生,いつもありがとうございます。
それでは早速,ご紹介します。
『未来の年表 : 人口減少日本でこれから起きること』 (河合雅司 / 講談社)
1947~49年のベビーブームで生まれた団塊世代が75歳以上となる「2025年問題」を知っているだろうか。社会保障費のさらなる膨張、医療機関や介護施設の不足、医療・介護の人材不足の問題などが懸念されている。
さらに、その先には「2042年問題」も控えているのだ。この頃には団塊ジュニア世代(1971~74年生まれ)が高齢者となり、その社会コストがかなり大きくなる。
本書は2017年から約100年後の2115年まで、年代順に何が起こるのかが示されている。
「2020年には女性の2人に1人が50歳以上に」、「2024年には3人に1人が65歳以上に」、「2027年には輸血用血液が不足し」、「2040年には自治体の半数が消滅の危機がある」という。人口の減少に対して何も対策を実施しないと日本社会に大きな危機が訪れると実感せざるを得ない。
将来、学生の世代もこれらの事実への対応を避けられない。まずは、人口減少は日本の将来に多大な悪影響を及ぼすことを知ってほしい。
本書の第1部に「人口減少カレンダー」が掲載されているのですが,そのカレンダーによると,思いもかけないような危機的事態が,次々と迫ってきています。(しかもそう遠くない将来に,です)
これからの時代を担う皆さんの世代にも大きくのしかかってくる課題ですが,こういう現実がやってくることを把握している人は少ないのではないでしょうか。
本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示していますので,ぜひ手に取ってご覧くださいね!
sm