さて,今回のテーマ展示では,2つのアプリを紹介する予定です。
その1つが「Molecules」。分子模型の回転が見られます。
無料,iPad, iPhone対応です(
※アプリの価格は記事掲載当時のものです。購入時は必ずご自身で確認をお願いします)。
Molecules - Sunset Lake Software(iPhone,iPad)
では,さっそく見てみましょう。
アプリを立ち上げると,分子がさっそくグルグルと回っています。
これはDNAですね。2重らせんがよく分かります。
このように,あらかじめいくつかの分子がすでに入っていて,左側に分子名が表示されています。
選択すると,その分子が回り出します。
下の写真はインシュリンを選んだところです。
ちょっとDNAの写真と感じが違う,と思った方もおられると思います。
このアプリには表示形式が2種類あり,右上のアイコンから選べるようになっています。
おまけ情報ですが,回るのが嫌いな方は,同じく右上のアイコンで回転を止められます。
さらにおまけ情報,この色は何の原子?と思った方,右上のアイコンで表示できます(^^)
入っている分子だけでは物足りない,自分の好きな(?)分子構造を回したいなぁと思ったら,付け加えてみましょう。
webで無料公開されている2つのデータベース
*PubChem(NCBI提供の化学物質データバンク)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pccompound
*Protein Data Bank(RCSB提供のタンパク質構造データベース)
http://www.rcsb.org/pdb/home/home.do
から,ダウンロードが可能です。
2008年にノーベル化学賞を取られた下村脩先生らが発見した緑色蛍光タンパク(GFP)をProtein Data Bankで探してみます。
左上に+ボタンがありますのでタップし,物質名を入れます。
上の写真のように色々出てきますので,「これ!」というのをタップします。
出て来ましたねえ~。左側のリストにも「Green Fluorescent Protein 」が追加されています。
いつものようにBIG PADと連動していますので,大画面で見ると迫力あります。
ぜひお試しくださいね!
※今回紹介したDNAや緑色蛍光タンパクにまつわる本も展示されていますので,こちらもあわせてどうぞ(^^)