本日12月13日(月)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。
裸木に北風がすり抜け、一段と冬が深まった午後、いずみ号がやってきました。
皆さんお待ちかねです。
クリスマスの絵本も 特集されていました。
次回は 、1月13日(木)です。
14:30 長井記念ホール前に 到着予定です。ぜひ、ご利用ください。
K O
本日12月13日(月)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。
裸木に北風がすり抜け、一段と冬が深まった午後、いずみ号がやってきました。
皆さんお待ちかねです。
クリスマスの絵本も 特集されていました。
次回は 、1月13日(木)です。
14:30 長井記念ホール前に 到着予定です。ぜひ、ご利用ください。
K O
徳島大学名誉教授 吉本勝彦先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。
吉本先生,いつもありがとうございます。
『長生きしたい人は歯周病を治しなさい』
(天野 敦雄/文藝春秋)
それでは,お寄せいただいた書評をご紹介します。
口腔内で7割常在する日和見菌が悪玉菌に加担し悪玉歯周病菌優勢となる結果、細菌集団からなるバイオフィルム(プラーク)の毒性が増加し歯周病が発症するという。
歯周病感染の主な原因がキスであること、犬や猫からも唾液感染で移ること、感染した歯周病菌を完全に除去できないこと、歯周病があると新型コロナウイルス感染で重症化しやすい点などは認識を新たにした。
本書では、認知症や糖尿病、動脈硬化などと関係する歯周病の対策法をわかりやすく説明しており、老若男女問わず必読の書である。
蔵本分館では第86回テーマ展示を1階ホールにて行っています。
今回は,呼吸器・膠原病内科学分野教授(徳島大学病院 総合アレルギーセンター長)西岡安彦先生に監修いただき,「アレルギー疾患」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。
このようなアレルギー疾患の対策を総合的に推進しつつ,一層の充実を図るため,近年「アレルギー疾患対策基本法」が制定されました。この法律に基づき,徳島県では徳島大学病院が医療拠点病院に指定され,昨年から「総合アレルギーセンター」が設置されています。
また,アレルギー疾患は,短期間で治ることは少なく,症状を緩和する治療が主体です。薬剤を長期間使用することも多く,効果並びに副作用等について明らかになっていないことが多くあります。そのため,更なる疫学や基礎的な研究,治療開発・臨床研究の推進が求められています。
皆さんも,この機会に「アレルギー疾患」について学んでみませんか?
テーマ展示のiPadでは,「公益財団法人日本アレルギー協会」のホームページを紹介しています。
今まで行ったテーマ展示の一覧は
https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください。
KO
本日11月11日(木)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。
急に季節が進んで、すっかり秋が深まりました。紅葉も色濃く、色鳥も忙しそうな午後です。
すでに日が傾き、いずみ号はすっかり校舎の陰に入るようになりました。
今月の特集は、こちらです。
いずみ号の車内は、児童書が床から天井までぎっしりです。
14:30 長井記念ホール前に 到着予定です。ぜひ、ご利用ください。
K O
新着図書のご案内
11月1日は本の日だそうです。
先生方に推薦いただいた図書を2階ホールに並べています。
貸出できますのでぜひご利用ください。
そして、本日から11月3日まで、徳島市立図書館との連携事業「リユースお宝市」を蔵本分館1階リフレッシュコーナーで開催しています。
約400冊の本の中から気に入ったものをお持ち帰りいただくイベントです。
この機会にぜひご参加ください。
詳しくはこちらを
https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/news/news21/2021101901.html
徳島大学名誉教授 吉本勝彦先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。
吉本先生,いつもありがとうございます。
『ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで』
(永井康徳/主婦の友社)
それでは,お寄せいただいた書評をご紹介します。
第5波における新型コロナウイルス感染症患者の増加において、病床や療養施設不足のため自宅療養者が増加し、往診が余儀なくされた。本書は愛媛県で在宅医療を展開している永井康徳先生が、平常時の在宅医療の現状について漫画を用いてわかりやすく紹介したものだ。
近年、在宅診療が一般的となった理由は、高齢者数の激増に伴い通院困難者が増えたためで、今後20年間は在宅診療の需要が増加すると予測されている。
著者によると病院医療は「治し、施す医療」、在宅医療は「患者さんを支え、寄り添う医療」とのこと、本書で在宅医療についての知識を深めてみては!
本日(10/21)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。 KH
本日10月14日(木)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。
まだまだ日中は暑い日が続きますが、長くなった影に入ると、風はすでに秋の色です。
時間通りに いずみ号がやってきました。 皆さんお待ちかねです。
次回は 、11月11日(木)です。
14:30 長井記念ホール前に 到着予定です。ぜひ、ご利用ください。
K O
ただいま蔵本分館にて開催中の第85回テーマ展示「社会保障・医療政策」。
本日は監修の森岡久尚先生にお越しいただきました。
森岡先生,ご多用の中ありがとうございました。
関連書籍のほか,WebサイトをiPadで表示し,実際に触ってご覧いただけるようになっております。
また、新型コロナ感染対策に伴う臨時休館が長期にわたり,皆様には大変ご不便をおかけしました。
つきましては、テーマ展示期間を11月16日(火)まで延長いたします。
蔵本分館へご来館の際には,是非お立ち寄りくださいませ!
K.O.
本日9月10日(金)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。
校舎の陰から、虫の音がするようになりました。秋麗の午後、いずみ号がやってきました。
次回は 、
14:30 長井記念ホール前に 到着予定です。
ぜひ、ご利用ください。
K. O.
第85回テーマ展示「社会保障・医療政策」展示のお知らせ[蔵本分館]
蔵本分館では第85回テーマ展示を1階ホールにて行っています。
今回は、公衆衛生学分野教授 森岡久尚先生に監修いただき、「社会保障・医療政策」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。
社会保障や医療政策については、医療従事者の皆さんは診療報酬の設定が低い、医師や看護師の配置基準が厳しいなど不満を抱くことも多いかと思います。医療保険、介護保険や年金、子育て支援などの制度は、困っておられる当事者の皆さんを救済する以外に、負担をする多くの皆さんに納得してもらい財源を確保して制度を持続させることも必要になってきます。また、制度の実施においては専門のスタッフや施設などが十分に確保されているかも考慮する必要があります。
社会保障や医療政策の見直しでは、そのようなことも含めて検討しつつ、制度の対象外となったり負担が急激に増加したりする方々に配慮しながら進めていくこととなります。最近は全国一律に見直しを行うことには限界があり、地域の医療関係者の意見を聴いて、地域の実情に応じた見直しを行っていこうという取り組みも始まっています。
今回のテーマ展示では、社会保障の全体像、医療政策の歴史、課題解決の先進的な取り組みがわかる書籍を集めました。医療従事者や学生の皆さんも、社会保障や医療政策について学び、医療、介護、子育て支援などの将来進むべき方向性を考えていただければ幸いです。
皆さんも,この機会に「社会保障・医療政策」について学んでみませんか?
テーマ展示のiPadでは、「国立社会保障・人口問題研究所」と「日本医療・病院管理学会」のホームページを紹介しています。
展示期間は10月14日(木)までとなっています。皆さんのご利用、お待ちしております。また、テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。
今まで行ったテーマ展示の一覧は
https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください。
K O .
本日7月12日(月)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。
鈍色の空に重い雲が下りて来て、とうとう激しく降り始めた頃に、いずみ号が到着しました。
遠雷が響いてますます激しく降る中、本を濡らさないよういずみ号もスタッフの方も完全装備です。
次回は 、
14:30 長井記念ホール前に 到着予定です。ぜひ、ご利用ください。
K O
依岡隆児先生(社会産業理工学研究部社会総合科学域 国際教養系教授)より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。依岡先生,ありがとうございます。
人気小説家にして、大学工学部の元教員、子どもの頃は遠視のため文字を読むのに時間がかかり読書ぎらいだった。そんな筆者の「読書のススメ」です。
つまらない本の読み方とか、自分で読む本を選ぶという本選びの唯一の方法とか、人に勧められて本は読むべきではないという主張などなど、ずいぶんと型破りな読書論です。しかし、よくよく読むと書いていることはしごくまっとうです。たとえば「広く読む」ことを勧めますが、それは読書とは未知に触れることに「価値」があるからなのです。
ものごとを考え続けているとき、従来の考え方やアイデアにいくら触れても、オリジナルな発想にはなかなかならない。その先に飛躍をもたらすためには、自分の狭い専門や嗜好性からいったん離れることが必要だ。そのときにこの「広く読む」という読書のやり方が役に立つというのです。
特に研究に行き詰まりを感じている学生さんにおすすめです。文学を専門としながらどちらかというと雑学系である私も、実はこの「広く読む」ということを実践しております。専門的成果のほどはさておき、それでずいぶん研究上、仕事上、救われてきたように思います。これを読むと、自分がまず読まないような本、自分の守備範囲外の本も読んでみたくなるはずです。
本日(6/15)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。 KH
依岡隆児先生(社会産業理工学研究部社会総合科学域 国際教養系教授)より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。依岡先生,ありがとうございます。
本書は、哲学者で批評家として知られる筆者が10年前に立ち上げた「ゲンロン」という会社の活動記録です。この時期は従来の言論・出版のあり方を変えようともがく日々だったが、気が付いたらそれは自分との戦いであったと、筆者は振り返ります。
雑誌編集やゲンロンスクール、ダークツーリズムといった試みが失敗に終わったり、会社運営で身内の裏切りにあったりと、自分が犯した数々の「間違い」をさらけ出します。ゲンロンカフェという企画の方は動画配信で人気を博するが、一方でリアルに人が集う場があることの意味を問い直してもいます。合理性からこぼれ落ちる「考え」こそ大切だと考え、登壇者が長く話しながら、思わぬことも話してしまったり、観客同士の間に予期せぬ出会いが生まれたりする、そういう「誤配」のための空間を作ろうとするのです。社会の分断が進み、互いのことに関心を持たなくなっていく時代にあって、同質的組織の限界に突き当たり、「ぼくみたいじゃないやつ」とやっていくことの意味に気づき、とうとうホモソーシャル性と決別します。
ここには、一人の言論人が公論の場を求めて失敗を恐れず一歩を踏み出すさまが等身大で表現されています。熱い語りからさわやかな風が吹いてくる、そんな一冊です。ことばによって社会を変えたいと思っている人におすすめです。
著名な社会学者である筆者が、この本ではコロナ禍のなかZoomを使った「語り下ろし」を試みています。ネットを使った編集者たちとの協働作業となっているため、対話形式ではないが、紙の向こうには対話の相手がいる。おかげで、堅苦しくならず親しみやすい言葉づかいで書かれています。教養がある人は、「ラジオ局で言えば、AM放送のほかにFM放送のチャンネルをもっているようなもの」とか、おしゃれと教養は似ている、本当におしゃれな人は流行に振り回されないといった調子です。
「教養のある人」だけが得られることは「思いこみ」から自由になることだと述べています。また「本はすべての学びの基本」であり、ひとつながりの人間の叡智に触れられるようにするとも言います。読むのが苦手な人には速く読まなくていい、実用書から読もうと呼びかけつつも、古典と出会いオリジナルに触れてみることの重要性を説き、紙の本が基本であるとはしながらも、SNS活用法も指南してくれる。
教養なんて意味がない、古臭いと思っている人も、本書を読むと教養の本当の意味に気づかされることでしょう。大学で学び始めたばかりの皆さんにおすすめです。
本日(6/15)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。 KH
本日6月月11日(金)は,徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。
今週はずっと「照り梅雨」。夏日が続きます。雨傘を日傘に、「いずみ号」を待ちました。
蔵本分館では第84回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回のテーマ展示では,「レポート・論文の書き方」に関する本を紹介します。
レポートや論文は、形式に則った学術的文章です。文学的な才能は必要ありません。
学びの中で体得した学問的な思考や方法を、表現するための手法を身につけましょう。
さらに展示のiPadでは、論文執筆に必要な参考文献の収集・管理ソフト「Mendeley機関版」を紹介しています。従来から無料版の利用が可能でしたが,2021年4月より機能強化された「Mendeley 機関版」を利用できるようになりました。
展示期間は7月27日(火)までとなっています。
また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。
今まで行ったテーマ展示の一覧は
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。ぜひチェックしてみてください!
K O
徳島大学名誉教授 吉本勝彦先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。
吉本先生,いつもありがとうございます。
リクルート事件で汚名を残した江副浩正。ところが、江副は自分にはない才能をもつ人材を見つけだし、その人を活かすマネジメントの天才だった。社員に対し「君はどうしたいの?」と問いかけ意見を求める。「じゃあそれ、君がやってよ」と畳み掛けるのだ。こうして若い社員のモチベーションを高めたため、彼らは自ずから徹夜や休日出勤した。
また、江副が次の時代に経済を動かすのは「モノ」ではなく「情報」だと1985年の時点で気づいていたのに驚かされ、先見性を有した起業の天才であることを痛感させられる。
徳島大学名誉教授 吉本勝彦先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。
大きな傷跡を残したサリン事件。1994年に松本で、1995年東京の地下鉄で起こった。毒物事件が発生するたびにマスコミや警察から意見を求められるほど薬物中毒に詳しい沢井教授が主人公だ。サリン以外にもイリペット(マスタードガス)、ホスゲン、VX(サリンより強力)も別の場面で用いられたという。沢井教授により詳細に記載された意見書からは被害者の病状が鮮やかに脳裏に浮かぶ。
その他、九州大学での衛生学の講義内容、裁判所での証人召喚の様子も興味深く読ませる。本書は小説というよりノンフィクションそのもので、後世に伝えるべき事件記録となる書である。
本日(4/26)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。 KH
徳島大学名誉教授吉本先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。
吉本先生,いつもありがとうございます。
摂取カロリーを減らせば寿命が長くなる。そのメカニズムにサーチュイン遺伝子が関与し、赤ワインに含まれるレスベラトロールが注目を浴びた。本書では線虫、酵母、ショウジョウバエ、マウス、ヒトをモデルとして得られた12種類の寿命遺伝子の発見の経緯が詳しくまとめられ、その遺伝子間の連携も図12-1にわかりやすく示されている。
また「実験者と研究者と科学者」の記述は的を射ており同感できる。さらに、互いに競い合った寿命遺伝子ハンターたちの素顔が巻末に描かれているのも参考になる。本書により寿命遺伝子研究がまるわかりとなること請け合いだ。