蔵本分館では第78回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回は口腔微生物学分野教授 藤猪英樹先生に監修いただき,「感染症」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。
展示開始当日(7/10)藤猪先生にご来館いただき展示図書等の配置についてご助言いただきました。藤猪先生,お忙しい中ありがとうございました。
細菌やウイルスなどの病原体が,空気や身の回りの環境を通したり,人や動物との接触などで体内に入って増えることを「感染」といい, 病原体に感染しておこる病気のことを「感染症」といいます。病原体にはウイルス,細菌,真菌(カビ),寄生虫などがあり,感染した病原体の種類によって,感染症の病態がそれぞれ異なってきます。
感染しても,症状が現れる顕性感染と,はっきりとした症状が現れない不顕性感染があります。感染症となるかどうかは,病原体の感染力と体の抵抗力とのバランスで決まります。不顕性感染者は,知らない間に病原体を排泄し,感染源となって感染を拡げる可能性が高く,しばしば問題となります。まずは,病原体が,どこから(感染源),どのように侵入するのか(感染経路)を知ることが大切です。
皆さんも,この機会に感染症について学んでみませんか?
今回テーマ展示コーナーに設置してあるiPadでは,国立感染症研究所のホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/)を紹介しています。
感染症情報が感染源や特徴で探すことができたり,「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報」も掲載されています。
展示期間は9月8日(火)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。
今まで行ったテーマ展示の一覧は
https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/
から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください。 KH