2018年10月30日火曜日

図書館で健康いきいき講座「歯周病予防から全身の健康へ-健康に役立つポイント、お伝えします-」を開催しました

10月28日(日)に徳島市立図書館にて、図書館で健康いきいき講座vol.4「歯周病予防から全身の健康へ-健康に役立つポイント、お伝えします-」を開催しました。

徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔保健衛生学分野の日野出大輔教授から、歯を健康に保つことの重要性や、歯周病と糖尿病等の全身疾患との関連性などについて、とても分かりやすくご説明いただきました。
講演会の様子
「80歳で20歯以上」、「60歳で24歯以上」、「40歳で喪失歯なし」。

この数字は、「第2次・健康日本21」の中で残存歯数の目標値を定めているもので、自分の歯を健康に保つということは、高齢になっても食べることを楽しむことにつながり、ひいては生活の質の維持に繋がるそうです。

また、「歯周病」は他人事ではありません。
なんと成人の7割は歯周病になっているそうです。
歯周病原細菌は、歯と歯茎の境目の溝に潜んでいて、血液に流れ込んで心臓病を引き起こしたり、或いは糖尿病と双方向の関連性を持って悪化させたり、というようにさまざまな全身疾患に悪影響を及ぼすそうです。


健康で長生きするためにも、毎日の正しい歯磨きと、定期的な歯科医院等でのプロフェッショナルケアの両方が必要です、とのお話がありました。
講師:日野出先生
講演後のフリートークでは、とても活発な意見交換が行われました。

Q「通っている歯科医院では定期健診は年に4回も行っていませんが問題ないでしょうか?」
A「患者さんの歯の状態にもよりますし、歯科医院の健診内容にもよります。」


Q「舌苔の清掃に長年ヘラを使用していますが、最近あまり販売しているのを見かけませんが?」
A「ヘラでは舌苔の表面を傷付けることやヒダ奥の汚れが落ちにくいことがありますので、舌ブラシの方がお薦めです。」


などなど、たくさんの質問に丁寧にお答えくださいました。
閉会後も引き続いて質問にご対応いただきましてありがとうございました。


さて、この「図書館で健康いきいき講座」は、徳島大学附属図書館と徳島市立図書館との連携協定に基づく企画の一つです。
ご参加いただいた16名の皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

米納 徳島大学学術情報部長よりお礼のあいさつ
ところで、講演資料に登場していた”くっぽちゃん”
とっても可愛らしい歯科衛生士の女の子で、徳島大学歯学部口腔保健学科のイメージキャラクターだと教えてくださいました。
歯学部ホームページから、"くっぽちゃんの健口体操"というのも見ることができるそうですので、覘いてみませんか?
くっぽちゃんと日野出先生のイラスト
(m)


2018年10月24日水曜日

11月4日(日)の蔵本分館臨時休館延期のお知らせ

平成30年11月4日(日)に予定されていました蔵本地区施設定期点検による停電は、延期になりました(一部の建物を除きます)。
これにともない、当日の蔵本分館の臨時休館も延期いたします。

当日は通常どおり、10:00 – 17:00開館(時間外特別利用を許可されている方は、 8:30 – 24:00)となります。

2018年10月23日火曜日

テーマ展示,監修の先生にお越しいただきました(第65回「歯の長寿と健康」)

 ただいま蔵本分館にて開催中の第65回テーマ展示「歯の健康と長寿」,昨日は監修の日野出大輔先生にお越しいただきました。日野出先生,お忙しい中ありがとうございました。

 展示期間は10月31日(水)までです。関連書籍のほか,ご推薦いただいたWebサイトをiPadで表示し,実際に触ってご覧いただけるようになっております。蔵本分館へご来館の際にはどうぞお立ち寄りくださいね!
 また,10月28日(日)には徳島大学附属図書館と徳島市立図書館とで連携して行っている「図書館で健康いきいき講座」のVol.4として,「歯周病予防から全身の健康へ」をテーマに日野出先生にご講演いただきます。申込みはまだ受付中ですので,皆さま是非この機会にご参加ください。(お問合せ・お申込については徳島市立図書館までご連絡ください。)

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2018年10月12日金曜日

SciFinder講習会を開催します

 蔵本分館では,11月1日(木)にSciFinder講習会を開催します。

 SciFinderは,世界最大の化学的情報データベースです。化学・物理・医学・薬学・生命・農学など幅広い分野にわたる情報を検索が可能ですので,化学関連の文献,化学物質,有機化学反応等に関する情報を手に入れることが出来ます。 

 この講習会は基礎編(90分)と応用編(60分)に分かれており,それぞれの段階にあわせた検索方法を学習できます。
★基礎編:
トピック・著者名・会社名・化学物質から検索する基本的な流れを学びます。
★応用編:
知っていると便利な構造検索や反応検索のノウハウを含め,SciFinderの高度な検索法を学びます。

 SciFinderの代理店である化学情報協会から専門講師をお招きしての講習会です。この機会にぜひご参加ください。
  • 日  時:平成30年11月1日(木)9:30 - 12:15
  • 場  所:徳島大学附属図書館蔵本分館2階 マルチメディアルーム
  • 対 象  者:本学の学生・教職員
  • 参加人数:20名

☆お申し込みはこちらからお願いします↓☆ 

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2018年10月11日木曜日

今月のいずみ号(2018年10月)

 館外に出ればふとキンモクセイの香りに気付く今日この頃,皆さまいかがお過ごしでしょうか。秋雨が降ったり止んだりの10月11日(木),本日は市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。

雨天時,貸出手続きなどはいずみ号車内で。

 






 


 今回は「秋の夜長にたっぷり読書」という副題で,文庫本特集です。持ち運びやすい大きさながら,読み応えのありそうな作品が揃っていますね。いよいよ秋本番,バッグに文庫本を忍ばせて読書の秋を満喫してみてはいかがでしょうか。














 次の巡回日は,11月12日(月)です。来月のいずみ号も是非ご利用ください!
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Evidence Based Medicineのための「原著論文の批判的吟味」ワークショップを開催します

 蔵本分館では,11月3日(土)に「Evidence Based Medicineのための「原著論文の批判的吟味」ワークショップ」を開催します。

 Evidence Based Medicine(EBM)とは,「根拠に基づく医療」であり,信頼できるエビデンスを患者の価値観や医療者の経験などと統合して医療における判断を行っていこうという考え方です。

 本ワークショップでは,エビデンスとなり得る原著論文の読み方について,忙しい業務の中で,英語が苦手でも手早く読む方法を,実際に体験してもらいながら解説いただけます。特に,ただ論文を読むだけでなく,実際にその論文の結果をどのように診療に役立てればいいかに重点を置いてお話しくださる予定です。
 講師には,多数の診療ガイドライン作成に関わっておられる, 東京北医療センター 総合診療科医長 南郷栄秀先生をお招きします。ぜひご参加ください!

  • 日時:平成30年11月3日(土)13:00~16:30
  • 場所:徳島大学附属図書館 蔵本分館 2階ミーティングルーム
  • 講師:南郷栄秀先生(東京北医療センター 総合診療科医長) 
  • 対象者:徳島県内の地域医療に従事する医師および医療関係者など
  • 募集人員:20名程度
  • 参加費:無料
  • 締切日:10月29日(月)

主催:徳島大学病院,徳島県地域医療支援センター
共催:徳島大学附属図書館(蔵本分館)
   徳島大学医歯薬学研究部医療教育開発センター
   徳島大学病院キャリア形成支援センター


★お申込はこちらからお願いします↓★
Evidence Based Medicineのための「原著論文の批判的吟味」ワークショップを開催します[蔵本分館]

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2018年10月4日木曜日

テーマ展示番外編「がん免疫療法 ~祝・ノーベル医学生理学賞 本庶佑 京都大学特別教授~」

 10月1日に発表された,京都大学 本庶佑特別教授のがん免疫療法研究におけるノーベル医学生理学賞の受賞決定を記念して,現在蔵本分館では1階ホールにてがん免疫療法に関する書籍や論文の展示を行っています。


  展示コーナーでは徳島新聞の関連記事も掲示しています。記事内には大学院医歯薬学研究部 野間隆文先生や先端酵素学研究所 福井清先生, 岡崎拓先生のコメントも掲載されていますので,是非ご覧ください。

先生方のコメント掲載記事はこちら。










 
 

 展示期間は11月5日(月)までです。今後ますますの注目と発展が期待されるがん免疫療法分野について,この機会に学んでみませんか?皆さんのご利用をお待ちしております。
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2018年10月2日火曜日

My Recommendations No.118「サリン事件死刑囚 中川智正との対話」

 附属図書館長 吉本勝彦先生(分子薬理学分野教授)より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,ありがとうございます。

『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』(アンソニー・トゥー/角川書店)

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

オウム真理教の幹部13人の死刑が本年7月に執行された。そのうちの一人である元医師の中川智正死刑囚とヘビ毒の世界的権威であるアンソニー・トゥー博士との拘置所における計15回の面会と文通による交流内容が描かれている。著者は「オウムがどのようにして化学、生物兵器のプログラムを作ったか」を調べるために2011年から中川死刑囚と交流を重ねた。オウムはボツリヌス菌・炭疽菌などの生物兵器開発は失敗したが、専門家でもない集団にもかかわらず猛毒のサリンやVXガスを製造することに成功したのだ。また、中川死刑囚は金正男氏殺害事件に関して自らの経験から毒物の正体をいち早くVXと見抜いた。オウムの起こした坂本弁護士一家殺害事件(1989年)、松本サリン事件(1994年)、地下鉄サリン事件(1995年)などを知らない学生のみならず、教職員にも世界を震撼させた無差別テロ事件の実情を知り次世代に語り継いでほしい。


 本日より蔵本分館1階ホール My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひお手に取ってご覧くださいね!
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