徳島大学大学院医歯薬学研究部口腔保健衛生学分野の日野出大輔教授から、歯を健康に保つことの重要性や、歯周病と糖尿病等の全身疾患との関連性などについて、とても分かりやすくご説明いただきました。
講演会の様子 |
この数字は、「第2次・健康日本21」の中で残存歯数の目標値を定めているもので、自分の歯を健康に保つということは、高齢になっても食べることを楽しむことにつながり、ひいては生活の質の維持に繋がるそうです。
また、「歯周病」は他人事ではありません。
なんと成人の7割は歯周病になっているそうです。
歯周病原細菌は、歯と歯茎の境目の溝に潜んでいて、血液に流れ込んで心臓病を引き起こしたり、或いは糖尿病と双方向の関連性を持って悪化させたり、というようにさまざまな全身疾患に悪影響を及ぼすそうです。
健康で長生きするためにも、毎日の正しい歯磨きと、定期的な歯科医院等でのプロフェッショナルケアの両方が必要です、とのお話がありました。
講師:日野出先生 |
Q「通っている歯科医院では定期健診は年に4回も行っていませんが問題ないでしょうか?」
A「患者さんの歯の状態にもよりますし、歯科医院の健診内容にもよります。」
Q「舌苔の清掃に長年ヘラを使用していますが、最近あまり販売しているのを見かけませんが?」
A「ヘラでは舌苔の表面を傷付けることやヒダ奥の汚れが落ちにくいことがありますので、舌ブラシの方がお薦めです。」
などなど、たくさんの質問に丁寧にお答えくださいました。
閉会後も引き続いて質問にご対応いただきましてありがとうございました。
さて、この「図書館で健康いきいき講座」は、徳島大学附属図書館と徳島市立図書館との連携協定に基づく企画の一つです。
ご参加いただいた16名の皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
米納 徳島大学学術情報部長よりお礼のあいさつ |
ところで、講演資料に登場していた”くっぽちゃん”
とっても可愛らしい歯科衛生士の女の子で、徳島大学歯学部口腔保健学科のイメージキャラクターだと教えてくださいました。
歯学部ホームページから、"くっぽちゃんの健口体操"というのも見ることができるそうですので、覘いてみませんか?
とっても可愛らしい歯科衛生士の女の子で、徳島大学歯学部口腔保健学科のイメージキャラクターだと教えてくださいました。
歯学部ホームページから、"くっぽちゃんの健口体操"というのも見ることができるそうですので、覘いてみませんか?
くっぽちゃんと日野出先生のイラスト |
(m)