CAS SciFinderは世界中の論文・特許等、化学に関係する情報を網羅的に検索でき、物質の反応や合成などの基礎化学研究から医薬品、材料開発にわたる研究開発の最前線で利用されています。この度、次のとおりCAS SciFinder講習会を開催しますのでぜひご参加ください。
【日時】12月8日（月） 13：00～16：00
【受講方法】オンライン形式（Teams）
【内容】
・CAS
SciFinder の概要
・文献検索
（休憩）
・化学物質検索
・反応検索
（休憩）
・逆合成機能紹介
・配列検索
・検索結果の保存やダウンロード
・サポート案内
* 各検索項目ごとに演習問題を実施します。
【講師】化学情報協会 築城 彰洋 氏
【申込方法】
申込フォーム
からお申し込みください。
受付後、自動メールにて事前準備事項、資料、Teamsアドレス等についてお知らせします。
CAS SciFinder講習会のポスター
徳島大学名誉教授 吉本先生より、My Recommendationsコーナーに下記の図書をおすすめいただきました。
吉本先生、ありがとうございます。
身近な薬物のはなし : タバコ・カフェイン・酒・くすり
松本俊彦 著 岩波書店 (2025/3/17)
それでは、お寄せいただいた書評をご紹介します。
本書で最も心に刻まれたのは、コーヒー党である私にとってカフェインが強力な依存性薬物であることを再認識させられたことだ。
人類に最も大きな健康被害をもたらしている薬物は「アルコール、タバコ、カフェイン」がビッグスリーで、深刻な問題を惹起していないにもかかわらず、厳しい規制の対象薬物が「アヘン（オピオイド類）、大麻、コカ」のリトルスリーだ。また、若年層で増えている市販薬(パブロンゴールドやエスエスブロン錠、メジコン咳止め錠等)のオーバードーズ(過量服薬) が社会問題となっている現実がある。
アルコール度数が高くて安いストロング系チューハイはゴクゴク飲めて危険なこと、大麻規制のきっかけは禁酒法廃止に伴うアルコール捜査官の失業対策だったこと、市販薬には処方薬では使われなくなった依存性の強い成分が加えられていることなど、新たに得られる情報が満載だ。
本日(11/27)より、蔵本分館1階ホール、My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。
YB