蔵本分館では第82回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回は麻酔・疼痛治療医学分野教授
田中克哉先生に監修いただき,「麻酔科学」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。
「麻酔」とは、手術の際の痛みをなくすものという認識で広く知られています。手術を行うのは外科医ですが、その手術を陰で支えているのは、麻酔科医です。手術中はもちろん、その前後の周術期においても、看護師や薬剤師等と協力し、その苦痛の根源に対処するチームリーダーとなります。
また、「麻酔」は、意識を消失させる、筋肉を弛緩させる、反射を抑制する、知覚・運動神経を麻痺させるなど、人間の生理的バランスを崩すため、一歩間違えれば生命を脅かすこともある医療行為です。このような高い専門性や技術と、重責のある独自性から、他科が各医師の判断で診療科名を掲げることができるのに対して、「麻酔科医」は、厚生労働省の審査会の許可を得た者だけが麻酔科を掲げ、「麻酔科医」を名乗ることが可能となっています。
テーマ展示のiPadでは,「公益社団法人日本麻酔科学会」のホームページを紹介しています。
展示期間は3月31日(水)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。
テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。
今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。
今まで行ったテーマ展示の一覧は
https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/ から見ることができます。
ぜひチェックしてみてください。
KO