2020年6月5日金曜日

My Recommendations No.145「世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療」

徳島大学名誉教授吉本先生より,My Recommendationsコーナーに下記図書をおすすめいただきました。吉本先生,いつもありがとうございます。

世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療
津川 友介, 勝俣 範之, 大須賀 覚 著/ダイヤモンド社 

それでは早速,お寄せいただいた書評をご紹介します。

本書では、世界中の医学研究を比較してわかった、現時点でがんに最も効果が期待できる手術、放射線治療、抗がん剤治療がわかりやすく示されている。保険適用の標準治療は最も効果が期待できるスーパーエリートの治療法だ。さらに「がんになるリスクを下げる食品はあっても、食事療法ではがんは治らない」などの食事・サプリメントとがん予防・再発予防との関係や「教育レベルや収入が高い人ほど、怪しいがん治療にだまされ安い」などの適切な医療情報の見分け方が示されている。この他、「緩和ケアに2.7カ月の延命効果が認められること」、「アルコールは少量でもがんのリスクが上がること」などの新規情報が満載だ。がん治療を学ぶ医療系の学生のみならず、自身や家族ががんに直面せざるを得ない教職員にもオススメの本。

本日(6/5)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しています。ぜひ手に取ってご覧ください。                   KH