2023年1月27日金曜日

My Recommendations No.170「コード・ブレーカー 生命科学革命と人類の未来  上・下 」

徳島大学名誉教授 吉本勝彦先生より,My Recommendationsコーナーに下記の図書をおすすめいただきました。

 吉本先生,ありがとうございます。

コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来

コード・ブレーカー 下 生命科学革命と人類の未来

 ウォルター・アイザックソン ()  文藝春秋(2022/11/8)

それでは,お寄せいただいた書評をご紹介します。

 クリスパー・キャス9システムと呼ばれるゲノム編集技術が論文化された時、研究室の抄読会において興奮して紹介したことを覚えている。それまでの方法に比べ簡便で精度高くゲノムを欠失させたり、変異を修正できるというのだ。

モヒカ博士が細菌は過去に感染したウイルスのRNAの断片を記憶していることを明らかにした後、ダウドナ博士とシャルパンティエ博士は細菌がウイルスを撃退するメカニズムを分子レベルで証明し、ノーベル化学賞を2020年に受賞した。その後、哺乳類の培養細胞においても作用することが示され、基礎研究分野では欠かせない技術の一つとなった。

一方、中国の研究者がゲノム編集技術を用いて遺伝子を改変したヒト受精卵から双子を誕生させ、世界を震撼させたのだ。そこで下巻ではヒトゲノム編集の倫理的側面を中心とし、併せて新型コロナウイルス感染症への取り組みが描かれている。

本書は、まさしく生命科学革命の流れを示すともに、本技術をどう人類に応用すべきかを考えさせる。

 本日(/27)より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。                                                                                                                                                                            KO

2023年1月19日木曜日

今月のいずみ号(2023年1月)

 今月のいずみ号 令和5年(2023年)1月

 本日1月19日(木)は徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。

年が明けて「初」いずみ号です。一層寒さが募るこの頃,曇り始めて風の冷たい中,やってまいりました。


長机をカウンターとして設置して,「返却」と「貸出」が始まります。
                   

 

皆さんたくさん借りてゆきます。

今回の特集は「お菓子特集」です。

 

ここ最近いつも開催の「リサイクル市」もありました。

市立図書館での役目を終えた本なので自由に持ち帰ってよいそうです。


次回は,令和5年2月17日(金)14:30 長井記念ホール前到着予定です。

是非,ご利用ください。

                             K..

2023年1月16日月曜日

テーマ展示,監修の先生にお越しいただきました(第93回「形成外科学」)

蔵本分館にてただいま開催中の第93回テーマ展示「形成外科学」。

監修の橋本一郎先生にお越しいただきました。

   橋本先生,お忙しい中ありがとうございました。



 展示期間は3月30日(木)までです。

 関連書籍のほか,WebサイトをiPadで表示しています。iPadを実際に触れていただけるようになっております。

蔵本分館へご来館の際にはどうぞお立ち寄りくださいね!

                                    K.O.

   

2023年1月12日木曜日

第93回テーマ展示「形成外科学」

 蔵本分館では第93回テーマ展示を1階ホールにて行っています。
 

 今回は,形成外科学分野教授 橋本一郎先生に監修いただき,「形成外科学」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。
  
 

「形成外科学」は全身の体表面を診療領域とする外科学です。先天的または後天的に失ったり変形した部分を修復します。特に,組織や臓器を「造る外科(再建外科)」として,ほかの外科と大きな違いがあります。再建の方法については,体表およびその近傍組織に広く及ぶことから,他の診療科と重複していることも多くチーム医療による連携によって,個々のオーダーメイド的な治療がおこなわれています。 

さらに,組織工学,再生医療,創傷治癒といった様々な最新の基礎研究と密接な関連をもっていることから,数多くの新しい治療法が報告され続けています。 

また,体表面の変形や異常は,患者にとって精神的なハンディキャップです。「形成外科学」は,手術により修復することで,患者の精神的・心理的負担を軽減しています。その意味で「QOL (quality of life)の外科」ということも出来ます。術後評価としては,機能面に加えて整容的,美容的な側面が重視されます。外科学の中では唯一,術後の美しさが求められる分野です。 

 皆さんも,この機会に「形成外科学」について学んでみませんか? 

テーマ展示のiPadでは,「一般社団法人 日本形成外科学会」のホームページを紹介しています。
 

展示期間は330日(木)までとなっています。皆さんのご利用,お待ちしております。また,テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので,お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。 

今まで行ったテーマ展示の一覧は

https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/

から見ることができます。

ぜひチェックしてみてください。
 

 KO