2019年5月29日水曜日

My Recommendations No.132「知のトップランナー149人の美しいセオリー」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,小児歯科学分野教授 岩本勉先生より,下記図書をおすすめいただきました。岩本先生,ありがとうございます。
 それでは,いただいた書評と併せてご紹介いたします。

 『知のトップランナー149人の美しいセオリー』
(ジョン・ブロックマン編,長谷川眞里子訳/青土社)

 様々な領域の研究者やその他,実業家や演出家などの第一線で活躍する人が,これまでに自身が感じた最もエレガントで美しいセオリーとはどういうものか,をまとめた本である。この世の諸現象に対して,難しく複雑なことを極めて単純な言葉で,深いところまでその真意を説明する,われわれにも必要とされる力であり,多くの秀逸なアイデアが詰め込まれている。
 ひとつひとつが短くまとめられており,少しずつ噛みしめながら読み進めることをお薦めしたい。



 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。
ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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My Recommendations No.131「孤愁」

 今回のMy Recommendationsコーナーには,徳島大学名誉教授 羽地達次先生より,下記図書をおすすめいただきました。羽地先生,ありがとうございます。
 それでは,いただいた書評と併せてご紹介いたします。

『孤愁』(新田次郎,藤原正彦/文藝春秋)

 徳島で生まれ徳島大学に進学した皆さんも県外から徳島大学に進学した皆さんも将来は徳島ゆかりの人として自分の歴史を作っていくと思う。ポルトガルで生まれ,神戸で外交官として働いてきたモラエスは今から100年以上前に徳島の地に降り,その後15年間も徳島に居留して数々の著作を国内外で発表し75年の生涯を終えた。新田次郎はモラエスの生涯を書き始めたが脱稿をみることが無く他界された。その後新田の次男藤原正彦が父の意志をついで書き終えたのが本書孤愁で,2012年に刊行された。
 現在の徳島市伊賀町にモラエスの旧居はあった。そこから新町小学校に向かう道がモラエス通りで,新町小学校正門の横と眉山頂上にモラエスの銅像が立っている。阿波踊り会館の前には花で彩られたモラエスのモニュメントがある。モラエスは阿波踊り会館横の潮音寺に愛したふたりの徳島の女性とともに眠っている。徳島を愛したモラエスがどのようにして生きてきたか,徳島の歴史と風俗を知る上でも貴重の書である。90年前に幼少期の瀬戸内寂聴がモラエスに会ったとの記述が寂聴の散文にいくつか見られ,興味がある。
一度本書を手に取って読み,天気の良い日にモラエスが散策した道を歩いてみるのも乙なものである。



 本日より,蔵本分館1階ホール,My Recommendationsコーナーに展示しております。
ぜひ手に取ってご覧くださいね!
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2019年5月17日金曜日

今月のいずみ号(2019年5月)

 令和を迎えて半月が経ちましたね。だんだんと気温も上がり夏に近づいていますが,皆さま元気にお過ごしでしょうか。さて,本日5月17日(金)は市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。日差しの強い中でしたが,今日もたくさんの方が利用に訪れていました。


 今回は『お茶の本』特集です。八十八夜(立春から88日目。2019年は5月2日)を過ぎ,新茶の美味しい季節になりました。特集コーナーの書籍も,鮮やかな緑色が目を惹きます。茶道やお茶について,本でじっくり学ぶのも面白そうですね。


 次の巡回日は,6月13日(木)です!次回もぜひいずみ号をご利用ください。
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2019年5月14日火曜日

蔵本地区ブックハンティングを実施します:久米書店

学部学生,大学院生のみなさん!図書館には古い本しかない,定番の本しかないなどとあきらめていませんか。

ブックハンティングは,書店に並んでいる本の中から図書館においてほしい本を学生に選んでいただく企画です。

今回は蔵本キャンパス前の「久米書店」で開催します。 久米書店は大学の先生方も利用している医歯薬系の専門書店です。蔵本地区の学生さんの授業や課題解決,論文作成に使える本が必ずあります。店頭で選んでいただくだけで,最新図書もすぐに利用できるようになりますよ。

多くの方々のご参加をお待ちしております。



■日時・場所 
 久米書店(医大前店)
 2019年6月17日(月)~30日(日)
 久米書店営業時間内 
 (月~土)9:00~20:00,(日)10:00~20:00に自由参加
■対象者
 蔵本地区の学生
 ※人数制限はありません。また,期間中何度でも参加できます(1回につき10冊まで)
■実施方法
 図書館への事前申込みは不要です。
   久米書店で申込書に記入し,選んだ本を書店カウンターに預けてください。           ※図書館の所蔵と重複チェックを行い,貸出準備ができ次第,参加者に速報をお送りします。

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