2025年4月17日木曜日

My Recommendations No.188「からだの「衰え」は口から : 歯と健康の科学 : 健康寿命を左右する口のケアの最前線」

徳島大学名誉教授 吉本先生より、My Recommendationsコーナーに下記の図書をおすすめいただきました。

吉本先生、ありがとうございます。


からだの「衰え」は口から : 歯と健康の科学 : 健康寿命を左右する口のケアの最前線

水口 俊介 (著) 講談社 (2025/2/20)


それでは、お寄せいただいた書評をご紹介します。


口を大切にしていないと要介護となり、場合によっては命に関わるのだ。

「口腔の機能の健常な状態」と「口腔の機能低下」との境界域であるオーラルフレイルの新定義が示され、この場合は早期に気づいて適切な対応が必要だ。

さらに、口腔衛生状態不良、口腔乾燥、咬合力低下、舌口唇運動機能低下、低舌圧、咀嚼機能低下、嚥下機能低下のうち3項目以上あれば、新しい病名である「口腔機能低下症」と診断される。それぞれの項目の評価法が詳しく解説されている。

このほか、口腔ケアによる高齢者の肺炎予防、糖尿病と歯周病の関連、歯の欠損放置の危険性、理想的な噛み合せ、義歯の手入れ法、義歯安定剤使用時の注意点、義歯さえ入れれば栄養状態が上がるのではなく栄養指導が必要なことなどが示され、見逃されがちな口腔機能の重要性を再認識させてくれる。




  本日(4/17)より、蔵本分館1階ホール、My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。


                                                                                        YB


2025年4月16日水曜日

今月のいずみ号 令和7年(2025年)4月

4月15日(火)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。



雨が降ったり止んだりしていましたが、スタッフの皆さんはレインシューズまで完全防備で来てくださいました。

読書好きの熱心な利用者さんたちも、たくさん集まり、にぎわっていました。



いずみ号は外側だけでなく、中も本がぎっしりです。


次回は 令和7年5月16日(金)14:30 長井記念ホール前到着予定です。

是非、ご利用ください。


                              Y.B.

2025年4月14日月曜日

My Recommendations No.187「その医療情報は本当か」

徳島大学名誉教授 吉本先生より、My Recommendationsコーナーに下記の図書をおすすめいただきました。

吉本先生、ありがとうございます。


その医療情報は本当か

田近 亜蘭 (著) 集英社 (2024/10/17)


それでは、お寄せいただいた書評をご紹介します。


新型コロナウイルス感染症流行初期では、種々のメディアにより玉石混交の情報が示され、適切な情報の見極めが困難なことを経験した。また高血圧の基準が緩和されたとSNS等で拡散され、信じている患者も少なからず存在した。

健康を維持促進するために、情報にアクセスし理解・活用するための能力が、欧米と比べて日本人は低いという調査結果がある。情報を受動的に受け取る姿勢が強いためだ。情報を鵜呑みにせず、科学に裏付けされた信頼できる情報を選び取ることが大切だ。

さらに、美容注射などの医療広告の不適切例、トラブルに関する公的相談機関の紹介、健康食品やサプリメントの情報の見極め方なども示されており参考になる。

 


本日(4/14)より、蔵本分館1階ホール、My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。

                                                                                        YB

2025年4月2日水曜日

処分予定の雑誌について(ご自由にお持ち帰りください!)

 蔵本分館2階ブラウジングコーナーの雑誌は,毎年度末に保存期限の過ぎたものを処分しています。

今年も,処分対象となった雑誌を蔵本分館1階リフレッシュコーナーに置いていますので,どうぞご自由にお持ち帰りください。


なお,ここに置いてある雑誌以外に,処分対象の新聞もあります。

ご入用でしたらお気軽に職員までお声がけください。


                                   mt



2025年4月1日火曜日

第103回テーマ展示「レポート・論文執筆応援2025」展示のお知らせ[蔵本分館]

蔵本分館では第103回テーマ展示を1階ホールにて行っています。今回のテーマ展示では、「レポート・論文執筆応援」に関する本を紹介します。

初めてレポート・論文を書く人、今更「書き方」なんて聞けないという人も是非、図書館に頼ってください。レポートや論文は、形式に則った学術的文章です。

学びの中で体得した学問的な思考や方法を、表現するための手法を身につけましょう。

さらに展示のiPadでは、論文執筆に必要な参考文献の収集・管理ソフト「Mendeley機関版」を紹介しています。


展示期間は529日(木)までとなっています。

また、テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので、お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。

今まで行ったテーマ展示の一覧は

https://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/library/exhibit/theme

から見ることができます。

ぜひチェックしてみてください!

2025年3月18日火曜日

今月のいずみ号 令和7年(2025年)3月

本日、3月18日(火)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。

寒さのなかにも、春の気配を感じる頃となりました。


今月のテーマは、「衣替え」でした。


「リサイクル本」もあります。 返却しなくてもよい本です。


返却期限は、次回のいずみ号の巡回日までです。

次回は 令和7年4月15日(火)14:30 長井記念ホール前到着予定です。
是非、ご利用ください。
                              Y.B.



2025年2月28日金曜日

今月のいずみ号 令和7年(2025年)2月

2月20日(木)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日でした。

寒い中でも、たくさんの方達が集まって利用されていました。


今回の特集は「猫が主役?の物語」でした。


返却期限は、次回のいずみ号の巡回日までです。

次回は 令和7年3月18日(火)14:30 長井記念ホール前到着予定です。
是非、ご利用ください。
                              Y.B.

2025年2月7日金曜日

My Recommendations No.186「ベイズ流医療統計 : 結局ベイズって何ができるの?」

新潟医療福祉大学准教授・徳島大学歯学部歯学科卒業生(第7期生) 井上弘樹先生から著書を寄贈いただき、コメントもお寄せくださいました。

井上先生、ありがとうございます。


ベイズ流医療統計 : 結局ベイズって何ができるの?

井上弘樹(著) 診断と治療社 (2024/10/11)


では早速、コメントをご紹介します。


医療分野向けの、より実践的なベイズ統計の解説書です。特に難解なマルコフ連鎖モンテカルロ法の原理を従来にない平易な言葉で説明し、「なるほど、そうだったのか!」と納得の内容になっています。さらに、近年注目される最新のベイズ流アダプティブデザインにも踏み込み、臨床試験の柔軟な設計手法を紹介しています。「ベイズ流統計解析を用いた論文を読みたい」「モデリングに挑戦したい」…でもベイズ統計の既存の入門書では物足りず、と言って高度な専門書にはハードルを感じる…そんな臨床家や大学院生にとって待望の一冊です。





  本日(2/7)より、蔵本分館1階ホール、My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。

                                                                                        YB

2025年1月24日金曜日

My Recommendations No.185「透析を止めた日」

徳島大学名誉教授 吉本先生より、My Recommendationsコーナーに下記の図書をおすすめいただきました。

吉本先生、ありがとうございます。


透析を止めた日

堀川惠子 (著) 講談社 (2024/11/14)


それでは、お寄せいただいた書評をご紹介します。


血液透析から高齢の母親をドナーとする腎移植、さらに再透析への移行の過程や、終末期での腹水や足先痛による苦しみなど過酷な闘病生活が詳細に描かれている。「透析を維持できなくなった時、どう死ねばよいのか分からなかった」とは患者の妻である著者の弁だ。

東京都・公立福生病院で起きた事件の詳細、透析を離脱した患者の死は悲惨だが「緩和ケア」は受けられないこと、3%に過ぎない腹膜透析は死亡直前まで持続できる方法だが普及しない理由など、後半部分では透析をめぐる医療システムの問題点が詳らかにされている。

「信頼できるドクターと呼べる存在には、一度も巡り会うことが叶わなかった」と記されている。反面教師として学び、自分への戒めと捉えたい。




  本日(1/24)より、蔵本分館1階ホール、My Recommendationsコーナーに展示しております。ぜひ手に取ってご覧ください。

                                                                                        YB

2025年1月17日金曜日

今月のいずみ号 令和7年(2025年)1月

本日、1月17日(金)は、徳島市立図書館の移動図書館「いずみ号」の巡回日です。

年が明け、耐え難い寒さの日が続きます。冬の装いで皆さんが集まりました。

最大20冊まで借りられます。大きなマイバック持参でたくさん返却してたくさん借りて帰ります。


返却期限は、次回のいずみ号の巡回日までです。


今月の特集は「The定番!?」です。なつかしさいっぱいの本たちです。



次回は 令和7年2月20日(木)14:30 長井記念ホール前到着予定です。
是非、ご利用ください。
                              Y.B.

2025年1月10日金曜日

第102回テーマ展示「解剖学」展示のお知らせ[蔵本分館]

蔵本分館では第102回テーマ展示を1階ホールにて行っています。

今回は、口腔顎顔面形態学分野 教授 馬場 麻人先生に監修いただき、「解剖学」をテーマに関連書籍・雑誌を展示しています。馬場先生からいただいたコメントをご紹介します。

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「解剖学」は基本的には動植物体の構造をきわめる学問ですが、ときには「くるまのかいぼう」などと使われるように、対象物の構造(外部および内部)を理解することでもあります。もちろん、本テーマ展示では「人体解剖学」が念頭にありますが、これは「ヒトのからだの構造と機能、そして病態と予防・治療方法」を理解する上で最初のステップとなります。

さて、上のように書くと、解剖学の目指すものが「医療の対象としてのヒト」を理解するというように考えてしまうかもしれませんが、まずは「自分自身のこと」を知ると考えてみるのはどうでしょう。身体の表面から触れる構造(骨、筋、血管、神経)は多くあり、様々な身体活動はだれもが行っており、意外に「解剖学」や「生理学」は身近なこと、もっと言えば自分自身のことなのです。このように「自身の身体」という意識で「解剖学」を学び、それをベースに「生理学」へと繋げていくのが理解の近道かと考えます。

また、同じような身体の諸器官でも他の動物との相違を考えることでヒトの構造の特殊性を意識できることもありますので、そのような本も取り上げてみました。

みなさん、是非「自身の身体」を楽しんでください。

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皆さんも、この機会に「解剖学」について学んでみませんか?

テーマ展示のiPadでは、「日本解剖学会」、「歯科基礎医学会」、「人体解剖と骨のミュージアム」のホームページを紹介しています。

展示期間は331日(月)までとなっています。皆さんのご利用、お待ちしております。

また、テーマ展示コーナーではご意見やリクエストを募集しています。今後の展示の参考にさせていただきますので、お立ち寄りの際には是非コメントをお寄せください。 

今まで行ったテーマ展示の一覧は

https://www.lib.tokushima-u.ac.jp/siryou/theme/index.html

から見ることができます。

ぜひチェックしてみてください!