2015年3月31日火曜日

桜が見ごろです。

春は出会いと別れの季節です。

明日から始まる新年度に向けて蔵本分館では、たくさんの出会いを準備しています。

◎4月7日(火)18:00から蔵本分館1階ラーニング・コモンズでは、【新歓プレゼン大会】があります。
どんなサークルのプレゼンが聞けるか、新入生でなくても楽しみです。

◎4月8日(水)と4月9日(木)15:00~19:20には、生協学生委員会による履修相談会を開催します。場所は蔵本分館1階ラーニング・コモンズです。

図書館ですので、もちろん本との出会いもあります。4月1日から第36回テーマ展示「ライフサイエンスのための物理化学」も始まります。











新入生も春休みが終わった上級生も今から見ごろの閲覧室前の桜を見に来ませんか。
新たなメンバーも加わって職員一同お待ちしております。

蔵本キャンパスのみなさまお世話になりました。last k

アプリでStudy!(「Molecules」と「Merck PSE HD」)

明日から第36回テーマ展示「ライフサイエンスのための物理化学」が始まります。
一足早く,展示予定のアプリをご紹介します。

まず1つ目は「Molecules」です!
(iPhone,iPadに対応した無料アプリです。価格は記事掲載当時のものですので,購入時に必ず各自でご確認ください)

以前にもご紹介したことのある,分子模型の回転が見られるアプリです。
回転を止めたり,ボールの色で原子を確認できたり,表示形式の変更も可能です。
初期設定ですでにいくつかの分子が登録されていますが,せっかくなのでお気に入りの分子を登録してみました。



動き続けているのをじっと見ていると少し酔ってきました。
回転を止めても,指一本で思い通りに角度を変えられるのがタッチパネルのいいところですよね。

期間中はコーナーのiPadで日替わりで展示していますので,ぜひ皆さんもお試しください。

もっと詳しく知りたい方はこちらのブログ記事へどうぞ!
http://tokudaibunkan.blogspot.jp/2013/04/molecules.html

そして2つ目は「Merck PSE HD」です!
(iPhone,iPad,Android対応の無料アプリです。価格は記事掲載当時のものですので,購入時に必ず各自でご確認ください)

物理化学分野の図書を手に取ると,見返しによくついている元素周期表。元素周期表アプリは無料でもいろいろありますが,メルク (ドイツ)が提供する元素周期表アプリ「Merck PSE HD」は,内容の充実度ではかなりのものではないでしょうか。



基本情報,検索や分類はもちろんのこと,様々な原子特性や,一目で分かる沸点・融点,さらにはモル質量計算機能や用語集までついています。


"Discovery"で発見者の肖像が表示されるところなんかは,遊び心ありますよね。お顔を見ているだけで何世紀頃の発見か,だいたい分かりそうです。

機能は充実ですが,インターフェイスは簡潔で,直感的に操作できます。
こちらも,ぜひ実際に体験していただきたいアプリです。

蔵本分館1階ホールで明日より展示スタートです。皆さんのご利用お待ちしています!
sm

2015年3月30日月曜日

ホームページに「My Recommendations」「My Thesis」のコーナーができました!

先ほどの記事を見て「おや?」と思われた方,あなたは図書館通です!
なんと本日から,当ブログの人気コーナー,「My Recommendations」と「My Thesis」が,図書館のホームページでも見られるようになりました!

上の図のように, トップページに「My Recommendations」と「My Thesis」バナーができています。
クリックすると,例えば「My Thesis」だとこれまでの内容を一覧することができます。

ブログに掲載するたびにこちらのページも更新しますので,どうぞご利用ください!
(KY)

「学内セミナー・講演会映像ライブラリー」始めました!

蔵本分館では、学内で開催されたセミナーや講演会の映像配信を始めました。
自主的な学習や、内容の振り返りにご活用ください。

図書館ホームページの「学内セミナー・講演会映像ライブラリー」のバナーから,どうぞご利用ください。






(KY)

2015年3月27日金曜日

「My Thesis(私の学位論文)」歯科放射線学分野 誉田 栄一先生

歯科放射線学分野教授 誉田 栄一先生がMy Thesis(私の学位論文)の紹介文をお送りくださいました。
誉田先生,ありがとうございました。

紹介文の全文は,下のリンクまたはタイトル部分の画像をクリックするとお読みいただけます。
ぜひご覧ください。

「My Thesis(私の学位論文)」ヘルスバイオサイエンス研究部歯科放射線学分野教授 誉田 栄一

http://klib.lib.tokushima-u.ac.jp/study-support/my_thesis/dent/2014/my_thesis_dent_honda-20150327.pdf


※My Thesis(私の学位論文)これまでの紹介文など関連記事は,ラベル「My Thesis」からどうぞ! 
(KY)

2015年3月26日木曜日

はじめてのMendeley(30) Visual CSL Editorで引用スタイルを編集

今回はいよいよVisual CSL Editorで引用スタイルを編集してみたいと思います。
まず,簡単にこれまでの復習です。
  1. 自分が書いている論文の引用文献や参考文献として,Mendeleyで管理している文献の情報を入れられます。
  2. 引用スタイルはたくさん登録されているので,自分が投稿したい雑誌のスタイルを選びましょう。
     ※「はじめてのMendeley(23)引用文献のスタイルを変えてみよう」を参考にしてください。
  3. もし,探しているスタイルがない場合は,同じ形式を採用しているスタイルを探すこともできます。
     ※「はじめてのMendeley(24) 好みの引用文献スタイルを見つけるには(1)」を参考にしてください。
同じスタイルが見つからない,似ているけどちょっと変えたい場合は,自分でスタイルを編集することができます。
今回は下の図のように,SIST02のスタイルで参考文献の番号が(1)や(2)となっているのを,1)や2)のようにしてみましょう。


Visual CSL Editorの編集画面です(もし,この画面の出し方が分からない時は「はじめてのMendeley(23)引用文献のスタイルを変えてみよう」を見てくださいね)。

(1)「参考文献」なので,左側の赤枠で囲っている"Bibliography"の部分が関係ありそうですね。
そして,番号の編集なので,"citation-number(variable)"が関係ありそうです。
クリックしてみます。

(2)右側に,番号の編集に関するメニューが現れます。
カッコを変えたいので, 赤枠で囲った"prefix"という項目のカッコを消します。
すると下の図のようになります。

番号の形式が変わったことが,分かりますでしょうか?
これで修正は終了です。
画面左上に,”Style"というメニューがあり,そこでスタイルを保存することができます。

なお,編集画面は別名で開いてくれているので,もともとあったSIST02を上書きするということはありません。ご安心ください(^^)

関連記事:はじめてのMendeley(35) Mendeley CSL Editor利用ガイドのご紹介 

次の記事:はじめてのMendeley(31) Android版が公開されました

※「はじめてのMendeley」記事一覧は
「はじめてのMendeley」連載記事をまとめました
 からどうぞ!

(KY) 

2015年3月25日水曜日

文芸コーナーの図書を入れ替えました(4月分)

早いもので,3月も残すところあと数日となりました。
毎月恒例,蔵本文芸コーナーの図書を入れ替えましたのでお知らせします。

蔵本分館の蔵書は生命科学系の図書が中心なので,文芸コーナーへの取寄せはできるだけバラエティに富んだ選書を心がけています。
今回は映画の原作,世界遺産関係,猫の本などが並びました。

文芸コーナー図書リスト(4月分)

本館からこういう本を取寄せてほしい,というご要望がありましたら,ぜひご意見お寄せくださいね。
お待ちしてます!
 

                                                                                                                              sm

2015年3月24日火曜日

「My Thesis(私の学位論文)」歯周歯内治療学分野 永田 俊彦先生

歯周歯内治療学分野教授 永田 俊彦先生がMy Thesis(私の学位論文)の紹介文をお送りくださいました。
永田先生,ありがとうございました。

紹介文の全文は,下のリンクまたはタイトル部分の画像をクリックするとお読みいただけます。
ぜひご覧ください。
「My Thesis(私の学位論文)」ヘルスバイオサイエンス研究部歯周歯内治療学分野教授 永田 俊彦

http://klib.lib.tokushima-u.ac.jp/study-support/my_thesis/dent/2014/my_thesis_dent_nagata-20150323.pdf








※My Thesis(私の学位論文)これまでの紹介文など関連記事は,ラベル「My Thesis」からどうぞ!

(KY)

2015年3月23日月曜日

ご卒業おめでとうございます!

本日はよいお天気にも恵まれ,平成26年度徳島大学卒業式・修了式が行われました。
卒業生・修了生の皆様,おめでとうございます。

進学・就職等でお引越しの予定がある方,お忙しいとは思いますが荷物の中に図書館の本が紛れ込んでいないか,ご確認ください。
貸出図書がまだお手元にあるという方,図書館は閉館後でもブックポストへの返却が可能です。
忘れずご返却くださいね。

閉館と言えば,蔵本分館は本日より17時閉館です。

時間外特別利用を申請している方以外は,17時以降利用はできません。ご注意ください。
4月6日からは通常通り,21時まで利用できます。

                                

蔵本分館の開館カレンダーは,こちらからご覧ください。
http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/cgi-bin/calendar/schedul.cgi?bas=on
春休みも蔵本分館をどうぞよろしく願いします!

                                                      sm

2015年3月20日金曜日

新入生にすすめる私のこの一冊

「新入生にすすめる私のこの一冊」2015年版が届きました!
これは,徳島大学教職員の方々からお寄せいただいた,新入生に読んでもらいたいおすすめの本の紹介文をまとめて掲載したものです。
2014年版が蔵本分館1階ホールに展示してありますので,ご存じの方も多いと思いますが,内容を
バージョンアップして2015年版が登場です。


もうひとつ,写真に写っている春らしい表紙のパンフレットは「つねくら図書館ガイド」です。
図書館利用方法をコンパクトにまとめたもので,新入生にお知らせしたい情報がぎゅっとつまっています。

図書館でも新入生を迎える準備が着々と進んでいます。
もちろん,新入生の方だけでなく在校生の皆さんも,ぜひ手に取ってご覧ください!
                                                      sm

2015年3月19日木曜日

第35回テーマ展示「放射線安全管理」 好評開催中です

第35回テーマ展示「放射線安全管理」が始まり,2週間が過ぎました。

三好先生に推薦いただいた図書も続々到着し,とてもにぎやかです。
「NEW!!」というPOPのついているものが新しく入った図書なのですが,もうPOPが足りません!

今回はご紹介するアプリも3種類 ,三好先生ご本人による展示解説など,その日によってBIG PADのコンテンツも変わります。
以前ご覧になったという方も,チェックしてみてくださいね。
ちなみに今日は「電子法令検索」を展示中です。

新着図書充実,コンテンツいろいろBIG PAD。
蔵本分館1階ホール,テーマ展示コーナーにぜひ足をお運びください!


                                                      sm

2015年3月18日水曜日

開館カレンダーができあがりました。

4月からの開館カレンダーが刷り上がりました。
携帯に便利なカードサイズのカレンダーをカウンターで配付しています。

ゴールデンウィークや夏休みなど開館時間を短縮している日もこれ1枚でよく分かります。

図書館の利用案内も刷り上がり、新学期を迎える準備が整っています。


今週は床のワックスがけやタイルカーペットのシミ抜きもしています。
(2階は、飲食禁止です。どうか守って汚さないでください。)
しみ抜きのため予備のカーペットを敷いています。


2015年3月17日火曜日

4ステップでできる!分野別のインパクトファクターランキングを出す方法

雑誌のインパクトファクターを調べられるツール!といえば,トムソン・ロイター社のJournal Citation Reports(JCR)ですね。
これまで当ブログではアクセス方法について何度かお伝えしてきましたが,肝心の「インパクトファクターはどうやって出すの?」についてはご説明できていなかった気がします。

今回は分野別にインパクトファクターのランキングを出す方法をご説明します。
ログインも入れて,手順はたったの4つです!
ぜひお試しください!!


(1)http://www.lib.tokushima-u.ac.jp/database/databases.html#wos
からWeb of Scienceにログインします(学内のみ。なお一度学内ネットワークから接続しアカウント登録をしていただくと,学外からでもアカウントを記入すればご利用いただけます。)

(2)画面上部「Journal Citation Reports」タブをクリックします


(3)「Select Categories」で分野を選びます


(4)Submitボタンクリックで,選択した分野の雑誌がインパクトファクター順に表示されます

 
先月,トムソン・ロイターから新しいマニュアルも公開されていますので,そちらもご参考ください。
クイック・リファレンス・カード~インパクトファクターの調べ方(2015年2月更新)

関連記事(1):雑誌のインパクトファクターが調べられるJCR,2013年版がリリース (2014年8月6日)
関連記事(2)(補足説明)JCR2013年版リリースについて (2014年8月11日)

2015年3月16日月曜日

「My Thesis(私の学位論文)」口腔保健衛生学分野 日野出 大輔先生

口腔保健衛生学分野教授 日野出 大輔先生がMy Thesis(私の学位論文)の紹介文をお送りくださいました。
日野出先生,ありがとうございました。

紹介文の全文は,下のリンクまたはタイトル部分の画像をクリックするとお読みいただけます。
ぜひご覧ください。

「My Thesis(私の学位論文)」ヘルスバイオサイエンス研究部口腔保健衛生学分野教授 日野出 大輔

http://klib.lib.tokushima-u.ac.jp/study-support/my_thesis/dent/2014/my_thesis_dent_hinode-20150316.pdf


※My Thesis(私の学位論文)これまでの紹介文など関連記事は,ラベル「My Thesis」からどうぞ!

(KY)

2015年3月13日金曜日

「My Thesis(私の学位論文)」製剤設計薬学分野 斎藤 博幸先生

製剤設計薬学分野教授 斎藤 博幸先生がMy Thesis(私の学位論文)の紹介文をお送りくださいました。
斎藤先生,ありがとうございました。

紹介文の全文は,下のリンクまたはタイトル部分の画像をクリックするとお読みいただけます。
ぜひご覧ください。

「My Thesis(私の学位論文)」ヘルスバイオサイエンス研究部製剤設計薬学分野教授 斎藤 博幸

http://klib.lib.tokushima-u.ac.jp/study-support/my_thesis/ph/2014/my_thesis_ph_saito-20150312.pdf

※My Thesis(私の学位論文)これまでの紹介文など関連記事は,ラベル「My Thesis」からどうぞ!

(KY)

「My Thesis(私の学位論文)」口腔分子生理学分野 吉村 弘先生

口腔分子生理学分野教授 吉村 弘先生がMy Thesis(私の学位論文)の紹介文をお送りくださいました。
吉村先生,ありがとうございました。

紹介文の全文は,下のリンクまたはタイトル部分の画像をクリックするとお読みいただけます。
ぜひご覧ください。

「My Thesis(私の学位論文)」ヘルスバイオサイエンス研究部口腔分子生理学分野教授 吉村 弘

http://klib.lib.tokushima-u.ac.jp/study-support/my_thesis/dent/2014/my_thesis_dent_yoshimura-20150312.pdf

※My Thesis(私の学位論文)これまでの紹介文など関連記事は,ラベル「My Thesis」からどうぞ!

(KY)

My Recommendations No.51 「囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論」

口腔分子生理学分野教授,吉村弘先生が下記図書をご推薦くださいました。
吉村先生,ありがとうございました。

「囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論」
(ウィリアム・パウンドストーン / 青土社)

では早速,書評をご紹介します。

この本はゲーム理論の発展に大きく寄与した天才数学者フォン・ノイマンの軌跡を紹介しつつ、ゲーム理論の一例であるところの「囚人のジレンマ」に焦点を当てて、それが人類の意思決定の本質と大きくかかわるであろうことを記述したものである。
ゲーム理論とは、利害の必ずしも一致しない状況における合理的意思決定に関する理論で、数学的解析により行動の最適解を求める応用数学の一分野である。一方、囚人のジレンマとは、ゲーム理論をわかりやすく示す一つの図式で、2人の囚人を例に挙げて、お互いに協調した方が両者にとっては最大の利益が得られるのに、相手が裏切るのではないかという可能性を捨てきれず結局は協調できないという状態に陥ることである。
一見、心理学のようであるが、人がこのような行動をとる理由を数学的に証明したもので、自然科学のみならず、経済学、心理学、政治学などの社会科学にも応用されている。このことを理解するには数学の専門的知識を要するが、本書では数式を使わず、この囚人のジレンマが意味するところを様々な角度から論じている。
冒頭からいきなり川を渡る男と妻と母親に危機が迫り、究極の選択を迫られるという描写から始まる。350ページの分量であるが、小気味好いテンポの展開に引き込まれ、一気に読むことが出来る。
この本が書かれたのは、米ソ冷戦時代で、核兵器開発を通した国家間の利害も囚人のジレンマに陥る。合理的行動が裏切りであるという結論に達するなら、我々に未来はないのかと思わせてしまうが、この本の最後で、「囚人のジレンマに対する唯一の満足いく解決策は、囚人のジレンマを避けることなのだ。」と書かれている。この一文のためにフォン・ノイマンの考えるゲーム理論が存在すると言っても過言ではない。ただ注意しなければならないのは、対立は必ず存在するからこそ協調も存在し、ゲーム理論は最終的に協調が正しいということを証明したものではない。だからゲーム理論という思考を楽しむことが出来るのではないだろうか。

「囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論」は本日よりMy Recommendationsコーナーに展示中です。
みなさんのご利用,お待ちしております!

                                                                                                                              sm

2015年3月12日木曜日

【テーマ展示 放射線安全管理】監修の三好先生による展示解説が見られます!

好評開催中のテーマ展示「放射線安全管理」。
監修のアイソトープ総合センター長 三好弘一先生が,展示の解説をしてくださいました!
展示コーナーのBIG PADで配信していますので,ぜひご覧ください!

ご自分のパソコンやタブレットでじっくりご覧になりたい方は,図書館ホームページ内のテーマ展示のページで公開していますのでぜひご利用ください。
http://klib.lib.tokushima-u.ac.jp/study-support/class/2014/miyoshi-ri-20150304.mp4


 ※動画の中でお話くださっている,アイソトープ総合センターの「マンスリー放射線講座」は,3月20日(金)が今年度の最終回「放射線防護のはなし」です。ご興味のある方はセンターのお知らせをチェックしてみてくださいね。
http://ric6.ri.tokushima-u.ac.jp/RIRC.html

(KY)

花便り (3) 蜂須賀桜


真冬並の寒波が一昨日より居座っていますが、今日は少し暖かくなりました。
今、徳島生まれの蜂須賀桜が県内のあちらこちらで満開を迎えています。
春の訪れを告げるように咲いています。
ソメイヨシノより少し濃いさくら色で、近くによるほど色鮮やかで、
美しい可憐な花です。

蜂須賀桜が散る頃、出番を待っていた、しだれ桜やソメイヨシノが開花します。
花見はもう少し辛抱しましょう。

 

ハチスカザクラ-Wikipedia より

 沖縄系のカンヒザクラとヤマザクラの一代自然交配雑種のカンザクラで、江戸時代まで
徳島城御殿にあった。蜂須賀の名称は、当時徳島藩を治めていた蜂須賀氏に由来する。
廃藩置県に伴い最後の徳島藩主となった蜂須賀茂韶が、重臣で原田家(国の登録有形文
化財)当主の原田一平に託したとされている。
 
 
 
3.12 西部公園























ms
 

2015年3月11日水曜日

節電中です

3月に入り,入館者数も少なくなってまいりました。
蔵本分館では節電のため,南学習室の照明とエアコンを消しております。

席に余裕がありますので,他の閲覧室での学習にご協力いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

(KY)

2015年3月10日火曜日

My Recommendations No.50 「ハラスのいた日々」

薬品分析学分野教授,田中秀治先生が下記図書をご推薦くださいました。
田中先生,ありがとうございました。

「ハラスのいた日々」
(中野孝次 / 文藝春秋)

本書は,ペット(特に犬)を飼ったことがある,あるいは今飼っているという人にお薦めしたい。
この世に無数に存在している生命(いのち)の中から,偶然か必然か,それとも運命的な出会いか,ただ一つが自分にとってかけがえのない存在になり,時を共有する。そして…やがて悲しい別れの日がやってくる。
犬を飼ったことがある人なら,涙なしには読めないであろう。(サン・テグジュペリ「星の王子さま」のキツネも同様のことを言っているが)人であれ動物であれ,その相手に尽くした「時間」こそが,その存在をこの世でただ一つの大切なものにさせるのだと思う。

書評とともに,愛犬との思い出をつづった手記をお寄せくださいましたのでご紹介します。

トロ
 あれは16歳のときの冬の日だった。通っていた豊中高校から自転車で帰宅すると,母が出てきて「野良犬が入ってきて,ホースで水をかけても出ていかへん」と言った。庭に回ると,ブロック塀際に薄汚れた白い犬がいた。雌犬だった。家の外に追い出したものの,犬は日暮れになっても門の外に座っており,そこから離れようとはしなかった。すがるようなその目を見たとき,私は7年近く前に死んだ「エリ」という名のスピッツを思い出した。何だかエリが生まれ変わって訪ねてきてくれたように思えた。夜になって母が急に熱を出した。このことさえエリの生まれ変わりに水をかけたバチが当たったように感じられた。私は犬を門の内へと迎え入れ,牛乳と焼き鯖を与えた。空腹だったのか,犬はピチャピチャと音を立ててあっという間に牛乳を飲み干し,鯖を平らげた。その時から彼女は家族の一員になった。鳴きもせず,とろ〜とした感じなので,名前は「トロ」にした - 飼い犬になると彼女は豹変し,敏捷でうるさい犬になった。夜中に近所迷惑なほどけたたましく吠えるので,夜は家の中に入れることになった。
 私はトロを溺愛した。トロと毎日散歩するため自宅から通える大学をと思い,京都大学をめざした。大学に入学し,夕陽を受けながらトロと走った春の小径の情景は,私の人生において最も幸福なシーンの一つとして今も胸に焼きついている。本当に自由で幸せな日々だった(今も幸せだと思うが,さまざまな束縛の中で生きざるを得ない)。野良犬として成長したトロは犬小屋には入ろうとせず,庭木の根元に窪みを掘り,そこで休んだ。散歩中にコオロギを見つけると,すばやく口に入れ,満足げに食べた。夜の河川敷で鎖をはずして一瞬目を離した隙に行方不明になったり(1週間後戻ってきた),散歩中に殺鼠剤を食べたのか死にかけたり,出会い頭に土佐犬に噛みつかれてしまったりと,苦い思い出もある − これらのこともあって,後に私が結婚し子供に恵まれたとき,幼な子からは一瞬たりとも目を離さないよう気をつけたし,周囲にも注意を払った。
 悲しいことに,犬の時間は人間のそれよりもはるかに疾く過ぎ去ってゆく。元気に走り回っていたトロも,次第に足腰が衰え,瞳には濁りが生じ始めた。散歩しているときも,「この季節をトロと過ごせるのは今年が最後なのかな」などと考えるようになり,とても哀しかった。27歳のとき,指導教官の転出や教授の退官による教室の変遷の中で自分の存在意義が見いだせなくなっていた私は,大学院を中退し,お誘いいただいた下村 滋 先生(現 名誉教授)がいらっしゃる徳島へと渡ることを決意した。トロには言葉として伝えることができず,心の中でただ詫びるほかなかった。それでもトロは私が婚約する直前まで大阪で生きていてくれた。今は宝塚動物霊園にいる。
 私は,人生には不思議な巡り合わせというものがあると思う。不思議ではあるものの,それは偶然ではなく,因縁というか必然というか,そういうものであるように思う。だから「人との出会いや御縁を大切に」とか「誠実に生きなさい」とか,説教がましいことをここで言う気はなく(書いてしまった...),トロに限って言えば,トロは本当は犬ではなく,大学受験,就職,そして結婚へと至る人生の最も多感で大切な時期において,私の心の支えとして神様が授けて下さった宝物だと信じている。いつの日か,白い野良犬が私の家を訪ねてきて決して立ち去ろうとはしなかったなら,それはきっとトロの生まれ変わりだと思う。その目を見れば,その匂いを感じたなら,私にはそれがトロだとすぐにわかるはずである。でも,トロがいなくなってから18年も経ったのに,まだトロは現れない。今度トロに会えるのは,この世ではなくあの世なのかもしれない。

 (第23回蔵本祭パンフレット学内寄稿(2007)より)

 手記を書かれた当時からさらに月日は経ち,トロがいなくなってから25年半とうかがいましたが,
先生の中のトロという存在は,一緒に過ごした時と何一つ変わらず心の中にいるのだと感じます。

人でも犬でも,一つの命として真剣に向き合う時,かけがえのない絆が生まれるのですね。
そんな出会いを大切にしたいと素直に思えるお話でした。

「ハラスのいた日々」蔵本分館1階,My Recommendationsコーナーに展示中です。
ぜひ手に取ってご覧ください!


                                                      sm